遊戯王ZEXAL  第68話

第68話「崩壊への序曲 スフィア・フィールド砲の脅威!」



スフィアフィールドは、ナンバーズの力を一つに集約させた弾丸。

アストラル世界を滅ぼすスフィアフィールド砲の弾丸として、

ゼアルを、スフィアフィールドごとアストラル世界に打ち込もうとするフェイカー。



WDCはナンバーズを集める為に開催され、カイトもフェイカーに利用されていたのだ。

ハルトはスフィアフィールド砲の一部となり、発射の引き金にされる。

フェイカーは、アストラル世界を滅ぼし、バリアンの力を得て、この世を支配しようとする。



崩壊を始めたハートの塔。

遊馬を助けようと、ハートの塔に来た小鳥は、瓦礫の下敷きとなり身動きがとれないカイトと出会う。

そこに、同じく遊馬を助けに駆けつけたシャークが現れ、小鳥と共にカイトを救出。

ハルトがスフィアフィールド砲の一部となって捕らわれている事を知る。

スフィアフィールド砲の場所をシャークに問われても答えないカイト。

シャークは遊馬を救いたいという、その思いを語る。

小鳥も、遊馬とハルトを助けるために力を貸して欲しいと、カイトを説得。

カイトは地下のゴミ処理場へと二人を案内する。



しかし、地下への通路は瓦礫でふさがれていた。

小鳥が明里の協力を得て、二人を地下へと導いく。



地下に辿り着いた三人を待ち構えていたのは、Mr.ハートランド

三人に襲いかかるオボット達。

オービタルとシャーク、カイト、そして小鳥も、オボット達を破壊していくが、

次から次へと現れるオボットにきりが無い。



オービタルが、ホストコンピューターを破壊する事で、オボット達の動きを止める事に成功。

だが、オービタル自身も大ダメージを受けて・・・。



Mr.ハートランドは、オボット達と共にアストラル世界に向かって落ちていった。



スフィアフィールドのエネルギーが弱まり、この隙にゼアルを解除したアストラル。

ホープとシャークドレイクを遊馬に託し、スフィアフィールドの外へと逃がす。

ハルトとアストラル世界を救って欲しい、君に未来を託す、と。



「シャーク!カイト!俺に力を貸してくれ!」

立ちはだかるDr.フェイカーに、遊馬は三人でデュエルを挑む。



「俺たちの心は決まったぜ。

みんなの未来をかけて、デュエルで勝負だ!Dr.フェイカー!」







何という超融合展開!!!!!

遊馬とライバルのシャーク、カイトが、共に力を合わせる時が来るとは!

三人でカード掲げるシーンで、劇場版超融合のシーンを思い出して胸熱!!!!

多分DMGX5D'sとは別世界設定だと思うけど、何か熱いものがゼアルに受け継がれてるような気がします。



小鳥、大活躍!

いがみ合うシャークとカイトの間を取り持ち、遊馬の元へと導きました。

常に遊馬の側で、遊馬の全てのデュエルを見てきた小鳥だからこそ、できる役割。

ただ見守るだけのヒロインではなく、

こういう遊馬のピンチにこそ、その真価が発揮される。



カイトはカイトでハルトの事で頭一杯だし、シャークはシャークで遊馬の事で必死だし。

二人とも焦り過ぎてイラついて、会話が成り立たないあたりが、見ていてもどかしい。

小鳥ちゃんがこの場に居てくれて、本当に良かった・・・・。 



小鳥とライバル二人との接点が出来たのも、興味深い。

シャークとカイトから、小鳥の存在を意識する事は今まで無かったと思うけど。



カイトは相変わらず。

助けて貰ったのに、お礼も言わない。(素直に言えない?)

カイトが助かったのも、シャークと協力出来たのも、小鳥ちゃんのお陰だから、

借りが出来た分、今後は偉そうな口はきけないな。(笑)



オービタルが健気でした!!よく頑張った!!(泣)

でもなんか変な台詞言ってました。(笑)

 「オービタルステップ!」

 「かしこまリングだ、オイラ!」

 「そして、ずっとオイラのターン!」



ノリがいいな、オービタル。(笑)

ずっと〜のターンネタを、まさかアニメ本編でやるとは。



シャークに「クソロボット」呼ばわりされたオービタルが、

シャークを「ロン毛男」「不良鮫」と言い返してました。

一見、言い合ってるように見えても、悪口のレベルが変わらないあたり、面白い。(笑)



今回は流石にカイトも褒めてくれました。

カイト、オービタルに対して、いつもあんな態度だけど、本当は感謝してるんだと思う。

抱き起こして泣いてくれた小鳥ちゃんの優しさ。

小鳥はオービタルと結構仲良かったもんね・・・。



オービタル、復活しますよね??

ロボットだし、修理すれば直るよね???



希望と未来を託し、遊馬だけをスフィアフィールドの外へ逃がしたアストラル。

アストラルと遊馬の別れが切ない・・・・。

これまで幾度も困難を乗り越えてきた二人だからこそ、お互いを信じてる。

今度もこの危機を乗り越えてくれると信じてます。



ホープが「希望」なのは分かるけど、

シャークを散々誘惑してたシャークドレイクが「未来」? 

大体が邪悪な意思を持つナンバーズですが、

そのカードが持つ意味、ではなくて、

ナンバーズに操られることなく、その真の力を引き出せるシャークの実力を信じて、

それを「未来」と例えたのかな。



アストラル世界へ落ちていった、Mr.ハートランド

デュエルせずにあっけない退場が、意外でした。

行き着く先がアストラル世界なら、一馬のように生きている可能性もある?

また復活して、再び遊馬達の前に立ち塞がりそうな予感。



Mr.ハートランドが、何を思ってDr.フェイカーに味方していたのか、その辺も気になる。

「私は嬉しいのだよ、Dr.フェイカーの長年の夢が、間もなく達成される事が。

 それが私の夢にも繋がる。

 私はDr.フェイカー様に全てをかけてきたのだ。」

私の夢、とは一体何なのか?

本当に、単にフェイカーに心酔していただけなのか?

他に何か思惑があったのか?



アストラル世界を破壊するのに、ゴミ処理場が使われていたのは・・・?

ゴミが落ちていく方向が、アストラル世界だとしたら、

街のゴミを弾丸にして、ハルトの力でアストラル世界へ打ち込んでたのかな。



ゼアルのクライマックスは、必ず二転三転のどんでん返しが恒例なので、

今回もフェイカーを倒しただけじゃ終わらない、波乱の予感。楽しみ!



もう次回予告で明かさてますが、フェイカーの真の姿が・・・。

いわゆるデュエルマッスルじゃなくて、機械!? 

サイボーグ的な肉体なのかな?



作監小林一三

(脚本:上代務