遊戯王VRAINS 第4話
第4話「カリスマデュエリスト Go鬼塚」
ハノイの騎士の正体はGo鬼塚。
さらに鉄檻まで用意して、プレイメーカーを逃がさずに、デュエルに持ち込む。
お互いに二体のモンスターを召喚。
プレイメーカーがウィザードの効果を使い、リンクスレイヤーで鬼塚に大ダメージを与える。
鬼塚はスキル「闘魂」を使い、モンスターを復活させ、場に揃った三体で、
剛鬼ザ・グレート・オーガをリンク召喚する。
その効果でプレイメーカー側のモンスターは全て攻撃力を下げられてしまう。
さらにモンスター効果を駆使してグレート・オーガは攻撃力を上げていく。
この攻撃を受けたらプレイメーカーは敗北してしまうのか?
「昨日まで俺しか見ていなかった子供達のキラキラ光る瞳に、
プレイメーカーのやつが映っている!」
「おれはもう一回、あの瞳を振り向かせたい!」
Go鬼塚がデュエルする理由が明かされました。
鬼塚はこの施設の出身。
デュエルで賞金を稼ぐのは、子供達の未来の為、この施設に寄付をするから。
プロデュエリストの世界とはまた少し違うのかな?
スポンサーの獲得、世間の評判、勝ち続ける強さ、観客を楽しませる技術。
カリスマのチャンピオンとして君臨し続ける事の難しさが描かれてます。
こういう話になると、歴代シリーズに登場したプロデュエリスト達を思い出します。
生い立ちなども考えると、GXのエドや、ZEXALのゴーシュに似てるかな?
彼らだったら、こういう時、どうするかな。
プレイメーカーとデュエルする動機が、子供達への人気に対する嫉妬、と言うところが、少し危うい気がします。
もしもプレイメーカーに敗北してしまったら、鬼塚はどうなってしまうのか?
落ち込んで、落ちぶれてしまわないか?
晃が眺めている、プレイメーカーを倒せるデュエリストの候補を映し出すモニターに、
カリスマでリンクヴレインズの看板娘と言われているブルーエンジェルがいません。
カリスマでもそんなに強くはないのか?それとも何かしらの配慮か?
デコード・トーカーのカードは実体化完了して実物のカードになってますね。
仮想のVR世界から現実世界へカードが変換される、とうのも不思議な世界です。
ベッドの下でなにやらあやしげな声をあげるAi。(笑)
お掃除ロボのロボッピになにやら操作させていた様子。
やはりディスクからの脱出を目論んでる?
遊作はまだ気付いていない様ですが、さて。
殺風景に見えた遊作の部屋に隠し部屋が。
秘密のヒーローらしい、ワクワクする設定です。
実際に対面して、本物のハノイの騎士ではないと見破るプレイメーカー。
それは経験からなのか、それともプレイメーカー特有の直感なのか?
カリスマデュエリストランキング第一位!と聞いても「興味無い」と言って早速帰ろうとするプレイメーカー。
やはりハノイ以外には興味無し。
強いデュエリストとデュエルしてみたい!という様な、ワクワクする気持ちはありません。
今の遊作は、デュエルを楽しめないという、この辺りも主人公として気になる所です。
観客や見守る子供達の残酷さ。
「ヒーロー交代の時期」「時代遅れ」などと言われる一方で、鬼塚のデュエルスタイルが好きだという青年も。
プレイメーカー優勢の時はプレイメーカーを応援していたのに、
鬼塚がリンク召喚を決めた途端に、鬼塚を応援しだす子供達。
子供の、こうした素直ゆえの残酷さも、今までのシリーズには無かった描写です。
この鬼塚の背負っているものが、見ていて辛い・・・。
鬼塚のデッキのモンスターも、プロレステーマですね。
剛鬼スープレックス、剛鬼ツイストコブラ(コブラツイスト)、
剛鬼ライジングスコーピオ(スコーピオライジング)、剛鬼ヘッドバット。
解説の台詞、ベビーフェイス、ヒールもプロレス用語でした。
プレイメーカーばかりを応援する子供達に、施設の先生が困り顔。
それに対して、「子供は正直だ」と咎める様子のないマネージャーさんは、
よく分かってくれている、優しい紳士ですね。
施設の先生が「鬼塚くん」と呼んだり、心配そうにデュエルを見守る様子からして、
鬼塚とは結構親しかったりするのかな?
わざと敵の攻撃を受けて、危険な橋を渡るという鬼塚のデュエルスタイル。
自らのピンチを演出する5D'sのジャックを思い出させます。
場に揃ったお互いの二体のモンスターを、プロレスのタッグマッチに見立てる鬼塚。
カードゲームなのにプロレス!?
リングに立つモンスター達の姿は面白い。
デュエル中に鬼塚のデータを収集してプレイメーカーに伝える親切なAi。(ただの興味本位?)
鬼塚の生い立ちを聞いても、険しい表情を変えないプレイメーカーは、何か思うところがありそう。
安易に同情する訳ではなく、真剣に鬼塚とのデュエルに向かい合い、その気持ちに応えようとしてくれてるのかな。
或いは、もう少しずる賢いなら、わざと負けて、世間の注目が鬼塚に向くように仕向け、
自身が目立たずに活動しやすくする事もできたハズ。
そうしない辺りも、案外真面目で優しいですね。
ハノイへの復讐を口にしつつも、こうした場面で情を捨てきれないとしたら、
その冷徹になりきれない中途半端さが、今後のハノイとの戦いで問題になるかもしれません。
Ai 「人間は時々、理解不能な行動をとる。」
プレイメーカー 「ああ、人は時として不合理なことに心を揺さぶられるからな。」
Aiは感情豊かですが、まだ複雑な人間の心理までは理解していないようですね。
(脚本:武上純希)
(作画監督:Lee Sung-jin・Kang Hyeon-guk)