桜蘭高校ホスト部 第26話

第26話「これが俺たちの桜蘭祭」



クライマックス、EDテーマに乗せた馬車疾走の場面が良かったです。



桜蘭祭2日目。

全く顔を出さない環。

一般客への接客を続ける部員達だが・・・・。



エクレールに対して、

恋人じゃないけど、関係ない人ではないと言い切ったハルヒが強気で良い。



これでノルマ達成、ホスト部を去ってもよいと鏡夜に言われたハルヒが呆然とする。

部活が強制で無くなった時、自分はどうするのかまで、考えてなかった?

無くしそうになった時、初めて気づく。

部を辞めたくない、本当はホスト部が好きだという気持ちを自覚させられた瞬間。



ホスト部活動をバカにする鏡夜の父に、ここでもハルヒがはっきり言ってくれました。

鏡夜先輩がやっている事は立派だと。

目を見張る鏡夜。ハルヒがそんな風に理解していてくれたとは、意外だった?

父親もそんなハルヒに興味を持ったかも。



買収されそうな会社というのは、本来、父親が鏡夜に譲る予定だったもの?

三男の才能と努力をちゃんと評価していたんですね。



パレードの直前、真相を知るホスト部部員達。

追いかけて環を止めようとする一行に、まだ戸惑っている様子のハルヒ

須王のプライベートポリスvsハニ・モリ先輩コンビ。

この二人のアクションでの活躍が好き。



環を頼むと、ハルヒの背中押す鏡夜がいいな。

馬車から落ちた光の苦悩。

そして、回想するハルヒ父の言葉。

ためらってはダメだと・・・。

ここで、よくやく決心するんですね、ハルヒ



いつも追われる立場だったハルヒが、今は躊躇する事なく、まっすぐ環を追いかける!

ホスト部が無くなり、環が去って、ようやく本当に大切なモノが見えてきたかな?



戻ってきてください!の言葉に、環がためらう。

自分が部員に迷惑をかけていると。

いつもみんなの心を開かせてきた環。

閉ざしかけていた環の心を、今度は逆にハルヒが開く、この展開が素敵。



止めようとするエクレールの悲しげな表情。

この人も本当は寂しかった?

環のありがとうの言葉と、本当の優しい笑顔に、涙がこぼれる。



環の事を聞かされていた・・と言う事は、

環母、エクレールの屋敷に居たのか・・・。



空中ダイブのシーン。

手を取り合って、見つめ合う二人。

抱きしめる環に、目を閉じて身を委ねたハルヒ

セリフは無いけど、二人の関係が上手く表現されていて良い!



”好き”と言う言葉は、結局最後まで双方の口から出ることは無かったけど、

それでもハッピーエンドになっていて良かったです。

お互い、自覚は無くても、気持ちがちゃんと繋がってますよね♪



最後の舞踏会シーン、EDテロップが流れる中、

環父と鏡夜父の会話が。これを最後に持ってくる演出も流石。



継ぐ予定だった会社を、エクレールより先に買収し、

尚かつ、経営権を残したのは・・・要らないという事?

兄たちを出し抜いて後継者になる事よりも、大切なモノを見つけられたのは、環のおかげ?

確かに鏡夜なら、自分で会社設立し、父親を凌ぐ大企業に育てる事も可能かも。

そう考えれば、わざわざ後継者になる必要ないですよね。

ハルヒを息子の嫁に・・・と言う父達の会話も和やか。



舞踏会、環より先にハルヒの手を取って意地悪するのが鏡夜らしい。

そして、ちゃんと最後は環に渡すんですね。

花火をバックに、いい雰囲気な二人。



二人とも、恋愛に関してまだ一歩及ばない関係のまま終わってしまったけど、

これはこれで爽やかな終わり方で良かったです。



・・・もし続編やるなら、今度はアニメオリジナルで、二人の関係にちゃんと決着つけられるかな?