遊戯王5D's  第134話

第134話「破滅の道! シンクロ召喚が行きつく未来」



いよいよ両チーム、ラストホイーラー同士のデュエル。

語られる未来の真実。アポリア登場。



我々の真の力が発動すれば・・・とプラシドがつぶやくが。

131話で言っていた、創造主ゾーンより聞かされた、秘めたる力の事か?



クロウが残したブラックフェザー、そこにどんな意味があるのか?

託された思いと共に、遊星のデュエルが始まる。

 「俺たちは自身のデッキだけで戦っているんじゃない。

  三つのデッキで戦っているんだ!」



守備モンスターの効果でグランエルの攻撃をかわした遊星だが、ホセの発動したトラップによりブラックフェザーは破壊されてしまう。

その時、遊星が発動したトラップ、シャドー・インパルス。

クロウが残したこのカードで、スターダストの特殊召喚に成功。

しかしスターダストの攻撃力は0でモンスター効果も無効化されているが・・・。

ベッドでうなされるクロウがつぶやく。シューティングスターに繋げてくれ、と・・・。



最高五回の連続攻撃を可能にするシューティングスタードラゴン。

これなら盾となるスカーレッドノヴァを破壊し、中心となるグランエルインフィニティをたたける



新たなパーツを召喚して強化されていくグランエル。

さらにスピードスペル発動で、遊星は1200のダメージを受けてしまう。

実体化する衝撃に耐え、なんとかクラッシュを堪えた遊星。

 

歴史を改ざんしようとするホセ達に、遊星はあくまで立ち向かう。

ならばと、ホセが未来のビジョンを見せつける。



龍のアザに呼応し仲間達が見た世界とは・・・。



無数の石版が立ち並ぶ地上。それは以前遊星がワームホールで見た景色だった。

墓標?かと思ったら、全てカードの石版!?

そこにはハイウェイ中心にある、あのモニュメントが!

ここは未来のネオドミノシティだったのだ。



一人目を逸らすブルーノ。

彼も、この未来を知っているのか?



ホセが語る、すべてはシンクロ召喚から始まったのだ、と。



 ホセ「・・・ある者は言った。Dホイールがシンクロ召喚時に起こす波動が、モーメントとリンクしていると。

    共鳴したモーメントは回転を速め、世界の進化のスピードを増した。

    だが、そのスピードは速すぎた・・・。



そして、地上に現れる無数の機皇帝。勃発する戦争。

戦争に巻き込まれ、両親を目の前で殺されたルチアーノの時代の記憶。

武器を手に取り、機皇帝に立ち向かうも、仲間を失う、プラシドの時代の記憶。

そして・・・・。



 「愚かな人間達の欲望はやがて頂点に達した。

  その時、突然モーメントは逆回転を始めた。

  まるで人の心に反応したかのように。」



モーメントは暴走し、世界各国のモーメントが一斉に爆発。

一人生き残ったホセは世界中をさまよい生存者を捜すが、その声に応える者は居なかった・・・。

そして歴史を、人類の終焉を一人で見送った、という。



未来を見せられ、動揺する仲間達。

それでも遊星はそんな未来は信じないと。

 「運命は、未来は、まだ俺たちの手にある!」



遊星の反撃が始まる。

フォーミュラシンクロンをシンクロ召喚し、アクセルシンクロでシューティングスターを召喚。

見事デッキからチューナーを5連続で引き当て、5回連続攻撃が可能に。

さらにトラップ発動で、攻撃力を上げるシューティングスター。

グランエルガードの効果で盾にされ、さらにグランエルキャリアの効果で戦闘破壊無効化されたスカーレッドノヴァを、

二回の攻撃で破壊。続いてグランエルアタック、グランエルトップを破壊。

ホセのLPがダメージを受ける毎に攻撃力を下げていくグランエル。

最後の攻撃でグランエルインフィニティを破壊し、遂にグランエルを破る遊星。

グランエルを失ったホセの残りLPは3900に。



その時、ホセが合体を!?

 「だが安心しろ。その運命は儂達が、いや、このアポリアが!修正してやる!

  ・・・絶望より生まれし三つの魂よ、今こそ一つに!」



ホセ、ルチアーノ、プラシドの三人が合体し、一人の姿となる。

 「我が名はアポリア!」

これが三皇帝の究極の姿?

デュエルは果たして・・・?







未来を見せられるシーン。

龍の痣のない龍亞もちゃんとこの場に居ます。

痣が無くても、赤き竜的には龍亞は仲間認定、なのかなと思ったり。

しかし良く見たらこの場にブルーノも居るから、龍の痣関係ない??



遊星達に未来を教える事にプラシドは同意していない様子。

自分達の悲しい過去を見られたくない?



三皇帝、今でこそ人間を見くだすような発言をしていますが、元はやはり人間だったのか。

ルチアーノはいつも基地外じみた笑い方をしてますが、それは両親を失ったショックからくるものなのか・・・?

両親をパパ・ママと呼ぶ辺り、少し幼さを感じたり。



プラシドと共の戦っていた戦士の人、女性?

彼にも愛する人がいたのか?



未来を見せられ、シンクロ召喚の危険性を知ったら、遊星の中で迷いが生じ、クリアマインド出来なくなるのでは・・・。

と、心配しましたが、遊星の信念に揺るぎはなかった。

仲間との絆と、シンクロ召喚の運命を変えてゆく力を信じてます。

思えば109話のプラシド戦で、既に未来への不安は断ち切っているんですよね、遊星。



しかし、これもホセ達から見れば、愚かしい行為なのか・・・・?

未来を信じる遊星達と、悲惨な未来を回避するため歴史に手を加えようとする三皇帝と。

果たしてどちらが正しいのか・・・・?



悲惨な未来を変えたくて過去に来て歴史を変える、というのは、劇場版のパラドックスと同じですね。

やはり三皇帝とパラドックス、何か関係がある?

荒廃した未来と関連あるもう一つの事項、GXで十代が最後に戦った相手、ダークネスが見せた未来。

これとも繋がるのかな・・・・??



元々人間だった三人を、記憶を残したまま今のサイボーグの姿に作り替えたのが、彼らの言う”創造主ゾーン”?



未来におけるモーメントの暴走を遊星は否定してました。

しかし、以前(107話)ダークグラス(=変身後のブルーノ)が語った通りなら、

モーメントに使われている遊星粒子は、人間の心を読み取る、生きたエネルギー。

移ろいやすい人の心に反応してしまった結果が、初代モーメントの暴走と、ゼロリバース、だとしたら。

長引く悲惨な戦争により人々の心が荒廃すれば、モーメント暴走に繋がる可能性は十分あり得る・・・・。

世界各地でゼロリバース級の災害が起きたら・・・。(汗)



あれ?でもそうなると、悪いのはモーメントでも、モーメントを加速させるシンクロ召喚でもなく、

そもそも人の心が原因?

欲深い人間が戦争などするから、人々の心が荒んでしまうのであって。

よく言われる、悪いのは人間であって、科学技術には罪はない、という事になるのかも?

(どんな優れた技術も、よい事に使えば人類の幸福に貢献し、悪く使えば多くの人を不幸にする、と。)



人間が欲深く、戦争するのは仕方ない事なので、そうした人間の愚かさを受け入れ(というか諦めて)

モーメントとシンクロ召喚自体を無かった事にする、のが本当に正しいのか?

それとも、遊星のように人の善なる部分を信じて、モーメントもシンクロ召喚も正しく使えれば、明るい未来が開けるハズ?

いや、やはり戦争を繰り返す人間の愚かさだけは、どうにも修正できないのか????



私を含めた愚かな人間達のせいで、とホセは言っているから、自分もその愚かな人間の一人であった事は認めているんですね。

回想の中のホセが痩せてる・・・。



創造主ゾーンより聞かされた秘めたる力というのは、三人が合体した究極の姿、このアポリアの事だったのか?

OPに出ていた新キャラがこれで判明。

三体の機皇帝も合体しそうな予感。

この姿の時、意識はどうなるんだろう?

三人のうちの一人が意識を乗っ取るのか、それとも三人の共通の意志がないと動けないのか、あるいは新しい意識が生まれるのか?





顔の影濃いめで目が大きめ。

攻撃宣言時の、目のアップからの引きとか、かっこいい。

作監:小林一幸・井口忠一)