遊戯王ZEXAL II  第127話

第127話「不屈の兄弟コンボ 時空竜(タキオン・ドラゴン)幽閉!!」



ミザエルと対峙するVとIII。

ギャラクシーアイズ使いと戦う運命の奇妙さを語るV。

Vがカイトにデュエルを教えた師匠だと知り、ミザエルも興味を示す。

二人同時に相手をすると言うミザエルは自信満々です。



  V「行くぞ!ミハエル!」

  III「はい!兄様!」



前回に続き、今回はIIIの本当の名前、ミハエルが呼ばれました!!

これも嬉しい。



III、IV、Vの名は、トロンの復讐を果たす為に、本来の名を捨てた時の呼び名でした。

家族を取り戻した今、もはやその名で呼ぶ必要はないように思えましたが。

三兄弟が再登場し、遊馬達と再会したときも、IIIとIVはそのままの名でお互いを呼び、

本当の名は名乗りませんでした。

遊馬達を混乱させない為だったのか、それとも、他に名前を明かせない理由があったのか?



しかし、IVが命を落とし、そして残された兄弟もまた、命を賭けて戦わなければならないと覚悟を決めた時、

そんな時はちゃんとお互いを本来の名で呼ぶんですね。

このデュエルに勝ち残り、IIIが自ら自分の本当の名を遊馬に告げる時が来ると良いのですが。



一方ベクターはギラグとアリトの二人だけを呼び寄せ、

ギラグには、遊馬とナッシュを戦わせない為に、ナッシュを連れてバリアン世界へ戻ること、

アリトには、遊馬の行方を捜索することを指示する。

ベクターの指示に二人は反発するが、

ベクターは再びドン・サウザンドの力で二人を洗脳し、操り人形と化してしまう。



眠りから醒まされた直後のギラグとアリトは、

洗脳されていたとは言え、まだ自我が残っているように見えました。

その自我も、今回の洗脳で完全に乗っ取られてしまったのか?

洗脳を受ける直前に、ドン・サウザンドの姿は見た二人は、ベクターとドン・サウザンドの関係を一瞬だけ知った事になる訳ですが。

もしも何かの拍子に洗脳が解けたら、ベクターの悪事に気付き、仲間達に事実を伝える事が出来るかもしれません。



九十九家の様子が、泣かせます・・・・。

キャットちゃんと委員長の報告を聞き、裸足で飛び出そうとする明里。

それを止めたのは、春ばあちゃんでした。

今できるのは、遊馬を信じて待つことだけだ、と。

遊馬を心配するキャットちゃんと委員長も、きっと遊馬は帰ってくる!と泣きながら語ります。

弟の事が心配で仕方ない明里も、辛い。



飛行船で、VとIIIとケンカ別れしてしまった事を後悔する遊馬。

それでもお互い、信じた道を進んでいくしかないと、アストラルと小鳥に励まされる。

VとIIIの無事を信じて・・・。



VとIIIのLPは共通の扱いとする条件を受け入れ、デュエルが始まる。

Vが先行1ターン目からNo.9 天蓋星ダイソン・スフィアを早速召喚する。



このデュエルに駆けつけるドルベとメラグ。

この二人は一緒に行動していたのか。

ダイソン・スフィアのその巨大さが、デュエルをしている事を周囲に知らせる事になるとは。

Vはこのエースモンスターを使っている限り、こっそり隠れてデュエルするような事は出来ないんですね。(笑)



さらにVはマジックで、次のターンの相手の魔法カードによる特殊召喚を封じる。

IVを通して得たナッシュとのデュエルデータは分析済み。

七皇のキーカード、RUM- 七星の剣(ザ・セブンス・ワン)を封じて、ネオタキオンの召喚を阻止する狙いだった。



駆けつけたメラグとドルベを見たVとIIIの様子が・・・。

ここは任せて遊馬とカイトを探しに行けと言うミザエル。

メラグとドルベの加勢は必要無いという、余裕をみせます。

ドルベ達も、特にミザエルを心配する様子がないのは、その強さに信頼を置いているからなのか。



その時、VとIIIのブレスレットが光り、周囲を特殊なフィールドで取り囲む。

メラグとドルベと含めた七皇の三人を、このフィールドに閉じ込め、足止めするつもりなのだ。

七皇が揃うのを待ちたかったが・・・と言っていたのも、この事だったのか。



またも高みの見物を決めるベクター

 「ほぅ・・・。よからぬフィールドが張り巡らされているじゃねえの。」



また「よからぬ」が来ました。(笑)

ベクターの出番が増えたせいか、ここ最近はよからぬの使用頻度も増えているような気がします。

使いにくいフレーズなのに、各脚本家さんが毎回工夫して使ってくれているのが、面白いです。



それでもドルベとメラグに手出しは無用と言うミザエル。強気です。

協力して三人で挑めば、VとIIIを短時間で倒し、このフィールドから脱出出来ると言うのに。

或いは、ミザエルのプライドの高さのせいなのかもしれません。



その頃、ナッシュの元に現れたギラグから、遊馬はバリアン世界へ向かったと知らさせる。

遊馬を追ってバリアン世界へと向かったナッシュをみて、怪しく光るギラグの眼光。

ドン・サウザンドに操られ、ベクターの指示に従っている様に見えます。



ミザエルはNo.107 銀河眼の時空竜(ギャラクシーアイズ タキオンドラゴン)を召喚。

ダイソン・スフィアの効果は無効化され、攻撃力を上げた時空竜で再び攻撃され、破壊されてしまう。

ネオタキオンを召喚するまでもないと豪語するミザエル。

前回のロビンとアンナ相手にはネオタキオンを召喚していたから、それなりに二人とも善戦したんですね。



カイトはダイソン・スフィアの消滅から、V達のデュエルを知っていたが。

今はやるべき事をするだけだと、霞む視界のまま、バイク形態のオービタルで走っていく。

カイトのあの目は・・・。視力は、体力は、果たして大丈夫なのか??

やるべき事とは一体・・・。



時空竜の恐るべき効果を目の当たりにし、共通のLPを削られるVとIII。

それでも怯むこと無く、倒しがいがあると言うV。VもIIIも、負ける気は無い。

続くIIIが、No.6 先史遺産(オーパーツアトランタルを召喚、



アトランタル召喚時のIIIの表情がイキイキしていて、嬉しい。

WDCの頃は、こんな笑顔でデュエルする事は無かった。

(最初のシャーク戦では笑顔も多少見られましたが、心からの笑顔では無かったし。)

今はどんな強敵を相手にしていても、信じる者の為に戦う今のIIIは、多分幸せなんだと思います。



トラップで、アトランタルがダイソン・スフィアを装備するのを阻止するミザエル。

だが、その位想定済みだと言い、VとIIIの顔から戦意が失われる事はない。

Vの合図で、Vの伏せたあのカード、RUM - アージェント・カオス・フォースを使い、

CNo.6 カオス・アトランタルを召喚する。



RUMを発動した時、紋章が光り、唸りを上げ、IIIが苦しむ様子がみられました。

やはりこのカードは、使用者に相当の負担を強いるようです。

そんなカードをナッシュ戦で三回も使ったIVは、その負荷に苦しむ素振りをあまり見せませんでしたが。

かなり無理をしていたんだな・・・。



カオス・アトランタルの攻撃を受けた時空竜は、装備カードで破壊を免れるが。

ここでカオス・アトランタルの効果が発動し、時空竜はカオス・アトランタルに取り込まれ、

攻撃力を上げる!

IIIはこれを狙っていたのだ。



時空竜を奪われ、悔しがるミザエル。

ミザエルが強い執着をみせる自身の銀河眼を奪われる事は、相当屈辱的な事でしょう。

これ程の屈辱を味わったのは初めてだ!と、ミザエル自身も言っています。

拳と声を震わせ、両目を見開いたまま眉間にしわを寄せる姿に、その怒りを感じます。

が、いつも孤高の騎士を気取っている姿から考えると、少し滑稽にも見えますが。(笑)



お褒めにあずかり光栄です、と返し、IIIも煽ってみせる。



追い詰められたミザエルは、バリアンズ・カオス・ドローで、RUM- 七星の剣をドロー。

ここで、ミザエルが気付く。

最初からVとIIIは、ネオタキオンの召喚を阻止するのが狙いだったと。

・・・時空竜を奪われた時点で気付いても良さそうな事ですが。(笑)



RUM- 七星の剣があれば、墓地とエクストラデッキからいつでもCNoを呼ぶ事ができますが、

肝心のオーバーハンドレットナンバーズがそのどちらにも存在せず、相手のフィールドに捕らわれたままでは、

CNoを呼ぶ事は出来ない。



それを見物するベクター



  「あららぁ〜?みざちゅわ〜ん、ちょっとイケてないんじゃな〜い?」



このふざけたベクターの口調。(笑)

ミザエルのピンチを完全に楽しんでます。

(III役の池田さんのツイートによると、この「みざちゅわーん」はベクター役の日野聡さんのアレンジらしいです。

 日野さんGJ!)





頭部も瞳も大きめで、キャラ顔も幼い感じ。

いつもの凜々しく大人っぽい横田さんの印象とは少し違う感じ?

カードを扱う手の動き。決めポーズの大胆さ。

アクションやポーズもかっこいい。



作監:横田明美

(脚本:広田光毅