遊戯王VRAINS  第1話

第1話「俺の名はPlaymaker」

リボルバー「消え去れ、サイバース!」



衝撃のシーンから始まったVRAINS。



ハノイの騎士に対抗するにも、封印されて身動きがとれない謎の生命体らしきものが何体か。

鬼塚似の厳つい体格のものや、ブルーエンジェル似のツインテールの女の子っぽい子もいます。

それぞれのパートナーになったりするのかな?



「お待たせ!救世主登場!」



罠にはまっている仲間は5体かな?



「おやおや・・・仲良く罠にはまって。

 嫌われ者ってのは、こういう時は役に立つんだな、うん。

 しょうがね!俺が丸ごと救ってやるよ。」



回線を切断し、この世界(サイバース世界?)を隠そうと?

謎の生命体の瞳の中に吸収されたように見えます。

自分の中にサイバース世界を隠したのかな?



しかし、巨大なドラゴンに噛みきられ、目玉だけが飛び散っていく・・・。



リボルバー「やつの残骸を探せ!サイバース世界の場所が分かるのは、さっきのイグニスだけだ。」



そして「五年後」の文字。



ハノイの騎士、お前達がはびこる所には、必ず俺が現れる。

 俺の名はプレイメーカー。」



OPタイトルの直前、羽ばたく鳥のような形のものが5体?

赤、オレンジ、黄色。緑、ピンクがあります。

冒頭の罠にはまった仲間の5体とも関係あるのかな?



OPアニメで気になるのは、葵に笑顔がない事ですね。

対してブルーエンジェルは元気な笑顔で楽しそうなのですが。

バイクに乗って登場する、謎の美人に期待したいです。

かっこいいお姉さんの予感!



少年時代の遊作の夢?

「キミ、起きて」

この声は一体誰なのか?



学校が始まって1ヶ月。

少し嫌味っぽいけど、クラスメートの名前を覚えない遊作に声をかけてくれた島くんはいい奴ですね。



SOL(ソル)テクノロジー社が開発した新型デュエルディスクは、

クラウド化されていて、データ化されたカードが使えるらしい。

ネットワークのVR空間、LINK VRAINS(リンクヴレインズ)にも優先してアクセスできる。

リンクヴレインズは歴戦のデュエリストが集まる神聖な場所。

遊作のディスクはカード収納型の旧式タイプ。



今リンクヴレインズで話題なのが、悪事を働くハッカー集団、ハノイの騎士を人知れず退治するプレイメーカー。

正体不明の謎のヒーローらしい。

「プレイメーカーの画像とか持ってるのか?」と探りを入れる遊作は、なかなか用心深そうです。



島にあんまり強そうじゃない分析を三つ言った後に、いい所を三つ挙げるみせる遊作。

失礼なやつかと思いきや、分析する事と人を口説く事は得意な様です。



三つ三つと拘りをみせる遊作。

「メインモンスターゾーンが三つのレギュレーションってあったか?」



モンスターゾーンが三つと言えば、スマホアプリでお馴染みの「デュエルリンクス」のスピードデュエルですが。

これは関連あるのかな?



一方、SOLテクノロジー社では、財前晃がイグニスの捜索を任されていた。

ビショップ、というのはこの会社の社長か重役的な存在なのかな?顔は見せず、チェスの駒で現れます。



SOLテクノロジー社が発展したのは、サイバース世界がもたらすデータマテリアルの恩恵だという。

しかし、五年前のハノイの襲撃で、一体のAI、イグニスが、サイバース世界をネットワークのどこかに隠した。

サイバース世界の消滅で、データマテリアルは減少、ネットワークの効率も低下。

このままサイバース世界が見つからなければ、更なるネットワークの混乱が起きる。

そうなればSOLテクノロジー社の運命もいずれは・・・。



同じ頃、ハノイもイグニスを追っていた。

イグニスがSOLテクノロジー社に捕獲されれば、サイバース世界が復活し、

彼らの努力は水の泡になるという。



ホットドッグを焼きなら草薙が語る、データストームの話。

昔、リンクヴレインズにはデータストームという風が吹いていた。

一部の連中はそこでスピードデュエルをやっていた。

風の中には未知のモンスターが住み、新世界が広がっているという噂も。

その風も今は消えてしまったと。



そんなものに出会えたら遊作もデュエルを楽しめるようになるかもしれない、と草薙は言います。

・・・という事は、今の遊作はデュエルを楽しめていないのか。

前作のARC-Vはデュエルで人を笑顔にして楽しませる話でしたが。

果たして、遊作にもデュエルを楽しめる日が来るのか?



草薙「すまないと思ってるんだ。遊作を巻き込んでしまって。」

遊作「俺は自分自身の意志でやってる。俺は必ず、あんたの弟と俺の過去を奪ったやつらに、復讐する。」



草薙と遊作、何か訳ありのようです。

草薙の弟に何があったのか?遊作の奪われた過去とは?

二人が協力するようになった経緯は?



SOLテクノロジー社がAIを探していると聞き、

そのAIを捕まえる罠を作って欲しいと言い出す遊作。

ハノイも追っているそのAIを先に捕まえ、ハノイへの切り札にするという。



時間がないという草薙に

「できるさ、俺とあんたが力を合わせれば。」と笑顔で言う遊作。

島との会話は気だるさそうだし、ハノイの話題には真剣な顔付きでしたが、

ここだけ、草薙を信頼し、成功を信じる、少年らしい笑顔になります。



SOLテクノロジー社によるイグニス捜索の為のスキャンが始まるが、同時にセキュリティレベルの低下に乗じて、

同じくイグニスを求めてハノイの騎士がリンクヴレインズに現れる。



ハノイの襲撃を感じ取るかのような遊作の異変。

AIの「そいつ」の気配を感じる、とも言っています。

遊作とハノイ、そしてこのAIは何か関係があるのか?



ハノイの襲撃で炎に焼かれて消失する人々。

これはアバター消失?アカウントが消える様な感じかな?

現実世界の人間には影響はないのか?



逃げ場を失ったイグニスは遂に遊作のデュエルディスクに逃げ込み。



遊作「良く来たな。お前には救世主になってもらう。」



冒頭で自分を救世主だと言っていたイグニスが、

今度は救世主に「なってもらう」と言われるのも、面白い構成です。



「オラはただの通りすがりのAIですだ〜。」などと言って誤魔化そうとするイグニス。



リンクヴレインズに向かう遊作に、

そこから逃げてきたのに〜!と抗議するイグニスを、

「お前の意見など聞いていない!」と切り捨てる。



デュエルディスクにデッキをセットし、「イントゥザヴレインズ!」のかけ声と共に変身してリンクヴレインズへ。

リンクヴレインズにアクセスするにはこのデッキとデュエルディスク、そして遊作自身の体が必要なのかな。



ハノイのドラゴンに襲われるカリスマデュエリスト、ブルーエンジェルを救ったのは、プレイメーカーだった。

リンクヴレインズへの攻撃をやめて、俺とデュエルしろと、イグニスを人質に要求するプレイメーカー。



ハノイのドラゴンは強い。今のデッキでは勝てないと言うイグニス。



遊作「言ってくれるな。俺が負ければお前はハノイの手に渡る。

   せいぜい俺が勝つように祈るんだな。」



イグニス「AIは祈ったりしない。やるのは勝つ為の計算だけだ。」



この台詞から、イグニスにもAIとしての意地があるのだと分かります。



「サイバース、データマテリアル解放!」

イグニスのかけ声により、辺りに風が吹き始める。

これは、失われた、あのデータストーム?

出現したサーフボード状の物(Dボード)に飛び乗り、風の中を乗りこなすプレイメーカー。

「風を掴め、プレイメーカー!」











ざっと第1話の内容だけ書き出しました。

気になる事いろいろ。



島やブルーエンジェルを見て「誰だっけ?」と言う遊作。

「奪われた過去」という発言からして、記憶喪失かな?

記憶の一部が欠落しているかのように見えます。



終始、遊作やプレイメーカーを観察しているかのような、デジタルな画面。

あれは一体、誰の視点なのか?

イグニスの視点かな?と思ったのですが、だとしたらイグニスは全て知っていて遊作にわざと捕まったのかな?

それとも、他の何者かの視点なのか?



SOLテクノロジー社がイグニスを追う理由は語られていますが、

ハノイの騎士は、なぜサイバース世界を滅ぼそうとしているのか?

「悪事を働くハッカー集団」と巷では言われているハノイですが、

彼らなりに何か理由や正義があるのかもしれません。



イグニスのこの口調、仲間から嫌われ者らしいこと、どこかZEXALのベクターを思い出させます。

遊作の相棒となりそうな気配ですが、お互いを信用せず、逆に利用しようとしている感じです。

クールで頭の良さそうな遊作と、同じく何か企みそうなイグニス、今の所は仲良く馴れ合う様子はありませんが、

お互い運命共同体として共に戦い、信頼を築けるのか?



映像的には、最後にリンクヴレインズ内で風が吹き始めるシーンが印象的です。

風に乗ってボードで疾走するプレイメーカー。

風を感じさせる躍動感が爽快でした。

この風が、今は失われた伝説の「データストーム」である、という所も、何ともドラマチック。



第一話なのにデュエルなし、というのも新しいですね。

ドラマ主体なら、毎週欠かさずデュエルするのではなく、

ARC-V形式でデュエル回とストーリー回とに分ける感じかな?



財前晃役の山本匠馬さんが「慣れないように」と演技の指示を受けたそうですが、

確かにZEXALのVや闇川のような「慣れた声」ではなく、まだ初々しい青年という感じの声と演技でした。

SOLテクノロジー社に従順で忠実なように見えますが、果たしてどうなのか?





(脚本:吉田伸)

作画監督:荏原裕子・山科和佳菜・安倍麻衣子)