遊戯王ARC-V 第43話
第43話「華麗なる留学生 デニス 」
遊矢のピンチを救ったのは、LDSブロードウェー校からの留学生、デニス・マックフィールド。
ニコの解説のよれば、デュエルしていない状態で途中から遊矢達のデュエルに参戦したので、
乱入ペナルティーで2000のダメージを受けるらしい。
登場していきなりダメージを受けるも、「これって出オチってやつ?」と飄々としているデニス。
デニスの発動したモンスター効果で、ターン終了時に発生するフウジンの効果ダメージは永続的に無効に。
デニスのターン、華麗なドローをするも、睨み合う竹田・梅杉と遊矢にスルーされてしまう。(笑)
遊矢に止めを刺そうとする竹田と梅杉は、相手にダメージを与えるアクションカードを求めて走り出し。
それを阻止しようと二人を必死で追いかける遊矢に、デニスは馴れ馴れしく話しかける。
迷惑そうな遊矢。(笑)
デニスは遊矢の一回戦のデュエルを褒めており、遊矢の事が気に入っているようです。
そんな中、竹田と梅杉がそれぞれアクションカードを手に入れ、発動するが、
どちらもデニスの特殊召喚したモンスターに阻まれる。
そして特殊召喚した二体で、デニスがエクシーズ召喚。
エンタメイジ トラピーズ・マジシャンが現れる。
トラピーズ・マジシャンにつかまり宙を舞うその華麗な姿が、かつての榊遊勝と重なる。
デニスが使うのはem(エンタメイジ)、遊矢のエンタメイトと名前も似ています。
デュエルの豪華さ、派手さ、わざとおどけてみせたり、
ショーマストゴーオン!の台詞や、モンスターに乗るのをみると、
デニスはエンタメを強く意識しているようです。
遊矢以外でエンタメを得意とするデュエリストが登場するのは初めてですね。
遊矢のよきライバルになるのかな?
トラピーズ・マジシャンの効果で、効果ダメージは無効となり、
アクションカードにより遊矢の残りLPが削られる事はもうない。
デニスはここで攻撃を仕掛けず、フィナーレは君の方がお似合いだからねと、遊矢にターンを譲る。
その頃、ジャングルエリアを一人彷徨うセレナが、モニターに映る遊矢とデニスを見て、去って行く。
その後に映し出される黒咲隼のデュエルを見ずに・・・。
幸い、セレナはまだ隼の存在に気づいていないようです。
デュエル管制室で各デュエルを見守る零児も、セレナを行方を追っていますが、まだ摑めていない様子。
隼はナイト・オブ・デュエルズの三人をまとめて倒し、
こいつらはランサーズに相応しくないと言い残し、去って行く。
デュエルを挑まれたとはいえ、相手をカード化したりせず、キチンと零児に言われた役目も果たしているようです。
一方、氷山エリア。
オルガがシンクロ召喚した極氷獣アイズバーグ・ナーワルの攻撃が柚子を襲う!
それを庇い、ダメージを受ける権現坂。
心配する柚子に「大丈夫だ、うろたえるな!」と言う権現坂の男らしさ。
受けたダメージも、これはチーム戦だから気にするな
と言ってくれてます。
権現坂は超重神鬼シュテンドウ-Gをシンクロ召喚。
その効果で、相手のマジック・トラップは全て破壊され、
ハリルのペンデュラムゾーンのペンデュラムカードも墓地へ。
奪わた柚子のペンデュラムカードが、柚子の手札に戻ってきた。
守備表示で攻撃できるシュテンドウ-Gが、ハリルのファイヤー・ジーンをバトルで破壊。
しかし、ファイヤー・ジーンには相手を道連れにする効果があった。
効果ダメージを受けた権現坂のLPがゼロに。
権現坂に後を託された柚子。
対に柚子がペンデュラム召喚を成功させ、呼び出した二体の幻奏の音姫で、ブルーム・ディーヴァを融合召喚。
ブルーム・ディーヴァの効果と、速攻魔法で、アイズバーグ・ナーワルを破壊し、オルガのLPをゼロに。
さらに、速攻魔法、融合解除でブルーム・ディーヴァを素材の二体に戻し、
二体でハリルにダイレクトアタック。柚子が勝利を収める。
融合解除で素材に戻してさらに攻撃、という戦術まで使いこなせるようになってたんですね、柚子。
これも素良が教えたのかな?
ペンデュラム召喚も融合召喚も使いこなし、著しい成長を見せる柚子が、
今後の展開でもデュエルで活躍してくれそうです。
デニスに促され、遊矢の反撃のターンが始まる。
ペンデュラム召喚で二体のエンタメイトを召喚するが、
その時、遊矢に再び異変が。苦しそうに胸を押さえる遊矢。
また勝鬨戦の時のようになってしまうのか?
そんな遊矢を呼び戻したのは、デニスだった。
「大丈夫、リラックスだよ、遊矢。」
「君は勝鬨の時みたいになるんじゃないかって恐れているんだね。でも大丈夫。
僕とトラピーズ・マジシャンがついてる。」
ユートの「みんなに笑顔を」の言葉を思い出し、遊矢にも笑顔が戻る。
デニスは勝鬨戦で起こった遊矢の異変も、それが本人が望まない事態だった事も、
再びあの状態になる事を遊矢が恐れている事も、全部知ってるんですね。
試合を観戦し、遊矢の性格も知った上で、察してくれているのだと思いますが。
出会って間もないのに、これ程よく遊矢を理解している事が、少し不気味でもあります・・・。
遊矢は異変を起こすことなく、無事、ダーク・リベリオンをエクシーズ召喚。
その効果で攻撃力を上げ、さらに、デニスのトラピーズ・マジシャンの効果を受け、
二回の攻撃を可能とする。
竹田のフウジンと、梅杉のライジンを倒し、勝利する。
今回は無事、逆鱗化(いろいろな呼び名がありますが、公式名称はなんと呼ぶんだろう?)せずにデュエルができた遊矢。
ダーク・リベリオンが必ずしも引き金になっている訳ではないのかな?
そもそも、なぜこんな変化が遊矢に起こるようになったのか?
今回のように遊矢の精神が保たれれば、逆鱗化せずにすむのか?
梁山泊塾のデュエリストは、やたらと遊矢を闇に引きずり込もうとします。
勝鬨は幼い頃の出会いがあったから、だと思いますが。
竹田と梅杉まで遊矢を追い詰めようとするのは、なぜなのか?
対戦相手を闇に引きずり込むのが梁山泊塾のやり方なのか?
それとも、遊矢の逆鱗化を知っていたのか?
ユートからダーク・リベリオンを託されて以降の二回のデュエル、
フィニッシャーがどちらもダーク・リベリオンなのも気になります。
遊矢のエンタメを考えたら、オッドアイズの方が相応しいように思えますが。
戦術で勝つ事を考えたら、ダーク・リベリオンに頼らざるを得ない?
もしかしたら、ダーク・リベリオンを使わなければ、逆鱗化する事もないのか?
ダーク・リベリオンが遊矢の逆鱗化の原因だとしたら・・・。
以前ユートが言っていた「もう誰も傷つけたくない」という台詞は、
ユート自身もダーク・リベリオンの影響で幾度か逆鱗化を経験し、
対戦相手を(もしかしたら瑠璃も?)傷つけてしまったのか?
ダーク・リベリオンは持ち主を闇に引き込む、邪悪な力が宿っているのか?
デュエルを終えた遊矢は互いの健闘を祈り、別れる。
デニスのあの曲芸のようなエンタメは、デニスが榊遊勝のファンであり、憧れていたから。
その頃、ジャングルエリアでは、茂古田未知夫が釣りデュエリスト、大漁旗鉄平と出会う。
(作監:牧内ももこ)
(脚本:田村竜)