遊戯王5D's 第123話
第123話「ルーンの瞳のデュエリスト」
チーム・ラグナロクとの因縁話。
次の対戦相手は、あのチーム・ラグナロク。
意気込む遊星達三人は最終調整にDホイールを走らせる。
その先で待っていたのは、チーム・ラグナロクだった。
彼らには上空に浮かぶ不気味な島、破滅に導く最後のモーメントが見えていると言う。
三人の左目に浮かび上がる不思議な文様。
それに呼応するかのように浮かび上がる、遊星達のシグナーのアザ。
ルーンの瞳と呼ばれるその左目こそ、星界の三極神の力を継承する者の証。
星界の三極神は、北欧の空を支える力と言われている。
上空に浮かぶあの島は、北欧神話に伝わる最終戦争、ラグナロクの予兆である"フィンブルの冬をもたらすもの"。
神の力に守られ、時空を改ざんする波動の影響を受けない彼らは、
波動の直後に現れたチーム・ニューワールドに、その謎が隠されていると考えていた。
そして自分達には、チーム・ニューワールドを倒し、破滅の危機から世界を守る使命があると言う。
ハラルドは、星界の三極神のカードと、自分達の因縁を遊星達に語る。
星界の三極神とは、遥か古の神話の時代から伝わるカード。
三枚のうちの一枚は、古くからハラルドの家に伝わってきた。
世界の危機が近付くとき、星界の三極神の真の力が目覚める。
その時が近付いていると感じたハラルドは、空軍(どこの国?)を辞め、
自分と同じルーンの瞳を持つ者と、残りの三極神のカードを探し始める。
トールのカードを発掘した男のもとを尋ねるハラルド。
彼の息子ドラガンは、カードと共にデュエリストとしてのプライドも置いて行ってしまった。
まるで死に急ぐかのように危険な登山をする息子に、もう一度誇りを取り戻してやって欲しいと、
ハラルドはトールのカードを託される。
雪山で雪崩に飲み込まれたドラガン。
ルーンの瞳の力に守られ、生き延びた彼の前にハラルドが現れる。
トールのカードと共に戦い、失ったデュエリストとしての魂を取り戻せ。
それが君の運命だと、ドラガンを説得する。
孤島の遺跡にやってきたハラルド。
遺跡の中でロキのカードを手に入れるが、案内役の男、ブレイブにカードを奪われてしまう。
ボートで逃げるブレイブを、ルーンの瞳の力で複雑な岩礁を避けて追うドラガン。
ブレイブのボートが岩場に衝突しそうになった時、稲妻が岩を砕き、ブレイブは一命をとりとめる。
こうして、三枚のカードと、三人のルーンの瞳を持つ者が揃ったのだ。
目的が同じなら協力しようと遊星が提案するが、
彼らの三極神は、遊星達を味方として認めていないという。
ゼロリバースを引き起こした不動博士の血をひく遊星には、破滅の運命が纏わり付いているのかもしれない、と言い出す。
さらに、ドラガンはジャックとの因縁を語る。
三年前、デュエリストとして世界で腕を磨こうと考えていたドラガンは、
共に戦う最強のカードを求めて、父と共に遺跡からトールのカードを発掘した。
だがその時、父親は生死を彷徨う大怪我を負ってしまう。
父親を救うには多額の治療費が必要だった。
そんなとき、ドラガンの前にイェーガーが現れ。
ジャックとのライディングデュエルで勝たない事を条件に、大金を約束される。
レッドデーモンズを召喚したジャックを倒すカードがドラガンの場にあったのだが・・・。
激しい葛藤の中、そのトラップを発動せずに、敗北を選んだ事を悔やむドラガン。
そうしてデュエリストとしての誇りを失ってしまった、と言う。
明日が事実上の決勝戦。
勝った方がチーム・ニューワールドと戦う権利を得る。
決着を付けよう!と互いに宣戦布告するチームラグナロクと遊星達。
星界の三極神とハラルド達の話がなんか面白い。
これだけで新シリーズが出来そうな濃いエピソード。
尺の関係でそれぞれの細かな内面描写は省かれてるけど、
これをチーム5D'sとのデュエル中に、回想シーンなんかで詳しく描かれたら面白いかも。
それにしても、ジャックとドラガンの因縁については・・・。
キング時代のデュエルはやらせだったという衝撃の新事実。
かませ犬的にワザと弱そうな対戦者を選んでいた可能性はあると思っていたけど。
これは酷いな・・・・。ジャックのプライドが傷つく。(汗)
「お前、本当に自分の力だけでキングなんて称号を手に入れられたと思っていたのか?」
というドラガンのセリフが痛い。
そこまでしてジャックをキングに仕立て上げようとしたレクスの卑怯な策略と。
それに気付かなかったジャックの愚かさと。
でも別にジャックは悪くないよな。
父親を救うため、敗北を選んだのはドラガン自身だし。
父親が大怪我を負い、その為にキングの噛ませ犬にされたのも、全ては彼らの神がドラガンに課した試練なのか?
ジャックとドラガン、どちらか勝った方が自身の誇りを取り戻せる。
これは重要な対戦になりそう。
一方で、チーム戦である事を考えると、チームの勝利の為に敗北を選ばざるを得ない事態も有り得る訳で・・・。
WRGPではない場所で一対一のライディングデュエルをして欲しいな、この二人には。
世界を守る為、協力しよう!という遊星の提案は平和的で真っ当なんだけど。
彼らの神はそれを認めないと言う。
そもそも、三極神と赤き竜に、どんな関係が?
三極神→北欧神話由来。赤き竜→プレインカ文明由来。って違いくらいしか思いつかない。
しかし、ルーンの瞳とシグナーのアザの呼応、三極神とシグナーのドラゴン達の共鳴。
これは、三極神と赤き竜が、同等の存在である証なのか?
だとすると、やはり遊星粒子に絡んでいる???
(どちらも人の良き心が生み出した存在???)
今回、いろいろとツッコミ所が多すぎる。(笑)
大金持ちのハラルド家。
ヘリもボートもあるよ!
執事の名前はセバスチャン。
金に物言わせてやりたい放題。(笑)
ルーンの瞳の力、大盤振る舞い。(笑)
戦闘機で衝突しそうになったハラルドの部下を救ったり。
雪崩からドラガンを救ったり。
海面下の岩礁が見えちゃったり。
ボートのクラッシュからブレイブを救ったり。
何でもアリだな。
赤き竜はシグナー達に対して、そんなに親切じゃないぞ?
(三極神は過保護?)
オカルトなハラルドの話を、何の疑いもなく信じちゃうドラガンの素直さ。(笑)
ブレイブのアロハシャツとサングラス姿とか。
崖からジャンプしてボートに飛び乗るハラルドとか。
「我々の元に星界の三極神のカードが揃えば、これから訪れる脅威に立ち向かう事が出来るのだ!」
とかいきなり言われても。(笑)
力説するハラルドに笑った。
目が大きめ。
ラグナロクの面々が皆美形。だけど、少し幼い感じ?
(作監:波風立志)