桜蘭高校ホスト部 第20話


第20話「双子があけた扉」



今回は珍しく重いお話。

双子がホスト部に入る経緯が描かれてます。



この話は原作で読みました。

いくつか追加されたパートがありますね。



見分けて貰えなかった幼少時代。

その後の、世話係のお姉さんの話はアニメオリジナル?

双子がひねくれて育ってしまった理由を、より明確にしてます。

耳当てて金庫のダイヤル回し。古風な泥棒だな。

双子に媚びを売らなかった美人なメイドさんがかっこいい。



ゲームをせずに双子を裏切ったお姉さんの衝撃の言葉。

見分けてくれる人なんて居ないかもしれないと。

厳しい裏社会で生きてきた彼女だから、ズバリ言ってしまったんだろうけど。

子供心に深く傷ついた二人は、二人だけの世界に閉じこもってしまう・・・。



暗い雰囲気が続く中、ついに環登場!

自分が有名だと知って、ナルシストモード全開!!

この頃からこんなだったんだ、環。(笑)



そんな環のおバカパワーにも動じず、追い払おうとする双子が、いつものゲームを持ちかける。

一瞬怯んでいるように見えた環だが、その後はしつこくゲームを挑み続けます!

心閉ざした相手でも積極的にアプローチできるのは、環の良い所ですよね。



教室に帰ってきた環が鏡夜にグチをこぼす。

この頃から同級生で、既に仲良かったんだ。

鏡夜の読んでいる本がなぜか「人間失格」と「斜陽」。



他の生徒ではなく、常陸院の二人でなきゃだめだと言う環。

その理由は、双子が”俺たちの仲間”だから。

自分たちと同じ存在・・・?

どうやって環がそれを見抜いたのかも謎ですが。

ホスト部部員の共通点って・・・・。

よく分からないけど、それぞれに問題を抱えていて、

ホスト部立ち上げた事で一皮むけた人達ですよね。



殿のニックネームはこの時から。

想像シーンの、白塗りバカ殿衣装の環が凄い。(爆)



環の存在が気になり始めると、今度は逆に自分たちが傷つく事を恐れて、環を遠ざけようとする。

天の邪鬼だな。

環が本妻の子じゃない事が明かされました。

母親は行方不明??

その事実が公にされる事を恐れる環ではないと思うけど・・・。

こういう拒絶のされ方は流石に辛い。



いつものようにラブレターくれた女の子いじめて遊んでる双子の前に環が。

初めて正解を当てた環。

理由は”カン”って、納得いく答えではないのですが・・・。

矛盾しているのがお前らだ、それが個性だと、ひねくれ者な二人の存在を認める発言を。

二人が実は見分けて欲しがっている事を言い当てた環がいいな。

自分には無理だが、いつか見分けてくれる人に出会う為にも、ホスト部で世界を広げようと。



原作の方でも、結局環は明確な正解を言い当てる事は出来ないけど、

代わりに延長戦を申し出る環のねばり強さが印象的でした。

アニメ版にはなし?



やがてホスト部に集う面々が、各々の思いを抱いて空を見上げる。

メイドが言った言葉を覆す、二人を見分ける初めての存在となったハルヒ

その出会いが、この後に控えてる訳ですね。

ハルヒの存在は、光と馨にとって、とても意味のある大事な事だったんだな。



環の言葉に”ちょっとだけ”感動した双子が、ついに始業式の放課後、

第三音楽室の扉を開ける。

同時に、二人が世界の扉を開く瞬間と重ね合わせた演出です。

最後に、二つの意味を込めて、サブタイトルが登場。

これも異例な演出でした。