TIGER&BUNNY  第24話

第24話「Nothing ventured,nothing gained. (虎穴に入らずんば虎子を得ず)」



いよいよ始まる決戦。

H-01を前にして、二人はまだ能力が発動できない。

逃げ回る二人をモニター越しに見つめる仲間達。



実はボタンを押した本人も爆発する仕掛け。

やはりロトワングの目的はNEXTを精神的に追い詰めて殺す事なのか。悪趣味な・・・。(汗)



意外にも誘惑に負けそうになったのはロックバイソンだった。

スカイハイの独り言の直後にお互いの音声回線を切り、わざと不安を煽ったり。

やる事が汚い、ロトワング。

なかなかボタンを押さないヒーロー達にイライラしながら言葉で煽ったり、小物ぶりを披露。



ようやく発動可能になっていよいよ反撃開始!

しかし、H-01の腕力・俊敏さは共にタイガーとバーナビーのそれと互角、いやそれ以上?

グッドラックモードで二人同時のダブルインパクト攻撃が決まる!

が、それでも無傷で立ち上がるH-01。

次第に押され、二人ともボロボロに・・・。



そんな二人の戦いを見て、ブルーローズが心を決める。解除ボタンは絶対押さないと。

二人を信じると言う彼女の言葉に、ヒーロー達全員も決意を。



これはロトワングの失敗だな。

お互いの音声を聞こえるようにする事で、仲間の裏切りを知り絶望する姿が見たかったんだろうけど。

結局、返って結束を促す事に。



このまま能力が切れるまで、押され続けるのか?

時間切れがきたら、二人とも敗北してしまうのか?

そんな時、運良く虎徹がH-01の背後をとり、羽交い締めにして動きを封じる。

バーナビーの側に落ちていたH-01の銃で、そのまま撃てと。

自分は避けるから大丈夫だと虎徹は言うが・・・。

迷うバーナビー。もしも逃げ遅れたら虎徹が危ない。

だが、この期を逃したら、H-01を倒せない・・・・。



引き金を引き、H-01に向かって閃光が走る。

ついに強敵、H-01を倒した!

それを見たロトワングは、NEXT達を始末しようと爆弾のスイッチを押そうとするが。

ここで楓ちゃん大活躍!!!

まだ子供なのに、ヒーロー並みの活躍ぶりだよ!!

流石虎徹の娘!



楓ちゃんのNEXT能力が脱出のヒントになりそうだなとは思ったけど。

そうか、最後に楓ちゃんに触れたのは、ブルーローズだったか!

虎徹を心配する楓ちゃんを励まそうと、肩に手を置いたよね、前回。



能力の使い方も賢い!監視に気付かれないようこっそり氷の刃で手錠を切るとか、

ロトワングがモニターに見入ってる間に監視を凍らせたりとか。

これは、将来有望なヒーロー!



楓の活躍のお陰で、ヒーロー達の爆弾も解除。

全員、それぞれの能力で個室から脱出。合流して二人のもとへ。

牛角さんの肩のドリル、初めて役に立った!(笑)



そこで楓とヒーロー達が見たものは・・・・。

虎徹の能力切れ、ずっと気になって心配してたんだけど、このタイミングで切れてたのか・・・・。

銃の衝撃を避けきれず・・・。



抱き起こしたバーナビーに、能力減退の事を打ち明ける。

気付かなかったと悔しがるバーナビーに、気付かれちゃ困るという虎徹

そうやって心配かけまいと自分の問題を隠してしまう、虎徹の優しさ。

ある意味過保護すぎて、虎徹の短所でもあるんだけど。



お前と一緒で楽しかったと言う虎徹

最後の別れのような、その言葉に、バーナビーもボロボロに泣く。(泣)

ここの悲痛な森田さんの演技も良かった。

練習した炒飯食べて貰ってないとか、そんなエピソードまで・・・・。



で、死にそうな虎徹が、最後に娘の事を託すのかと思ったら。

泣くバーナビーに顔が近いとか、まつげ長いなとか、そんな事言ってる場合じゃ!!(汗)



次回予告も、いつもの明るい予告じゃなかった・・・・。

これは虎徹死亡と見せかけて視聴者をハラハラさせる演出とみた。

最終回はまちがいなくハッピーエンドでしょう。だってTIGER & BUNNYだもの。

おそらく、踊る大捜査線のような、盛大なオチがあるはず!期待して最終回を待ちます!



今回やはり出番無かったルナティック。

回想によると、虎徹を庇った後、H-01の攻撃を受け、負傷したらしい。

だから出番ないのか・・・。

OCE会議で、ヒーロー達はテロ組織と戦っていると言うマーベリックを見て、苦々しく思っただろうな。

この状況で堂々と嘘をつくあたり、マーベリックが黒幕らしいと気付いているんだろうけど。

これでもしヒーロー全滅、となったら、ユーリ・ペトロフはどうするんだろう?

一人で巨悪と戦っていくんだろうか?自分の正義を貫くなら、多分そうなるんだろうな・・・・。



ベンさんと斎藤さん、今回は解説役。

相変わらず斎藤さんの解説についていけないベンさん。(笑)

斎藤さんの解析は間に合わなかった?





<二期があるなら期待したい>

・ルナティックの話

  敵対しつつも、時としてヒーロー達を助太刀するという、かっこいいポジションが生かされた!

  ジェイク戦の時はがっかりだったけど。

  この人、なんとか最後は救われて欲しい・・。

・アニエスさん主役のラブコメ

・斎藤さんとベンさんのコンビのお話

・その他、描ききれなかったであろうヒーロー達の個別エピソード





あと掘り下げるなら、NEXTとの共存をどうするか?という問題。

クリームのような迫害を受けた者、そこからジェイクの様なNEXT至上主義が生まれ。

そういう思想が生まれる温床は間違いなくNEXT差別の存在だと思うんだけど。

ヒーローTVの影響で差別は大分緩和されてるんだろうけど。

最後にはNEXT差別者の代表としてロトワングが登場しました。

市民レベルでは陰で差別が続き、人々はこれから先もそれと戦っていく事になるのか?

またクリームの様な不幸なNEXTが生まれたりしないか?



ジェイクが皮肉っていたヒーローTVの存在。

商業主義じゃない、本当の正義を目指す日が来るのか?

その辺のテーマが最終回で描かれるのかどうか。

もしここで保留状態で物語りが終わるなら、ぜひ二期ではその辺のテーマにも突っ込んで欲しいな。