遊戯王ARC-V  第19話

第19話「知識の宇宙!!九庵堂栄太」



今回の遊矢の対戦相手は、TVのクイズ番組で今話題の九庵堂栄太(きゅうあんどう えいた)。

全ての番組で優勝し、「知識の宇宙」と呼ばれていた。

一方の遊矢はクイズが苦手。



デュエルの場所は、明晰塾。

各界にエリートを輩出するこの学習塾は、デュエリストの育成にも力を入れているという。

デュエル会場にはメガネをかけた明晰塾の塾生で埋め尽くされていた。



遊矢を応援するのはアユ、タツヤ、フトシの三人組だけ。

今回もデュエル会場にいる観客が対戦相手側の人間ばかりというのは、

エンタメデュエルの遊矢にはやや不利ですね。

クイズに不正解の遊矢を全員で指さして笑うなど、特に今回はアウェー感が強いです。



クッキングデュエルの時の様に、

対戦相手のファンをも魅了してこそ、真のエンタメデュエルだと思うのですが。

遊矢はこの雰囲気を覆せるのか?



九庵堂に挨拶しようとした遊矢だが、いきなりクイズを出題される。

不正解の遊矢をあざ笑う九庵堂。

さらに遊矢から苦手な分野を上手く聞き出しながら、自分には苦手はないと言い張る。



その頃、素良は三勝目をあげていた。

相手は将棋デュエリスト

将棋でデュエルというと、漫画版ゼアルに登場した飛車角を思い出します。

素良の対戦相手は相撲、落語家、将棋と和風な趣味のデュエリストばかりですね。(笑)

5D'sのチームサティスファクションの回想でもおかしなデュエリストが登場してましたが。

この世界にも様々な趣味と融合したデュエルが存在するようです。



アクションフィールドはクイズ・フロンティア。

それは、知識を必要とする九庵堂の得意なフィールドだった。



デュエルを観戦しながら、遊矢の状況を冷静に見守るニコ。

一見調子の良い奴に見えますが、大事な所は意外とよく見ています。

マネージャーという職業柄、自分がプロデュースする相手を見極める才能があるのかもしれません。



今回の「デュエルの殿堂に集いし〜」の口上は、ニコと明晰塾の塾長(愛求)。

二人ともメガネでクセの強い顔のキャラ同士で、面白い。(笑)



先攻の九庵堂はクイズーモンキーを召喚。

遊矢がガンバッターで攻撃を仕掛けた時、九庵堂はクイズーモンキーの効果を発動。

バトルフェイズ終了時のクイズーモンスターの数を答えさせ、正解すれば遊矢はLPを回復し、

不正解なら遊矢の場のモンスターは破壊されるという。

ガンバッターで攻撃力ゼロのクイズーモンキーを破壊出来ると読んだ遊矢はゼロ体と答えるが。

九庵堂は永続トラップ、ですがを発動させ、クイズーモンキーの破壊とダメージを防ぎ、

遊矢のガンバッターは破壊され、クイズーモンキーはその攻撃力と守備力を得てしまう。



もしも遊矢が1体と答えた場合は、トラップを発動せずにクイズーモンキーを破壊させる。

どう答えても遊矢が不利になる戦術なのだ。



クイズーモンキーのダイレクトアタックが遊矢を襲う。

アクションカードに望みを託した遊矢だが。

このフィールドのアクションカードは全て、アクショントラップ、クイズアクション。

正解すれば有利な効果が得られるが、不正解ならLPにダメージを受けてしまう。

しかも、カードの問題は遊矢の苦手な理科。

不正解の遊矢はアクショントラップと二体のクイズーモンスターのダイレクトアタックで大ダメージを受けてしまう。



苦手なジャンルのクイズでなければアクションカードで切り抜けられるはずだと、

アクションカードを探してフィールドを駆け回る遊矢。

しかし、九庵堂は先回りし、遊矢の得意ななぞなぞのクイズアクションを先に手に入れ、LPを回復していく。

一方の遊矢が拾うクイズアクションは、苦手な理科と数学ばかり。

焦りから冷静さを欠きクイズの内容をよく理解しない遊矢は、不正解が続き、LPを削られてしまう。



さらに九庵堂はここからが本当の地獄だと言い、アクションカードを発動させ、

新たなフィールド、クイズ・フロンティア・エクストラ・ステージへ。



内容やテンポの悪さに関して、今回は特に批判が多かったようです。

特に後半はクイズに解答するシーンが多く、冗長に感じます。

ここは少しはしょってデュエルでの見せ場を増やした方が良かった様な気がします。

アクションカードを巡る駆け引きなどは面白いと思うのですが。





九庵堂の遊矢に対するイヤミと煽りが酷い。(笑)

この煽りの上手さは、ゼアルで主にベクター回を手がけた脚本家さんだからですね。



強弱のある輪郭線、強めのアイライン。キャラのアップ時の顔が整ってる。





作監:網修次郎・南伸一郎)

(脚本:広田光毅