遊戯王ARC-V  第66話

第66話「開幕戦!!クロウvs権現坂」



いよいよフレンドシップカップ、第一戦のクロウと権現坂のデュエルが始まる。

権現坂は、ランサーズの力を評議会に示し、ランサーズの目的を果たす為、

クロウは、本来ならフレンドシップカップに興味は無かったはずですか、

成り行き上、出場するからには、ジャックの目の前で優勝する事で、

コモンズの絆をみせつけようと考えてます。



そんな中、クロウが面倒をみている孤児達、

タナーとフランク、アマンダの三人が一枚のチケットだけで入場しようと画策するが、

すぐにバレ、警備員に追われて、スタジアム内を逃げ回っていた。



観客席では、ジャックへの評価で意見が対立していた。

アトラス様はトップスのヒーローだと言う、ジャックファンらしきトップスのご婦人。

一方、ジャックは裏切り者だ!と野次を飛ばす者や、嫌、コモンズの英雄だ!と、

コモンズ内でも意見が対立しています。

ジャック自身、自分に対する世間の評価が分かれている事を、知っていながら、

自ら弁明する事はないようです。



アクションフィールド、クロスオーバーアクセルがセットされ、

Dホールはオートパイロットモードでスタート。



まだDホイールを上手く乗りこなせない権現坂。

応援に駆けつけた子供達に気を取られ、出遅れたクロウだが、第一コーナーを制し、

先攻を取る。

クロウが壁伝いに権現坂を追い越したのは、コーナーを上手く曲がれない権現坂を助ける為かな??



クロウが早速、ABF(アサルトブラックフェザー)白虹のクニヨシをシンクロ召喚

モンスター効果で権現坂にダメージを与える。さらに、

ABF白虹のクニサダをシンクロ召喚し、その効果で二体のABFの攻撃力を上げ、守りを固める。



警備員に追われている子供達が気がかりで、観客席ばかりに目をやるクロウに、

ちゃんと俺に向き合え!と叱る権現坂。

場に二体の超重武者ジシャーQを揃えて、相手の攻撃を阻止する。



このロック、5D'sで龍亞が使った、マグネロックを思い出させます。

どちらも磁石をモチーフにしてますね。



クロウはABF驟雨のライキリをシンクロ召喚。その効果で権現坂の場の二体のジシャーQを破壊し、

不動の守りを切り崩し、ダイレクトアタックを仕掛ける。

権現坂にはアクションカードを手に入れ、攻撃を回避するチャンスがあったが、これを手に入れずスルー。

大ダメージを受けながら、手札からモンスターを特殊召喚



続く権現坂が、ペンデュラムカードをセッティング。

場に三体の超重武者を揃えて、レベル9 、超重魔獣キュウ-Bをシンクロ召喚する。

ペンデュラムからのシンクロ召喚を披露し、会場を沸かせる。

キュウ-Bはその効果で守備力をアップさせ、守備力での攻撃を可能にし、クロウのライキリをバトルで破壊する。

さらに、権現坂がPカードのP効果を使えば、キュウ-Bの二度目の攻撃を可能にし、クロウは敗北する事になるが・・・。



警備員に追い詰められた子供達に、「逃げろ!」と声をかけるクロウ。

デュエルに集中せず、観客席ばかりに気を取られ、デュエルを焦るクロウの、その理由を知る権現坂。

クロウは子供達を保護した経緯を語る。



雨の中、身を寄せ合い寒さに震える子供達を見かねて、飯を食わせてさっさと追い出すつもりだったが。

子供達のやり取りに和まされ、「笑ったのなんて、何年ぶりだったか・・・。」

そのまま居着いた子供達に心を支えられたクロウ。

「あいつらが居なけりゃ、俺はどうなっていたかわかりゃしねえ」とクロウは言う。



この世界のクロウは、5D'sのクロウとは、やはり違うんですね。

サテライト育ちの5D'sのクロウは、孤児でありながらも、遊星とジャックという仲間を持ち、

笑顔を忘れしまうような事はありませんでした。

こちらの世界のクロウは、5D'sのクロウ程、明るい性格ではなく、

どこか悲しみや苦悩を背負っている様に思えます。

強い絆で結ばれた仲間がいたかどうか?が、二つの世界のクロウに違いを生み出したのかな。



クロウが大会出場を承諾したのも、子供達の手本になりたいという思いがあったから。

警備員から逃げ切り、クロウを応援する子供達の声援を聞いた権現坂は、クロウへの同情を振り切り、

子供達の前で手本となるよう、本気のデュエルでかかってこい!とクロウを奮い立たせる。



キュウ-Bの二度目の攻撃を、アクションカードで回避するクロウ。

マジックを使い、自身のLPを削って、ABF白虹のクニフサをシンクロ召喚

場に揃った三体のシンクロモンスターでABF叢雲のクサナギをシンクロ召喚する。

攻撃力を上げたクサナギが、守備力が下がったキュウ-Bを攻撃、貫通ダメージを与え、

権現坂が敗北する。



守備表示で攻撃する権現坂のモンスターを「とんだインチキモンスターだったぜ」と評するクロウ。

5D'sのクロウが、相手の効果を「インチキ効果もいい加減にしろ!」と言っていたのを思い出させます。(笑)

握手でクロウの勝利を称える権現坂。

揉めていた観客達も、二人のデュエルに魅了され、歓声を上げていた。

清々しい表情で会場を去って行く権現坂。







権現坂はこの後、どうするんだろう?

遊矢達の戦いを観戦するだけなのか?

敗北したから、ペントハウスから追い出されてしまう?



今回登場した、クロウのモンスター。

ABF白虹のクニヒロ(堀川国広)、ABF白虹のクニサダ(藤原国定)、ABF白虹のクニヨシ(藤原国吉)、ABF叢雲のクサナギ(天叢雲剣草薙剣)は、いずれも刀の名前に由来しているようです。

ハルマッタン(Harmattan)は、西アフリカで吹く貿易風



今回担当の脚本家さんは、5D'sやZEXALにも参加されてた方ですね。





作監:長田絵里・上野卓志)

(脚本:福嶋幸典)