遊戯王ZEXAL  第100話 ーメモ





<召喚口上>



No.44 白天馬 スカイ・ペガサス



悠久の大義よ 今こそいにしえの眠りから目覚め

天空を翔る翼となれ!

白天馬(はくてんま) スカイ・ペガサス!





CNo.39 希望皇 ホープレイ・ヴィクトリー



希望に輝く魂よ 森羅万象を網羅し

未来を導く力となれ!

希望皇 ホープレイ・ヴィクトリー!



(98話とは違う口上?)







<ドルベが解読した、壁画の伝説>



遠い昔、とある国に仕える勇敢な騎士達がいた。

その一人は、愛馬ペガサスに乗る英雄だった。

英雄率いる騎士達の活躍で、その国の平和は守られていた。



あるとき、英雄は城をあとにし、自分の生まれた故郷の村へと帰っていった。

だが、英雄が居なくなると、残された騎士達の中に、

王を倒して国を乗っ取ろうとする者達が現れた。



彼らは英雄が去った後、己の力に自惚れ、自分たちこそが王に相応しいと言い始めた。





騎士達の謀反を知った英雄は、城に駆けつけた。

そして英雄は彼らに訴えた。

いかなる時でも心に掲げていた正義を、

共に戦った仲間との絆を思い出して欲しいと。



かつての仲間は英雄に刃を向けたのだった。

英雄には仲間を斬ることはできない。

彼は無抵抗なまま仲間の剣に傷つき、倒れた。



その時だった。

愛馬ペガサスが主人を守ろうと、騎士達の前に立ちはだかった。

自分を犠牲にして、英雄を守ろうとしたのだ。





<ドルベが語った伝説の続き>



英雄には、ペガサスを見捨てる事は出来なかった。

彼はその場に留まり、ペガサスと共に息を引き取った。





<マッハが語った伝説の続き>



騎士達は命がけの英雄とペガサスに心打たれ、

己を恥じ、謀反の気持ちは消え失せた。



彼らは英雄とペガサスを手厚く葬り、その墓の前に跪き、

深々と頭を垂れた。



そして英雄は、ペガサスの魂と共に、天に召されていった。