TIGER&BUNNY  第13話

第13話「Confidence is a plant of slow growth. (信頼という木は大きくなるのが遅い木である)」



ようやく決着!!長かった!そして、タイバニに相応しい、いい結末だった!



いよいよバーナビーvsジェイク。

すぐにハンドレットパワーを発動させず、ジェイクの隙を窺う作戦はバーナビーらしいけど。

攻撃が読まれ、全く攻撃が当たらない。



その間に電波ジャミング作戦。

ブルーローズ、ドラゴンキッド、ファイヤーエンブレムの三人に指令が。

作戦に参加しようと起き上がる虎徹に、ブルーローズのキツイ言葉。



よく言った!!

ここのブルーローズ、ヒロイン的にカッコ良かった!!

こんな事言われたら惚れちゃうだろ!

まだ小娘なブルーローズに、おじさんな虎徹は釣り合わない気がしてたけど、

意外とこの二人もいいコンビになりそうな気がしてきた。



そんなブルーローズを横目で見ながらニヤリ笑いのファイヤーエンブレムも良かった。



言われてションボリな虎徹

しかし、この言葉がしっかり効いてます。

真剣にジェイクの能力を考える。



現場に向かう三人娘(笑)のやり取りに笑った。

女子の底力!!

緊迫した場面なのに、こんなコントが見られるとは。

ボーイッシュな事を気に掛けるドラゴンキッドかわいい。

ブルーローズと違って、ファイヤーエンブレムに突っ込まない、やさしい子だ。(笑)

自分を女子の一人だと信じて疑わないファイヤーエンブレムの言動。

それでいて、ヒートアップすると野郎言葉になる所とか。(笑)



ジェイクの能力に気付いた虎徹が、俺が行かなきゃ!と、ハンドレットパワーで傷を治癒!

そんな事も出来るのか!!!・・・と思ったら。

治したのは表面的な怪我だけだった様子。

内部までは簡単に治せるハズもなく。

仲間に心配かけまいと、見える怪我だけ治して強がってみせる虎徹が、見ていて辛い・・・。



親の仇を目の前にして、この日のために生きてきたのに!!というバーナビーの悲痛な叫びも辛かった。

ジェイク戦でのバーナビーの声が、いつものクールさやかっこよさが微塵もなく、

不様で、必死でがむしゃらな感じが出ていて凄かった。

中の人(森田成一さん)の熱演GJ。



遂に追い込まれ、バーナビーがハンドレットパワー発動。

それでもジェイクには届かず。

屋根に蹴り上げられ、ここまでか!?って時に、バーナビーを支えたのが、虎徹

ジェイクの能力を伝え、秘密兵器を渡すが・・・・。

ジェイクの能力は耳の良さ??筋肉の音を聞く超聴覚?超音波でかく乱できる??

自分を信じてくれなかった虎徹を、自分も信じられないと、最初は拒絶するバーナビーだが・・。

ジェイクを前に、もう迷っている時間もない!

で、虎徹の指示通り超音波発生装置を投げるが・・・・。

勿論、その思考も読まれていて・・・。

装置が閃光を放った瞬間、虎徹の声が。

これは一体・・・・・??



ジェイクが思考を読む事を知っていて、バーナビーをも騙していたのか!

ジェイクの能力に気付いた事。

そして、バーナビーを騙しつつ、ジェイクに隙を与えるこの作戦を考えついた事。

虎徹ってこんなに頭良かったっけ?と思ったけど、

3話の爆弾事件でも鋭い観察眼で爆弾魔を見抜いてたから、バカじゃないんですよね。



そして何より、最後の虎徹の台詞。

バーナビーが自分を信じてくれると確信していた事。

そこまで信頼した上での、この作戦だったのか。

虎徹の言葉を聞いて表情がふわっと変わるバーナビーの描写も良かった!

そういえば、バーナビーが土壇場で選択を迫られたときに虎徹に従う、という展開は3話と同じなんですよね。



ジェイクの首を吊し上げるバーナビー。

そのまま殺してもおかしくない状況。

それを思い止まらせたのも、虎徹の存在だった。

この復讐の為だけに生きてきた。でも、最後は道を踏み外さすに済んだ。本当に良かった。



で、そのジェイクの末路はと言うと、自業自得の結末。

ヘリでクリームに救出させようと企むが、虎徹のワイヤーが阻止。

そのワイヤーを切断しようと発動させた攻撃が接近してきたヘリに当たり。

悪あがきしなければ生き延びる事ができたものを。

でも、よく見るとクリームだけはヘリから投げ出されて、スタジアムの屋根に倒れてる?

クリームだけ助かったのかな?



三人娘はどうやってパワードスーツ軍団を制圧したんだろう?

途中まで苦戦していたハズなのに・・・。

この辺も詳しく知りたかったな。



一件落着。街に平和が戻る。

バーナビーはヒーローとして賞賛される一方、

本当は一番の功労者なのに、誰にも労って貰えない虎徹が不憫で。(笑)

そんな虎徹を、初めて「こてつさん」と呼んだバーナビー!

もう「おじさん」じゃないんだ!

これで本当のコンビになったんだ!



1クール終了で、ようやくコンビ完成。

EDの最後で互いに目配せするシーンが、ようやく現実になった訳ですね!



気になる点いくつか。



ジェイクは本当にバーナビーの両親を殺した犯人だったのか?

右手にウロボロスのマークがないという指摘があるのですが・・・。

本人が死んでしまったら、確認しようがない?

回想シーンでは犯人は銃を持っている男の影だったけど、

NEXTのジェイクに銃は必要ない様な・・・。



ウロボロスは今回登場した三人だけなのか?

三人でウロボロスを名乗っていた?

それとも他にもメンバーはいる?



NEXTの特殊能力は一人に一つ、ではなく、ジェイクの様に二つ持つ者もいる?

ジェイクはヒントを与えすぎだな。慢心の結果でもあるけど。



今回、結局動かなかったルナティック・・・・。

ヒーロー達の苦戦を高みの見物。それでいいの?

市民に危険が迫っているのに、犯罪者を野放し?

ルナティックの言う正義とは一体・・・。

人が殺される前に犯人を殺す、じゃなくて、犯人が人を殺したら報復として犯人を殺す、なのか?

それだと、報復としての殺人を楽しんでる、その名の通りの狂気じゃないか・・・。



バーナビーがジェイクを倒せなかったら、どうしていたのか?

ヒーロー全員やられた所で動くつもりだった?

ただ、ここでルナティックが出てきた所で、ジェイクの能力が分からない以上、

勝ち目はないよな・・・・。



今回の虎徹の作戦、虎徹の要望を満たす装置を即座に作った斎藤さんが、何気に凄い!!

斎藤さんはもっと賞賛されるべき。



平和を取り戻した市民にマーベリックさんの演説。

ヒーロー達と並んで、市長を称えて、華を持たせる。

終始自分の責任逃れだけを考えていた情けない市長を、ヒーローと同列に称えるなんて・・・と、

内情を知る者なら思わずにはいられない。

けど、これで万事を丸く収めたマーベリックさんも、実は凄い人なんだな。



こんな結末でいいのか?って人も居そうだけど、自分はとても満足です。

もっと悲惨な結末や悲劇、苦悩も、この世界にはあり得るとは思うけど。

そんな鬱展開ばかりだったら、逆にがっかりする。

現実的なテイストを持ちながらも基本はコミカルなアクションヒーローもので、爽快感のある結末がよく似合う。

それがこの作品の良さだと思う。



で、次回予告。Love??

ブコメ回かな???(期待)

年齢的にどう考えてもカリーナの片思いで終わりそうだけど・・・?

ブルーローズと虎徹の関係に変化があるのか?楽しみ!