遊戯王VRAINS  第5話

第5話「鳴動のスリーカウント

続くGo鬼塚とのデュエル。

先にリンク召喚を決めた鬼塚が優勢にデュエルを進める。



グレート・オーガの攻撃力を上げていく鬼塚。

プレイメーカーは、攻撃力変化を無効にするトラップを伏せながら、

最も効果的な場面でこれを使わず、攻撃を受けてLPは残り100に。

一見、ミスプレイかと思われたが。



特殊召喚したビットロンを使い、リンク・スパイダーをリンク召喚。

スキル、ストームアクセスを発動させ、新たなモンスターを手に入れる。

このスキルを使う為に、あえて鬼塚の攻撃を受けてLPを僅かに残したのだ。



リンク・バンパーをリンク召喚、続いてハニーボットを、

更に続けて、デコード・トーカーをリンク召喚する。



特殊召喚で場に戻ったハニーボットの効果で、デコード・トーカーはバトルでは破壊されず。

リンク・バンパーの効果で三回の攻撃が可能に。

同じくグレート・オーガも、リンク先のモンスターを破壊する事で自身は破壊されない。

三回目のデコード・トーカーの攻撃で、リンク先のモンスターを使い果たしたグレート・オーガは復活できず。

装備魔法の効果ダメージで鬼塚は敗北するが、子供達に笑顔で迎え入れられた。







「ヤバイよヤバイよ!」と騒ぐAiに「狼狽えるな!」「慌てるな!」と一喝するプレイメーカー。

人間のデュエリストの方がメンタルが強く、ZEXALの遊馬とアストラルとは逆な感じですね。



草薙が用意した抜け穴が現れるが、これをスルーするプレイメーカー。



「デュエルを受けた以上、逃げる事はできない。」

「俺がデュエルを続けるのには三つの理由がある。

 一つ、やつは自分のあらゆる技術とタクティクスを使い、

 観客や、そして、敵である俺を楽しませようとしている。」

「二つ、奴には絶対にこのデュエルに勝とうという執念がある。」

「三つ、その結果、俺は奴のデュエルを最後まで受けて立ちたくなった。」



いくら復讐の為にデュエルしているとは言え、デュエリストとしての誇りもちゃんとあるようです。

そして、鬼塚の信念のデュエルに「最後まで受けて立ちたくなった」。

対戦相手を楽しませ、デュエルを続けたくなるような、

そういうデュエルができるデュエリストなんですね、Go鬼塚は。



敗北した直後、豪華に笑って見せた鬼塚。

鬼塚自身もデュエルは楽しめた様です。

プレイメーカーだって、相手を楽しませるデュエルができる。



 Ai 「楽しませることと必ず勝つことは矛盾している。」

 プレイメーカー 「そうだ。だが、その矛盾が融合する時、

          決して合理性からは導き出せない境地が見えてくる。」



観客も対戦相手も楽しませるデュエル、と言うと、前作ARC-Vのエンタメデュエルを思い出します。



デュエルを終えて戻ってきた遊作に、なぜすぐログアウトしなかった?と渋い顔の草薙。

もう少しあいつとデュエルを楽しみたくなったと答える遊作。

ハノイとの戦いに行き詰まった時、(鬼塚と)一緒にやれたらなぁ、と草薙は言うが、

遊作は、命がけの戦いにアイツを巻き込みたくない、と。



第1話で、遊作もデュエルを楽しめたら、と言っていた草薙からすると、今回のデュエルは喜ばしいはずですが。

一方で、この先の戦いで強敵に苦戦する可能性と、仲間の必要性をきちんと考えている。

草薙は遊作の事をいろいろ心配してくれているようです。

遊作は逆に、復讐の為の個人的なこの戦い、命がけの危険なデュエルに、

他の誰かを巻き込みたくないとは、優しい。けどストイックですね。



私達のヒーローはGo鬼塚よ!と言ってくれた子供達。

鬼塚の敗北に泣き出しちゃう子もいました。

子供達の心を奪ったプレイメーカーへの嫉妬から始まったデュエルでしたが、

信念を貫く熱いデュエルは、ちゃんと子供達にも伝わったようで、良かった。





まだルールがよく分かってないのですが、

四連続のリンク召喚は、デコード・トーカー召喚へと繋げる為、かな?

ストームアクセスで手に入れたのは、どのモンスターだったのか??



今回もリングの上で戦う、グレート・オーガとデコード・トーカーという、面白い演出でした。

頭を振りながらヨロヨロと立ち上がったり、デコード・トーカーが指を曲げて挑発のポーズをしたり。

CGモンスターの細かな仕草の演技が面白い。

対するグレート・オーガの方はアニメですが、こちらも作画やアクションに迫力があってかっこいいです。



次回予告。



「たった二人の兄妹。兄の優しさはむなしく空回る。妹は仮初めの姿を装い、リンクヴレインズの喧噪に悲しみを押し込め、兄の温もりを追い求め続ける。」



思わせぶりなこの予告のポエムが気になります。



(脚本:武上純希

作画監督:岡野幸男・田村恭穂・豊田暁子)