遊戯王5D's  第133話

第133話「立ちはだかる巨帝!機皇帝グランエル」



ダメージが実体化する危険なデュエルに、大会中止を求める狭霧だが。

世界の命運を賭けたこのデュエル、チーム5D'sの勝利を信じるイェーガーは大会を続行する。



敗北したジャックは大怪我を負いながらも、自力でピットにたどり着き、なんとかクロウにつなぐ。

バッチを引き継いだクロウが、いよいよコースへ。

命懸けの危険なデュエルに、行かないで!と引き留める双子。

ジャックの思いをムダに出来ないと言い、クロウが双子をなだめる。

 「心配すんな!このクロウサマがこんな所でくたばる訳ねぇだろ!」



果たしてクロウに、攻撃力15500のグランエルに対抗する手があるのか?



スピードワールド2の効果を使い、SPC(スピードカウンター)を10取り除く事でグランエルを破壊しようとする

クロウだが、機皇帝専用のトラップで阻まれる。

ならばと、クロウがBF-極光のアウロラを召喚。

自身の効果で、極光のアウロラはBF-アーマード・ウィングの効果を得る。



極光のアウロラシンクロモンスターではないので、グランエルに吸収される心配はない。

これならシンクロモンスターを場に出さずに、シンクロモンスターの効果を使う事ができる!

戦闘では破壊されないアーマード・ウィングで攻撃を仕掛け、楔カウンターを打ち込む。

楔カウンターを取り除く事でグランエルの攻撃力・守備力は0!

これはクロウお得意の戦法!

スチームトークンの効果で攻撃力0になったグランエルを除外できるはず、だが。



グランエルガードの効果により攻撃対象がスカーレッド・ノヴァに。

スカーレッド・ノヴァは装備カード扱いなので、楔カウンターを打ち込む事もできない。

ダメージは受けないものの、グランエルの除外に失敗するクロウ。



今度はホセがスピードワールド2の効果を使い、極光のアウロラは破壊され、

場のモンスターを失ったクロウに、グランエルのダイレクトアタックが!

クロウは守備モンスターを特殊召喚してこれを切り抜ける。

さらにトラップを使い、場に2体のBF-ブラック・クレスト・トークンを召喚し、カードを2枚ドロー。



見事なコンボを見せるクロウだが。

グランエルアタックの効果で、スカーレッド・ノヴァの攻撃を受けてしまう。

クロウが守備モンスターを出した事で、返ってスカーレッド・ノヴァの攻撃を可能にしてしまったのだ。

吸収したシンクロモンスターを守備にも攻撃にも利用する、恐るべきグランエルの能力・・・。



続くクロウのターン、BF-天狗風のヒレンをアドバンス召喚

これでスカーレッド・ノヴァの攻撃をしのぎ、その効果で召喚したモンスターと、トラップ、緊急同調を使えば、

クロウのエースモンスター、ブラックフェザードラゴンを召喚する事ができる。

しかし・・・。

それではグランエルの攻撃による破壊は免れない。

何より、ブラックフェザーがグランエルに吸収され、遊星の脅威となる事だけは避けなければ・・・!

もはや打つ手は無いのか??



その時、クロウの目に止まったのは・・・。

手札のトラップ、シャドー・インパルス。



カードを二枚伏せてターンを終了するクロウ。

天狗風のヒレンはスカーレッド・ノヴァに破壊されてしまう。



仲間を信じて戦うクロウにホセが語る。

 「仲間同士が争い、互いを傷つけ合う、その愚かな構図は人間の姿そのものではないか。」

 「シンクロモンスターこそが、愚かな人間の進化を象徴する存在なのだ!」

そんなホセの言葉をクロウは否定する。

 「俺たちはいつもシンクロモンスターと共に戦ってきた。

  お前達に悪く言われる筋合いはねぇ!!」



クロウはここで天狗風のヒレンの効果を使わず。そのままグランエルのダイレクトアタックを受ける!!

ダメージが実体化するこのデュエルで、グランエルの攻撃は、激しい衝撃となってクロウを襲う。



しかし・・・!

 「まだだ!!・・・まだ・・・バトルフェイズは・・・終わっちゃいねぇぜ!」

この衝撃を耐え、再び走り出すクロウ!

ここで天狗風のヒレンの効果を発動させ、ブラックフェザーのシンクロ召喚へと繋げる。

自らを犠牲にして、グランエルに吸収される事なく、遊星にブラックフェザーを託したのだ。



 「これはチームの勝利の為の敗北だ。

  お前が言った、仲間同士で争うだけが人間の姿じゃねぇ。

  自分の思いを、魂を仲間に託して共に戦う事もできる。

  ・・・人はそれを絆と呼ぶんだ。」



クロウの思いを受け取り、遊星がいよいよホセと対決する!





やはり大怪我で運ばれていくジャック。

いつも怪我してるな・・・。

これがファーストホイーラーの宿命なのか。

体が頑丈なジャック故の役回りなのか。



デュエル前に、心配する双子の頭をワシワシ撫でるクロウが良いな。



どんな逆境も鮮やかな逆転で乗り越えてきたあのクロウが、珍しく追い詰められてる。

 「すまねぇ、みんな!もう俺に為す術はねぇ・・・・っ!」

とか、こんな弱音をデュエル中に吐く事滅多にないのに・・・。



ピンチのクロウが場に伏せ、今回は発動しなかった、トラップ、シャドー・インパルス。

”今の俺には出来なくても仲間に託せば出来る事”とは?

これが次回のキーカードになる?



ホセ達がいつもシンクロモンスターを否定する理由とは?

人間の誤った進化が破滅へと繋がる?

遊星達に対し、「人間は−」と語る所見ると、やはり三皇帝自身は人間とは違う存在?



遊星達がデュエルに向けるエネルギーが大きいほど、サーキットの完成は早まる。

破滅からシティを守る為に戦っているハズなのに、逆に破滅への手助けをさせられているのだが・・・。

まだ遊星達は気づいていないんだよな。

デュエルに勝利したとしても、サーキットは完成してしまう?



この決勝戦の後にも新たな敵とか控えているとしたら・・・。

ジャックとクロウは大怪我でしばらくデュエル出来そうにないけど、大丈夫なのか?

ブルーノとかラグナロクが助太刀に来てくれる?(期待)





これまでにないクロウの苦戦。グランエルの攻撃を受けた後のクロウの声が苦しそうで・・・!(汗)

中の人(浅沼さん)の熱演が凄い!!

人はそれを絆と呼ぶんだ、の所がカッコ良かった。





顔がやや面長?(アゴ長め?)

ラスト近くのクロウの表情が気合い入ってる。

アキさんと双子かわいい。

作監:こかいゆうじ)