遊戯王5D's 第148話
第148話「ただ1枚に懸けた勝機」
上空の巨大スクリーンに映し出される、遊星とゾーンのデュエル。
他の市民達同様避難するMCが、人混みの中、落としたマイクを見て何かを決意する・・・。
遊星は最初のターンに、モンスター効果を駆使して一気に5体のモンスターを召喚。
シンクロ召喚で、ブラックフェザーとレッドデーモンスが現れる。
クロウ「行け遊星!これが俺達の絆だ!」
ジャック「受け取れ遊星!我があらぶる魂を!」
一方地上では、市民が遊星達のデュエルに魅入って立ち止まってしまい、避難の遅れに牛尾達が手を焼いていた。
報告を受けたイェーガーが困り果てたその時。
私が力を貸しましょう!と言って颯爽と現れたのは、リーゼントの実況解説者、MC。
それを見たミゾグチが察してマイクの電源を入れ。
MCが市民に呼びかける。
今から私が皆さんの目となり耳となり、このデュエルの実況を行います。
だから振り返らずに避難を続けるように、と。
逃げなくてもいいのか?というイェーガーの問いに、
私が実況しなくて、誰が実況するんです?とMCがウィンクして答える。
しかし、いくら強力なシンクロモンスターを揃えても、時械神を倒す事は出来ない。
遊星はシンクロ素材としたモンスターの効果で、攻撃は行わずに、
レッドデーモンズの効果によるブラックフェザーの破壊も無効化。
さらにカードをドローしてターンを終了する。
だが、ゾーンは遊星の戦略を読んでいた。
ゾーンのターン、スタンバイフェイスに、デッキに戻るメタイオン。
他の時械神もメタイオン同様に、スタンバイフェイスにデッキに戻る効果を持つと予想した遊星は、
手札に時械神を持たず、モンスターを召喚出来ないターンがいずれ来る事を期待しているハズだ、と。
遊星は時械神の攻撃に耐え続け、ゾーンの場ががら空きになるチャンスを待つつもりなのだ。
しかし、ゾーンが永続トラップ、虚無械アインを発動させ、時械神ラツィオンを召喚し、ブラックフェザーに攻撃を仕掛ける。
遊星はトラップ、くず鉄のかかしでこれをかわし、モンスターがデッキに戻されるのを防いだ。
遊星のターン。
カードをドローした事でラツィオンの効果により、遊星は1000のダメージを受ける。
衝撃であわやビルの衝突しそうになるが、なんとかDホイールの体制を立て直し、衝突を回避する。
SP(スピードスペル)エンジェルバトンの効果でドローしたカードに、突破口を見出した遊星。
シンクロ素材を揃え、いよいよ遊星がブラックローズをシンクロ召喚。
アキと共に口上を唱える。
アキ「遊星!私と共に戦って!」
今、三体のドラゴンが遊星の場に揃った。
その時、遊星がブラックローズの効果を発動。
召喚に成功した時、フィールド上の全てのカードを破壊する。
時械神は破壊出来ないと知っていて、なぜその効果を??
遊星が発動したトラップ、シンクロ・バリア・フォースが、カード破壊を無効化し、
シンクロモンスター1体につき500ポイントダメージを与える。
三体のシンクロモンスターにより、ゾーンに1500のダメージが!
遊星はこれを狙っていたのだ。
遊星の勝利を信じ、声援を送る市民。
衝撃を受け、ビルに激突するゾーン。
だが、殆ど無傷ですぐに空中に舞い戻る。その仮面を除いて・・・。
ゾーンの生きた未来にも、遊星の英雄伝説が伝わっていると言い出す。
崩れた仮面の隙間から現れたのは、シワだらけの頬と、遊星と同じマーカー!
ゾーンの正体とは、一体?!
自分の身の危険を顧みず、人々を救おうと頑張る。
牛尾さんといい、イェーガーといい、今回のMCといい、
脇役にもそれぞれちゃんとドラマを持たせてます。
子供と青年が主役のアニメで、大人もかっこいい活躍を見せるのがいいですね。
仲間のエースモンスターを遊星が召喚。
シンクロ口上を一緒に叫ぶシーンに、熱くなります!
本来は持ち主しか言わないあの口上を!
遊星と揃って、クロウが、ジャックが、そしてアキが!
「秘めたる想いを現出せよ!」「天地鳴動の力を見るがいい!」「漆黒の華よ、開け!」
次回はエンシェントフェアリーやパワーツールの口上も言ってくれるのかな?
「勇気と力をドッキング!」も?(笑)
やはりゾーンの正体は未来の遊星なのか?
そなると、遊戯王シリーズに、もう一人の自分との戦いという、共通のテーマが。
(DMでは闇遊戯と遊戯の戦いの儀、GXでは覇王と十代の関係、そして5D'sでは未来の自分との対決?)
カーリーの背負う荷物に、ジャックの髪型をしたクマのぬいぐるみが。(笑)
瞳がやや大きめで、瞳のハイライトの形が特徴的。丸っこい。
応援する仲間達のアクションも派手。
(作監:こかいゆうじ)