遊戯王ZEXAL  第89話

第89話「共闘ダークアストラル 影の巨人への挑戦!!」



皇の鍵の中で、ナンバーズの声に耳を傾けるアストラル。

そこに、ナンバーズ96が姿を現す。

封印はされているが、アストラルに服従するつもりはないと言うブナンバーズ96。

強敵相手に手をこまねいているなら、力を貸すと申し出るが、アストラルはそれを拒否した。



ナンバーズの記憶を取り戻せと言う扉の言葉。

アストラルの前に謎の巨人が現れる。

我は汝を試す者。我とデュエルをするのだ。

皇の鍵の中に招き入れられた遊馬と共に、巨人とのデュエルが始まる。



巨人は最初のターンに、虚構王アンフォームドポイドをエクシーズ召喚。

巨人が発動したエクシーズ縛りのフィールド魔法の効果で、遊馬は早速ダメージを受けてしまう。

遊馬達もNo.61 ヴォルカザウルスと、No.6 先史遺産アトランタルを召喚するが。

効果により、遊馬の場のモンスターエクシーズの攻撃力の合計を得たアンフォームドポイドには攻撃出来ず。

さらにフィールド魔法の効果により、ヴォルカザウルスの効果では相手を破壊できない。

アトランタルを破壊され、苦戦する二人の前に、ナンバーズ96が再び語りかける。

自分を解放するなら、力を貸してやると。



遂にヴォルカザウルスも破壊され、追い込まれる遊馬達。

ダメージに耐える遊馬を見て、アストラルはナンバーズ96を解放。

デュエルに勝つため、やむを得ずNo.96 ブラックミストを召喚する遊馬。

ブラックミストの効果により、アンフォームドポイドを戦闘で破壊。巨人に勝利する。



アストラルが記憶を取り戻し、自分の使命を語る。

世界の全てを記した神のカード、ヌメロンコード。

まだ手に入れていないナンバーズにその在処が記されているという。

アストラルの使命は、バリアンより先にそのカードを手に入れる事だった。







「世界はたった一枚のカードから生まれた」

これは!!GXにあった設定!!

GXとZEXAL、一作品おいて、初めて設定が繋がりました!

ヌメロンコードに世界の運命を変える力があるなら、5D'sの世界救済にも繋がる、かも??



監督さんは多分、全話ではないにしろGXの重要回はちゃんと見ていて、

その設定を引き継いでくれた、のかな?

だとしたら嬉しい。

これまで、ゼアルの世界でシンクロ召喚が存在しないのは、

設定に関わる重要な事なので理由を明かせない、とされてましたが。

このヌメロンコードが、

DM〜GX〜5D'sと繋がる世界と、ZEXAL世界との関係や、

シンクロ召喚が存在しない謎を明かす鍵になるのでしょうか?

楽しみです!!



ちなみにtwitterで聞いた話ですが、

ヌメロン「Numer0n」とはギリシャ語で「数字」を意味する「NUMERO」と

「 - の人」という意味を表す「ON」を組み合わせた造語

らしいです。

同じ名前の数字当てクイズの番組もありますね。





いきなり遊馬を「遊馬巡査」呼び。

さらに自分は「警部」で、遊馬は部下だと、前回に続き上下関係に念を押す真月。

まるで刑事ごっこ。(笑)

真月自身こういうのが好きなのかな。それとも素?



さらにバリアン警察手帳まで見せつけて。(笑)

本気で自慢してるのか。それとも遊馬を釣るための小道具なのか?



バリアンズガーディアンの事はアストラルには秘密、と言う事が、やはり遊馬も引っかかっている様子。

隠し事をしたら、遊馬とアストラルの信頼関係を損なうことになるかもしれない。

それは、真月も分かっているハズなのに・・・。



人間には明かしてもいいけど、アストラル世界の者には絶対に明かしてはならない、

厳しい掟がバリアンズガーディアンにはあるのか?



それとも・・・・。

バリアンズガーディアンというのが全て嘘で、

アストラルと遊馬の関係を損なわせる事が目的なのか?

勘の良いアストラルに、自分の嘘が見抜かれる事を恐れてる?

ヌメロンコードの話をしたとき、真月の目が一瞬鋭くなったのも、気になる。

真月の本当の狙いはヌメロンコードなのか?



真月のバリアンズガーディアンの話が全て本当なら、

ギラグ、アリト、ミザエル達は全員、「悪」のバリアン、という事になってしまうが・・・。

全力でデュエルを楽しもうとしらアリトや、

そのアリトの仇を討とうと必死だったギラグは、

遊馬からみたら、悪い奴には見えなかったはず。

その彼らを「悪」の一言で断じてしまう事に、遊馬には戸惑いもありそう。

真月の言葉は、本当に信じて良いのか・・・・?



「これもすべてはアストラルの為だ」の一言で、戸惑う遊馬を説得する辺りも。

アストラルの為、と言われたら、遊馬はどんな苦労を惜しまない。

そういう事も承知の上で、この言葉を真月は使ってるのだろうか・・・。



遊馬に力を与えた例の扉が、皇の鍵の中で、アストラルの前に出現。

ナンバーズの記憶を手に入れろ、と。

セカンドに入ってから、語りかけてくるナンバーズの声に耳を傾けてきたアストラルですが、

それでも、ヌメロンコードに関する記憶だけが取り戻せなかった。

これは重要な記憶だから、記憶にロックがかけられていたのか?

この記憶を取り戻す際に、ヌメロンコード探しに必要な、相応の力を手に入れているかどうか、

それを試す為の試練が、プログラムされていた?



重要な場面で度々登場し、遊馬やアストラルに語りかけてくる、あの扉は、一体何なのか?

皇の鍵の中の飛行船は、ナンバーズを集めたら、いつか飛び立つ時が来るのか?

セカンドに入ってから全く登場しない一馬は、この件にどう関わっているのか?

まだまだ謎が多いです。



ナンバーズ96の言葉に、

「聞くなアストラル!悪の心なんていらねぇんだ!」と言った遊馬。

お前には闇は必要無いんだ、と言っているようにも聞こえる。

遊馬らしい信頼に満ちた言葉。



そして、ナンバーズ96の去り際の気になる台詞。

「お前は必ず、悪を必要とする未来が待ってる」とは、一体・・・。



光と闇、善と悪が、常に表裏一体なら、

光のみの存在であるアストラルは、不完全な存在で、

悪と闇を受け入れることで初めて完全体になれる・・・的な事かな?

アストラルが自ら進んで悪を選択し受け入れる場面が、いずれ訪れるのか?



逃げ出したナンバーズ96は、どこへ行ってしまったのか?

次はいつ、遊馬達の前に現れるのか?

セカンドに入ってから出番のないキャラに取り憑いて、

再登場の機会を与えてくれたら嬉しい。



次回はなんか凄い濃い作画が。(笑)

オービタルの恋??

オボミが女の子という時点で、同じロボット同士、

そういう展開もあるかな?なんて思ったりもしましたが、

まさか現実になるとは。(笑)

何がきっかけで恋に落ちるのか?

オボミはどう反応するのか?

オービタルはどんなデュエルをするのか?

果たしてデュエルで勝てるのか?

カイトは、恋するオービタルに、どんな反応を示すのか?

かなり面白いギャグ回になりそうで、いろいろ楽しみです。





アストラルとナンバーズ96の、一人入野劇場。

自分を解放するようそそのかす口調、

解放された後の、弾けたヒャッハー!な演技。

嬉々として自分の効果を宣言する所。

台詞の強弱の付け方。

上手いし、楽しい。



目がまん丸で、比較的小さめ。特徴的。

デュエルディスクセットのシーンも良かった。



「バトル・リスタート」を発動した場面。

遊馬の発動したトラップの支援を得て、ナンバーズ96が再び自身の効果を発動する時、

一瞬アストラルに目配せしするシーンが良い。

姿を見せないアストラルを心配してうろたえる遊馬がおかしくて、和んだ。(笑)



作監:瀬谷新二)

(脚本:吉田伸)