遊戯王5D's  第141話

第141話「絶望のデュエル!起動要塞フォルテシモ!」



遊星ギアを目指すジャックと龍亞・龍可。

怖じ気づいたか?とのジャックの問いに、正直怖いけど遊星の感じている恐怖に比べたら、と龍亞。

遊星の死の未来、それを変える為にここの来たのだと、決意を新たにする三人。



遊星ギアにたどり着いた三人を待ち構えていたのは、あのアポリアだった。

三人の胸と足に装置を強制的に装着。逃げれば心臓を針が貫くと言う。

アポリアのLPは遊星ギアに直結し、これを止めるにはアポリアをデュエルで倒さなければならない。



アポリアはフィールド魔法、機動要塞フォルテシモを発動。

出現した巨大な要塞と合体するアポリア

これでLPと命が完全にリンクした。デュエルのダメージは実体化してプレーヤーを襲い、LPが0になれば死ぬという。



アポリアはこのデュエルの為、感情を捨てたと語る。

三つの絶望、それを用いて復活しながらも遊星に破れた、四番目の絶望。

もはや絶望も未来もいらない。人間をやめ、感情を捨て、タダの機械と化す事をゾーンに望んだアポリア

機械となって、君を守る、と・・・・。



命懸けの危険なデュエルに、一瞬怯む龍亞だったが、

お前もチーム5D'sの一員なのだと言うジャックの言葉にやる気を出す。

一方、怯える龍可には、必ず俺が守ると約束する。



アポリアの場には二体の機皇兵。

龍亞がモンスターを召喚した時、アポリアの発動した永続トラップ、レベル・カノンによって、そのレベル分のダメージを受けてしまう。

実体化したダメージに倒れる龍亞。

ジャックは双子を解放しろとアポリアに要求するが、アポリアは無言で表情を変える様子がない。

本当に心を無くしてしまったのか?



龍亞は大丈夫だと言って健気にも立ち上がる。

龍可を自分と同じ目に合わせない為に、カードを伏せる龍亞。



モンスターの召喚をためらう龍可だったが、龍亞の言葉に、ダメージを無効化するトラップが伏せられている事を知り、

守備表示でモンスターを召喚。

レベル・カノンのダメージは、龍亞の発動したトラップで無効化するハズだったが・・・。

アポリアがトラップ、ダメージ・ブーストを発動させ、ダメージは逆に二倍になって龍可を襲う!

加えて機械族をコントロールしていないプレーヤーは、機動要塞フォルテシモの効果で更なるダメージを。



体の弱い龍可は実体化したダメージに耐えられない。

ここは速攻あるのみと、ジャックはマジックでレベル・カノンを封じ、レッドデーモンズをシンクロ召喚

龍亞はジャックを支援しようと、トラップを発動させ、レッドデーモンズの攻撃力を上げるが・・・。

アポリアの発動したトラップで、アポリアのモンスターは攻撃力を上げ、レッドデーモンズの攻撃力は0になってしまう。



ことごとく裏目に出てしまう龍亞の行動。

激しく落ち込む龍亞・・・・。

ジャックと龍可が龍亞を励ます。



ついにアポリアのターンが。

三体目の機皇兵を召喚。レベル・カノンによって自身もダメージを受けるが、表情一つ変えないアポリア

痛みを感じていない?

三体の機皇兵の効果と攻撃により、ジャックと龍可は大ダメージを受け、LPをわずかに残して気絶し倒れてしまう。

一人取り残された龍亞。自分のせいで二人が・・・。

立ち尽くす龍亞に、これが絶望だとアポリアは言う・・・・。







冒頭、自分の感じる恐怖を隠さず語る龍亞の素直さ。

変に強がったりせず、自分の心の弱さも知っていて、それでも逃げない。

龍亞の良い所だと思います。



ジャックが遊星との決着がまだついてない・・と言ってたのは。

やはりフォーチュンカップの事かな。

キングを辞め本当の自分を取り戻した今のジャックで、もう一度遊星とライディングデュエルを?

今度こそ遊星に勝ちたいんだろうな。



三対一のデュエルですが、この流れだと、主役は龍亞か。

最後、完全に一人になってしまって・・・。

ジャックや龍可の励ましがあるからこそ頑張れる、のかと思ってましたが。



思い出すんだ、龍亞!ダークシグナー編でディマクと戦った時の事を!

あの時だって一人で頑張れたじゃないか!

遊星の言葉が、これまでの戦いが、龍亞を強くしてくれると信じてます。



ジャックの双子への対応がどうなるのか気になってましたが。

龍亞を叱咤するだけなのか。(笑)

遊星の様に、優しい言葉はかけないあたり、何ともジャックらしい。

本当の優しさは言葉に出さない、そういう不器用さ。



手のアップの演出が力強い。

作監:小林一幸・井口忠一)