遊戯王ARC-V  第88話

第88話「雷鳴の一撃!」



続く、クロウと暴走した遊矢のデュエル。



遊矢がダークリベリオンの効果を使い、ライキリの攻撃力を下げ、

ダークリベリオンの攻撃力を上げるが、

クロウは永続トラップ、黒羽呪鎧(BFカースド・ガード)を発動。

ライキリへのモンスター効果を無効にする。



ライキリの攻撃力を下回るダークリベリオンを、相克と相生のペンデュラム効果を使って、

レベル7にして、オッドアイズとオーバーレイ。

覇王黒竜オッドアイズ・リベリオン・ドラゴンが現れる。



オッドアイズ・リベリオン・ドラゴンの効果による破壊も、

カースド・ガードの効果を使い、ライキリの攻撃力とレベルを下げる事で破壊を無効に。



ロジェは遊矢を有利に導こうと、

アクションカードが存在するレーンへとコース変更を指示するが、

オッドアイズ・リベリオン・ドラゴンの登場と同時に、その影響で市内に停電が。

コースは完全に繋がれず、途切れたまま停止してしまう。



クロウは加速し、ブラックバードでこれを飛び越え、

遊矢は装備魔法、覇王の翼を使い、羽を得たオッドアイズ・リベリオン・ドラゴンに吊り上げられ、

途切れたコースからの落下を回避した。



中途半端なコース変更で、遊矢までも危機に晒された事に疑問を感じたクロウが、

遊矢の異変に気付き始める。



オッドアイズ・リベリオン・ドラゴンは、このターン破壊したモンスターの数だけ攻撃できる。

先の効果で破壊されたのは、クロウの場のBFトークン三体。

一回目と二回目の攻撃では、カースド・ガードの効果でライキリは破壊を免れるが、

ライキリの攻撃力を下げた事で、クロウが受けるダメージは増していく。

三回目の攻撃で、トラップを使い、LPを半減させる事でダメージをゼロに。

三回の攻撃を凌ぎきったが、クロウの残りLPはわずか200。



クロウの元に素良が現れ、今の遊矢は普通じゃない、

その目を覚まさせてやって欲しいといい、去って行く。



「だったら俺が正気に戻してやるぜ。俺も遊矢のダチだからな!」



クロウはBF-弔風のデスを召喚。

デスを素材に使ったシンクロモンスターが破壊された時、

デュエルに敗北するというリスクを背負いながら、

クロウがABF-涙雨のチドリをシンクロ召喚

墓地のBFの数に応じて攻撃力を上げたチドリで、オッドアイズ・リベリオンを攻撃。

雷鳴と共に凄まじい一撃が、オッドアイズ・リベリオンと遊矢を襲う。

遊矢のヘルメットに仕掛けられた装置はショートし、機能を停止。

だが、まだ暴走状態の遊矢は、装備した覇王の翼の効果を発動する。

チドリは破壊され、その攻撃力分のダメージを受けたクロウは、敗北してしまう。



遊矢と意識が繋がっていたユーリ、ユーゴも、そのまま気を失ってしまう。

意識を取り戻した遊矢に、クロウはアカデミアの襲来とセレナの危機を伝える。

遊矢は素良を追ってDホイールで駆け出して行った。







EDのお昼寝するキャラ達の中に、ロジェはいません。

あのイメージは、遊矢の理想なのだと思います。

その理想の世界の中で、ユーリが微笑みながら寝ているのをみると、

ユーリは倒すべき憎き敵ではなく、

いずれは遊矢達と仲間になる可能性が大いにありそうな気がします。



今回は暴走という形でシンクロした遊矢達四人。

いつか、暴走ではなく正気のままで、和解して四人で共闘する姿が見てみたいですね。



ブラックバード号の飛翔。

5D'sでもお馴染みの、クロウのDホイールの見せ場です!

ARC-Vでもこれを見せてくれたのが、嬉しい!

5D'sでは、ブラックバードが飛べるDホイールである事に、ちゃんと理由があるのですが。

ARC-Vにも、語られていない理由が何かあるのかもしれませんね。



遊矢の方は、装備魔法で飛び越えてます。

モンスターと一体となったデュエルが特徴の、アクションデュエルならではの方法ですね。



地下施設の子供達と柚子。

柚子は点滅を繰り返すブレスレットを見て、遊矢の身を案じ、気が気でない。

遊矢に会いに行こうとする柚子を、子供達が制止する。

この部屋は徳松の信用できる人しかいないから安全らしい。

権現坂から忠告を受けている様子だから、子供達と柚子は、徳松と権現坂にはもう会えたのかな?



月影や権現坂ともある程度話をしているなら、

今の柚子は、遊矢達がこの次元に来た経緯やこれまでの出来事も教えてもらったのでしょうか?

遊矢が、柚子を思って零児の前で泣いた事。

柚子を助けたい一心で、ランサーズに加わり、次元を超えてきた事。

徳松の前でも、柚子を助けたい思いを熱く語ってましたよね。

それを知ったら、柚子はどう思ったかな?



そういえば、沢渡はどうしたのか?

ギャラガーの子分達とのデュエルは?

その後、地下に送られた黒咲やシンジは、どうしたのか?



「もういい。私は置いていってくれ。」

セレナが珍しく、弱気な事を言っています。

戦場で足手まといになるのが嫌なのかな・・・。



神経ガスの影響で、未だ自力で移動できないセレナ。

体力のない零羅は、長距離を走り、疲労している。

そして、点滅を繰り返すセレナのブレスレットは、

暗闇では目立ってしまい、セキュリティに見つかる危険が。

ここでブレスレットを外せない、または捨てられない所からして、

セレナにとってもこのブレスレットは大事な物のようです。

この状況、月影はどうするのか??



さらに、遊矢には危険が迫っていた。

ヘルメットに仕込まれた装置が、

オッドアイズ・リベリオン・ドラゴンの出現の影響で制御不能に。

最高電圧の電気ショックを遊矢に与え続け、

このままでは精神もしくは記憶に障害が。

最悪の場合、命に関わると。



ロジェはそれでも構わないという。

役目を終えれば、遊矢を使い捨てる気か?



評議会議員の五人は、セキュリティに包囲されているにも関わらず、

動揺する様子をみせません。

また零児が圧倒的なその力をもって、我々を守ってくれるのだろう、と呑気な事を言ってます。

いくら零児とは言え、多勢に無勢では・・・。

本気で零児一人で守り切れると思っているのか?

それとも、頭の切れる零児に、何か策があると読んでいるのか?



零児に頼っていながら、こんな状況でも、上から目線で、零児を試すような口ぶり。

窮地に追い込まれているのだから、逆に零児達に協力してくれてもいいのに。

この議員達の余裕ぶりは、一体?

危機感がないのか、それとも何か自分達だけが助かる方法が彼らにはあるのか?



素良はここで遊矢とクロウのデュエルに乱入しようと考えていたようですが。

素良のデュエルディスクなら乱入ペナルティは発生しない?

それでも、オッドアイズ・リベリオンの攻撃力を上回るモンスターの

即時召喚は難しいと考えています。



その時、上空を飛行する複数の影が。

ハンググライダー的なもので飛行するオベリスクフォース。

その数20。



遂にオベリスクフォースが襲来しました。

柚子は地下施設に身を潜めているから大丈夫だとして、

問題はセレナ。身動きが取れない上に、

セキュリティとオベリスクフォースの両方に追われる事に?



デニスの報告を受け、オベリスクフォースを派遣したプロフェッサーは、

ロジェの裏切りに気づいているのか?

気付いていないなら、ロジェに二人の確保の協力を要請するはず。

それがないとすると、ロジェの裏切りに気付き、ロジェの抹殺指令も既に出ているかもしれません。



このアカデミアの襲来により、評議会議員の抹殺計画は中止に。

逆に、評議会ビルをオベリスクフォースから守る事に。

零児達はこれで命拾いしましたね。



遊矢を正気に戻す為に、素良に何か策があるのかと思いましたが。

今はセレナを守る事を優先すべきと判断した素良は、クロウに事情を話し、

遊矢をクロウに任せて去って行きました。



素良はセレナと親しくはありませんが。

それでも遊矢が守ろうとしている仲間を、素良は見捨てられない。

セレナ確保の命を受けてきたハズの素良が、今はセレナを守ろうとしています。

ここで素良がオベリスクフォースと対決したら、

素良のアカデミアへの離反が明確になり。

いよいよ素良が、アカデミアと決別する覚悟を決める時が来たのかもしれません。



オベリスクフォースの登場で、大変な事になってきました。

柚子とセレナを巡り、ランサーズ、セキュリティ、オベリスクフォースの三つ巴の戦いになりそうです。



素良もあっちへ行ったりこっちへ行ったりと慌ただしく動いてます。

大会はこれで一旦休止としても、素良と遊矢と月影、零羅は、

襲来したオベリスクフォースからセレナを守らなければならず。



セキュリティに包囲されたままの零児は、身動きが取れない?

セキュリティとオベリスクフォースの戦闘が始まれば、混乱に乗じて脱出できないかな?



ユーリとユーゴがまだ側にいるなら、共鳴したり引き寄せ合ったりして、

また暴走など起こしそうです。



地下のランサーズは、まだ動けないのか??

今こそ、彼らの助けが必要なのに。



ここでオベリスクフォースがセキュリティを制圧したら、大会は中止?

仮にオベリスクフォースをロジェが退けたとしたら、

次の試合、遊矢とセルゲイ戦が予定通り行われるのか?

柚子とセレナを守る為に遊矢達がオベリスクフォースを撃退すれば、

それはロジェにとっても好都合になります。

しかし、両者が手を組み共闘する事はまずないでしょうね。



ジャックは今回のデュエルをくだらんデュエルだと言います。

デュエルにかける思いを重視するジャックからしたら、

今回の遊矢の暴走はがっかりだったのかもしれません。





四人で揃って、覇王黒竜の召喚口上を言うシーンが、盛り上がる。

ユート(高木万平さん)とユーゴ(高木心平さん)の声は似ていますが、よく聞くと違っています。

ユートの方は、シンクロしている遊矢に似せてる感じかな?

やや声高めで、凜々しい感じ。

小野賢章さんの遊矢とユーリの演じ分けも面白い。





作監:佐藤瑞基・山崎輝彦・Hwang・Young Sik)

(脚本:上代務