遊戯王ARC-V  第10話

第10話「秘石の騎士!融合使い 光津真澄」



遊勝塾をかけたLDSとの勝負。

次の試合、柚子の対戦相手は、LDS融合コースのエース、光津真澄。



父・修造がかわいい娘の為に用意したアクションフィールドは、クリスタル・コリドー。

この選択が、後に柚子を追い詰める事に・・・。



柚子を前にした真澄は言う。

 「あなたの目、くすんでるわ。」

子供の頃から沢山の宝石を見てきた私には、本物の輝きが分かる。

今の柚子には、輝きがない、それは心に迷いがある証拠だと。



煌めく可愛さのお前にピッタリのフィールドを選んだぞ!と言う、修造。(笑)

一方の真澄も、私のパパは宝石商なの、と自慢したり。

親バカと父親自慢とで。

そう言えば、放送日が丁度父の日でしたね。



先行の真澄が、マジックを使い手札融合。ジェムナイト・パーズが現れる。



柚子はマジックを使い、幻奏の音女アリアとソナタを場に揃え、

エースのプロディジーモーツァルトアドバンス召喚

さらにその効果でカノンを特殊召喚

二体の攻撃を受け、ジェムナイト・パーズは破壊され、ダイレクトアタックを受けるが、

真澄には怯む様子はない。



真澄はジェムナイト・クリスタを召喚し、

更にトラップを使い、墓地のモンスターを除外してジェムナイトマスター・ダイヤを融合召喚

ダイヤの効果で、墓地のパーズを除外する。

その時、注意を促す遊矢の声に、マスクの男の幻影を見る柚子。



クリスタの攻撃で、守備表示のカノンは破壊。

続くダイヤの攻撃でモーツァルトも破壊される。

さらに、除外したパーズの効果を得たダイヤにより、パーズの攻撃力分のダメージを受ける柚子。

ダイヤによる二回目の攻撃が、柚子を襲う。



柚子は目に入ったアクションカードに手を伸ばし、一か八かの賭に出る。

だが、それはクリスタルに映し出された虚像だった。

ダイヤのダイレクトアタックを受けて、柚子は敗北してしまう。



虚像のアクションカードに手を伸ばした柚子を、

あなたの目、よっぽど曇っているようね、と真澄に言われてしまう。

柚子が心の迷いから冷静さを欠いている事を、真澄は最初から見抜いていた。



立ち上がろうとしてよろけ、倒れかけた所を遊矢に抱き留められる柚子。

 「(私、何やってたんだろ?遊矢は、今ここにいる。確かに、ここに。)」

遊矢の肩にかけた柚子の手に、力が入る。

 「(なのに、目の前にいる遊矢の言葉を信じないで、私一人で勝手に悩んじゃって・・・。)」



このシーンで、さり気なく遊矢の手が柚子の腰に添えられてます。

ニヤニヤしてしまうシーンです。(笑)

遊矢に抱かれた感触、温もりが、目の前にいる遊矢が虚像でない事を柚子に教えてくれる。



真澄に冷やかされて、思わず遊矢を突き飛ばす柚子ちゃんがかわいい。

顔真っ赤にしてました。遊矢の事、意識してるんですね。

対する遊矢は、全く照れたり動揺する様子がないのが少し残念ですが。

柚子の事を異性として意識はしていなくても、普段は酷い扱いでも、

ピンチには駆けつけるし、自然と柚子を大事に扱っているのが分かります。

敗北に落ち込む柚子の事も、しっかりフォローしてくれました。



次に控えるのは、LDSシンクロコースの刀堂刃。

柚子の仇をとりたいと言う権現坂に、素良は勝負を譲る。



遊矢と柚子とこれ程仲の良い権現坂が、遊勝塾の生徒でないのは、

権現坂道場の跡取りだから、なのか。

デュエル塾塾長の子供という点では、柚子達と同じですね。



一方、素良はやる気なし。

「なんか僕、あの人に向かない気がするんだよね。」

相手がシンクロ使いだと知り、シンクロの手強さを知ってて逃げた?

自分の融合デッキとの相性が悪いと判断したのか?

それとも単に、刃の熱血ぶりが苦手なのかな。(笑)



融合使いの真澄のデュエルも、観戦しながらその戦術を見抜いていたかのような発言。

素良はやはり、融合だけでなく、シンクロ、エクシーズの強みや戦術もよく熟知しているように見えます。

今回は素良のデュエルが見れなくて残念ですが。



ポッキーにベロキャンにと、今回もずっとお菓子を食べてます。

権現坂を「ゴンちゃん」と呼んだり。

僕そういう暑苦しいのやなんだよね、と言って、急に冷めてやる気無くしたり。

素良のこういう食えない感じが面白い。



遊矢から勝負を任せされた権現坂が、闘志に燃える。

権現坂道場に伝わる、不動のデュエルの名にかけて、必ず勝ってみせる!と。



アクションフィールドは、剣の墓場。

この一戦で、遊勝塾と遊矢の運命が決まる。



戦いの殿堂に集いし、の口上を、今回は修造と日美香が披露してくれました。

ついさっきまで睨み合ってた二人なのに、口上だけは息ピッタリ。

ポーズも決まっていて、楽しい。(笑)

日美香さんも、お行儀のいいだけの理事長、ではなく。

意外とノリもよく、お茶目な所もあるのかもしれません。

日美香さんが何だかかわいく見えます。



先行の権現坂が、超重武者カブトを召喚してターンエンド。

本当に強い男は、無駄に動かんものよ、と権現坂は言う。



刃がモンスターを特殊召喚した時、カブトは守備表示となり、守備力を上げるが。

三体のダブルエックスセイバーを揃えた刃が、エックスセイバー ソウザをシンクロ召喚

さらに墓地のチューナーを効果で呼び戻し、再びシンクロ召喚、ダブルエックスセイバー ガトムズが現れる。



遊戯王5D'sの放送が終わってから、次作の遊戯王ZEXALでは一度もシンクロ召喚は登場せず。

今作遊戯王ARC-Vが始まってから、初めてのシンクロ召喚です。

丸い輪が重なり、レベルを示す星の足し算が表示される、この召喚の演出も、5D'sと同じで、懐かしい。



不動のデュエルを名乗る権現坂と、二体のシンクロモンスターを揃えた刃。

果たして、デュエルの行方は?







柚子がこれ程までマスクの男(通称・黒遊矢?)に惑わされてしまったのは、

何か特別な理由がある訳じゃないのかな。

今回のデュエルで、迷いも疑いもようやく晴れたようです。



真澄ちゃんがなかなかいいキャラです。

髪をかき上げる仕草や、柚子にプレッシャーをかける台詞。

宝石商の娘で、父親をパパと呼ぶほどお嬢様なのに、衣装に派手さは無く。

アクションデュエルに最適とも思える、スパッツ装備。

ストイックでかっこいい雰囲気の女の子ですね。

柚子ちゃんのライバルキャラとして、今後も活躍して欲しいな。



抱き合う柚子と遊矢に、「随分見せつけてくれるじゃない」と冷やかしたり。

敗北した北斗に対する容赦の無さも、楽しい。(笑)



LDSのエース三人組が使うデッキテーマ、

セイクリッド、ジェムナイト、エックスセイバーの三つとも、

デュエルターミナルで登場したテーマなんですね。

OCGを続けている人には、懐かしいかな?



今回の柚子と遊矢の仲の良さ。

ゼアルでラブコメに定評のある雑破さんらしいです。(笑)



キャラが皆かわいい。

真澄ちゃんの口がωな所も。



作監:牧内ももこ)

(脚本:雑破業