遊戯王5D's 第137話
第１３７話「迫りくる恐怖 神の居城『アーククレイドル』」
アポリア戦、決着。
アーククレイドル接近による世界の危機解説編。
復活したブラックフェザー。
ダメージを蓄えた黒羽カウンターを取り除く事で、機皇神マシニクルの攻撃力を下げ、アポリアにダメージを与える。
攻撃力がマシニクルを上回ったブラックフェザーで攻撃。
手札のパーツを墓地に送る事でマシニクルの破壊は免れるが、LPにダメージを受けるアポリア。
続いてスカーレッドノヴァ、そして最後にシューティングスターの攻撃を受けて、ついに機皇神マシニクルを破壊！
「アポリア！これがお前の絶望を上回る、俺たちの希望！」
遂にアポリアを倒した！
炎上してそのまま海に突っ込むアポリア。
空は晴れ渡り、上空のアーククレイドルは姿を消す。
WRGP初代チャンピオンはチーム5D's！
遊星達の勝利を祝福し、駆けつける面々。
チームラグナロク、ミゾグチ、牛尾、そして狭霧、カーリー、ステファニーの三人娘。
これで世界の危機は回避されたのだ。
・・・と思われたが。
残された最後のレーンが浮かび上がり、サーキットが完成。
突如上空が割れて、出現するアーククレイドル！
チーム5D'sの勝利で、アーククエイドルは現れないハズではなかったのか？
アポリア達が未来から呼び出した、人類最後のモーメント、アーククエイドル。
ブルーノは一人つぶやく。
「ゾーン。あなたは本当にネオドミノシティを・・・。」
収集した情報を元に、これからの対策を考える為、イェーガーと共に治安維持局へ向かう一行。
シティを支えるエネルギー発生システム、モーメントの出力が低下。
Dホイールのモーメントも停止。シティでは大停電が。
バット区域の旧モーメントが起動。それも通常とは反対の方向に回転していると。
これもアーククエイドルの影響なのか？
阿久津の報告によれば、アーククエイドルはそれ自体がマイナス回転をしているモーメント。
そのせいで、ネオドミノシティのモーメントの回転が相殺されているのだと。
さらに。
アーククエイドルはシティに向かって徐々に下降している。
１２時間後には地表に激突、
墜落の衝撃はシティから数百キロに及ぶと言う。
シティの住民全てを避難させるには時間が足らない！
イェーガーは非常事態宣言を出し、市民の避難を呼びかける。
街はたちまちパニックに！
管制室でスタッフに避難命令を出し、自身は長官として最後までシティに残る覚悟のイェーガー。
ジャックの好きなブルーアイズマウンテンのコーヒー豆を取りにカフェに戻ってきたステファニー。
何気に健気・・・。
父さんの作った時計と共に残ると言うゾラだが、絶対死なせない！と説得する親思いなレオの言葉に、避難を受け入れる。
避難の為、バスに乗り込むマーサハウスの面々。
イリアステルから身を隠していたイェーガーの妻と息子、ダークシグナー編で遊星が守った子供達、
大怪我をした遊星を救ったお医者さんなどの姿も。
ジャンク屋の雑賀が、古いガソリン車を調達してきたのだ。
（趣味でガソリン車を保管していたらしい。）
モーメント車が動かないこの事態でも、ガソリン車のこのバスなら移動できる。
残った部下と共に市民の避難を誘導する、命懸けの覚悟の牛尾と狭霧。
避難する市民の混乱に巻き込まれるカーリーと林田夫妻。（笑）
一方、アーククエイドルの中では・・・。
横たわり動かないアポリアに、話しかけるゾーン。
ゾーン 「同志アポリアよ、まだあなたの力が必要です。どうか私に力を・・・。」
自身の敗北を知り、約束を果たせなかった事を詫びるアポリア。
だが、アポリアが敗北したにも関わらず、ネオドミノシティにアーククエイドルが出現した事をゾーンは告げる。
ゾーン 「ですが、これは別な事を意味しています。
既に、何らかの要素により、未来は変わりつつあるのかもしれません。」
アポリア「未来が変わる要素・・・・チーム5D'sか？」
ゾーン 「恐らく。
ですが、未だ未来の変化は不十分です。
アポリア、もう一度未来を変える手助けを。」
アポリア「勿論だ。私は君の永遠の友。」
アポリアの瞼が開き、瞳が赤く輝く・・・・。
遠隔操作でアーククエイドルにカメラを向け、観察する遊星達。
そこには、ダイダロスブリッジが！
あのアーククエイドルは、崩壊した未来のネオドミノシティの姿！
何とかアーククエイドルを止める方法はないのか？
ブルーノが言う。
アーククエイドルの中心で動いているモーメントはマイナス回転。
そこに、より大きなプラス回転のモーメントをぶつければ・・・。
マイナス回転はプラス回転となる。
しかし、今この街には正常に動くモーメントはない・・・。
もはや打つ手無しかと思いきや。
チームラグナロクがDホイールで駆けつけてきた。
なぜ彼らのDホイールは動いているのか？
彼らはルーンの瞳の力で、これまでイリアステルの影響を受けてこなかった。
同様に、マイナスモーメントの影響も受けないのだと言う。
それなら、シグナーの赤き竜の力も、同じように・・・？
遊星達がDホイールのエンジンを始動。モーメントエンジンが動く！
これでアーククエイドルにたどり着ければ・・・。
その時突然、ワームホールで行方不明だったシェリーから通信が！
ミゾグチと遊星の前で、シェリーは言う。
「私は見たわ。これから起こる未来を。
あなたはアーククエイドルに来ない方がいい。
私が見た未来。
それは、あなたがアーククエイドルで死ぬという未来よ。」
遊星が死ぬ未来とは一体！？
ブルーノのセリフから、彼もゾーンを知っている様子。
（やはりアポリア、ゾーン、パラドックスの仲間の一人が、ブルーノ？）
この危機にブルーノは、どう動くのか？
正体を明かしてシティを救う為に積極的に動く・・ような様子はなく。
遊星達にシティを救えるかもしれないヒントを与えただけ。
あくまで遊星が未来を変えるのをサポートをするだけで、
自分自身はアポリア達のように未来を変える行動はしないのか？
その辺り、アポリア達と考え方が違うのかも。
だからこそ、この時代にやってきて遊星をサポートした？
あくまで予想ですが・・・・。
パラドックス ：デュエルモンスターズが無くなればいい派
ゾーン＆アポリア ：モーメントが無くなればいい派
ブルーノ（？） ：↑これには反対派
ブルーノ（？）はゾーン達の様な強行な手段を良しとせず。
じゃあ、未来を救う為、どういう方法を考えていたんだろう？
遊星達のような、善の力を信じている？
一方でゾーンにも迷いがあったハズ。（遊星にシューティングスターを与えたあたり）
対立するアポリアとブルーノの意見の間で、悩んでいた？
アポリアの最期の望みを叶えながら、ブルーノにも力を貸していた？
世界を、シティを救いたいという思いで戦ってきた遊星。
予想通り、遊星達がデュエルで勝利しても、その熱い闘志が結局はサーキットを完成させてしまい、
アーククエイドルの出現を阻止出来なかった・・・。
その努力が逆の結果を引き出してしまったのは、なぜ？？
未来を救う為、ではなく、今を生きる自分達を救うための戦いでは、結局、破滅の未来しか導かれないのか？
アポリアは遊星達のその思いを利用して、サーキットを描かせた、のかと思ってました。
しかし、ゾーンとの会話を見る限り、アポリア自身はこの展開を予測していなかったらしい。
遊星達の闘志さえあれば、アポリア自身が敗北しても目標は達成できる、という事までは計算に入れてなかったのか。
例え敗北しその身は滅びても、計画通りアーククエイドルを呼び寄る事が出来たのなら、アポリアとしては本望？
アーククエイドルの中に、動かなくなったアポリアの姿が。
海中に沈んだアポリアをゾーンが回収した？
大破しても生きていたプラシドの事を思うと、アポリアもまだ復活できそうな気が。
シェリーが言う、遊星が死ぬ未来、というのは本当なのか？
シェリーが見たのは、遊星がアポリアに勝利した事で変化した、その先の未来？
シェリーはゾーンから何を聞かされ、何を考えているのか？
ブルーノはより大きなプラス回転のモーメントをぶつければ、と言ってましたが。
遊星達がアーククエイドルにたどり着いた所で、Dホイールの小さいモーメントでは、
アーククエイドル中心のマイナスモーメントの回転を変えられない？（それとも変えられる？？）
久しぶりなキャラがちょこちょこ出てきていて嬉しい。
何気に5D'sの大人キャラ達がみんな立派です。
最後まで逃げ出さずに実況を続けたMCを始め、
この非常事態に取り乱さずに意外と冷静に対処し、長官としての役目を果たしてるイェーガー。
自分達の持ち場に戻って職務に励む牛尾と狭霧。
話は中の人の話題になりますが。
阿久津役の声優さん、湯澤幸一郎が脚本・演出し、遊星役の宮下雄也さんが準主役を演じたニコニコミュージカル、
「クリスマス・キャロル」をネットで見ました。普段見れない声優さんの舞台での迫力ある演技が良かったです。
湯澤さんは大天使役で出演もしているのですが、そのキャラ、演技を見て、阿久津がこういうキャラなのが何となく分かった気が。（笑）
何というか、エキセントリックな感じが似てる？
遊星の勝利に喜びはしゃぐイェーガーや双子のデフォルメ。
良く動くアクション。爆発炎上の派手な演出。
シェリーさんの出番の回は必ず原作監な謎。
（作監：原 憲一）
