遊戯王5D's  第124話

第124話「傷つけられたプライド」



いよいよチーム・ラグナロク戦。



前回、ドラガンによって明かされたジャックとの因縁。

この件でイェーガーを問い詰めるジャック。

真実を聞かされ、しかし、怒鳴り散らす事もなく、あっさり帰って行く。



一方、ジャックを心配する仲間達。

そこに、ジャックとドラガンの試合が写っているかもしれないと、ブルーノが持ってきたものは・・・。

なんと、ロード・オブ・ザ・キング

(29話の設定がここで生きてくるとは!!!(笑))

それを見てため息をつくアキと双子。(笑)



ロード・オブ・ザ・キングのパッケージを険しい表情で見つめる遊星・・・。

それはジャックにとって思い出したくないであろう、黒歴史

当時を知っている遊星は、複雑な心境・・・。



映画の中のジャンクとドラガンのデュエルに仲間達が見入る。

ジャックのレッドデーモンズの攻撃に反撃しなかったドラガン。

ドラガンの言う、自身のプライドをかけたカードと言うのは、発動しなかったあの伏せカードなのか?



そこにジャックが戻ってきて、仲間達に気まずい雰囲気が流れる。

元気づけるつもりでドラガンの事を口にした龍亞だが・・・。

「お前に金がない者の何が分かる!!

 ヤツがどれ程の思いでイェーガーの申し出を受けたのか!

 デュエリストとしてのプライドを捨てざるを得なかったのか!

 お前に分かるのか?!」

ジャックは怒って出て行ってしまう・・・。



その夜、ジャックの元にやって来た遊星に、声を荒げて済まなかったと謝る。

レクスに踊らされていた当時の自分の愚かさを悔やんでいた。

ならば、明日のデュエルで、どちらが本当の勝者だったのかを証明すればいいと、遊星が励ます。



いよいよチーム・ラグナロクとの対戦。

ファーストホイーラーのドラガンとジャックのデュエルが始まる。

「傷つけられたプライドを必ず取り戻してみせる!」

この一年間、仲間達と共に作り上げてきたホイール・オブ・フォーチュンのニューエンジンが、

脅威的な加速力を見せ、第一コーナーを見事制したのはジャックだった!



しかし、最初にドローした手札を見て、驚愕する二人。

このカードは、あの時のデュエルと同じ手札!!

「単なる偶然か?それとも運命は、あの時の再現をさせようとしているのか?」

プライドを取り戻すには、あの時の伏せカードを破り、デュエルに勝利するしかない!

ジャックはやはり、レッドデーモンズをシンクロ召喚

ドラガンの場には、一体のモンスターと伏せカード一枚。

あの時のデュエルの状況が再現された!



レッドデーモンズが攻撃を仕掛け、あの時発動されなかったドラガンの伏せカードが、遂に発動する!

そのカードは、トラップ、極星宝ブリージンガ・メン。

ドラガンの場のモンスター、極星獣ガルムの攻撃力がレッドデーモンズと同じに。

対するジャックもトラップを発動させ、墓地のトップランナー特殊召喚し、その効果でレッドデーモンズの攻撃力をさらに上げる。

極星獣ガルムは破壊され、ドラガンの切り札は不発に終わったように見えたが・・・。

しかし、ドラガンは不敵に笑い、本当の勝負はこれかだと言う。



次のドラガンのターン、次々とモンスターとチューナーを特殊召喚し、極神皇トールが召喚されてしまう。

あのトラップは、極神皇トールをシンクロ召喚するこの状況を作り出すための布石だったのだ。



極神皇トールの恐るべき効果が明かされる。

トールは相手モンスターの効果を無効化し、その効果を使用出来るというのだ!

ジャックの場のトップランナーの効果が無効化され、その効果によりトールの攻撃力がアップ。

レッドデーモンズは破壊されてしまう。

果たしてジャックは反撃できるのか?





チーム・ニューワールドは既に決勝進出を決めたという。

チーム・ジ・アース、チーム・スモールフィールド、チーム・ブラックバロンのデュエル見たかったな。

(スモールフィールドの名前の由来は監督の小野さん??)



デュエル開始直前、ドラガンを送り出すブレイブとハラルドが優しい。

ドラガンか抱えている過去もちゃんと知っていて、励ましてくれる。

そんな二人に素直に感謝するドラガンもいい奴。

仲はいいんですね。



あの時と同じカードが揃ったのは・・・・。

赤き竜の力ではなく、おそらく三極神の力でしょうね。

前回の話を見る限り、三極神は自分達の力を継承する者をやたら優遇する。

ドラガンの誇りを取り戻させようとしたトールの仕業のように思えます。



トールを召喚したドラガン優勢で終わりましたが。

レッドデーモンズは破壊されたものの、ジャックにはバーニングソウルがある。

まだ逆転のチャンスはあるはず、ですが・・・。

個人のプライドをかけた戦いであると同時に、チーム戦である事を考えると、

そう簡単には決着がつきそうにないな。

今回はどちらが勝っても負けても、良きライバルとして、次は個人戦で勝負して欲しい。



イェーガー。

仕事してるフリしてゲーム(PSP?)やってたり。

長官になっても、いつもの自分のペースは崩さない。

適度に手抜きする所が羨ましいな。(笑)

ジャックが負けたら殺されると怯える小心者なのに、SPの前では堂々と長官らしく振る舞う。

「必ず勝つのです、ジャック・アトラス。

 かつてキングと呼ばれし男よ!」とか言って見せたり。

きっとレクスの側で彼の行動を見て学んだのでしょうね。長官のあり方を。

ジャックに脅されてペンを無意味に走らせる動揺っぷり面白かった。(笑)



今回は、ジャックがみんなに心配されてます。

仲間達が珍しくジャックに優しい。

しかし、気を遣われると返って反発して一人で落ち込んでしまうジャックの性格。(笑)

所で、シェリーさんの心配は誰もしてくれないな・・・・。



ジャックが謝罪する事って珍しい。

普段人には見せないそんな一面も、幼なじみの遊星だからこそ素直に言えるのか。



自分が騙されていた屈辱、だけじゃなく、

父親を救うために誇りを捨てざるを得なかったドラガンの苦悩を思いやる事ができる。

その優しさ故にいろいろ思い悩んでしまう。いい人。



ジャックのキング時代を悔やむシーン見て思った事。

仲間達全員に、それぞれ黒歴史がある?

 遊星   チームサティスファクション

 ジャック レクスによって作られた偽りのキング時代

 クロウ  子供達の為とは言えカード窃盗

 アキ   黒薔薇の魔女

 龍亞   遊星と出会うまで自己満足なデュエルだった

 龍可   エンシェントフェアリーとの約束を忘れていた

その黒歴史を乗り越えて仲間と共に成長していく青春ってのが5D'sのテーマなのかもしれない。





目が特徴的なこかいさん。

コミカルシーンが面白かった。

トールを目の当たりにして、目が点のステファニー、トール登場で実況に熱が入るMCの仕草とか。

作監:こかいゆうじ)