遊戯王5D's  第122話

第122話「信じる力!最強の巨人ズシンVSシューティング・スター・ドラゴン」



いよいよチーム太陽戦、決着。



トラップ、マジックの対象にならず、バトルするモンスターの効果も無効にするズシン。

果たして遊星に打つ手はあるのか?



ズシンの攻撃がスターダストに。

その時、遊星がトラップ、パワー・シフトを発動。

スターダストの攻撃力を下げる事で、ズシンの攻撃力は1000にダウン。

しかし、守備表示のスターダストの守備力は2000のまま。

攻撃力が相手の守備力を下回る事で、ダメージは跳ね返され、太郎のLPが1000削られる。

ズシンの効果を逆手にとった、遊星の上手い戦略。



会場はチーム太陽を応戦する声援で埋め尽くされる。

それを聞いて感激する太郎。

たった三人で、一台しかないDホイールと、誰でも持っているノーマルカードだけで出場した俺たちが。

誰からも見向きもされなかった、無名の俺たちが。

そんな俺たちが、自分達の全てをぶつけてデュエルが出来るなんて!

仲間を信じて、自分を信じていれば、必ず勝機は訪れる!

俺たちはそれを証明したんだ!

絶対にこのデュエルに勝ちたい!と、決意を新たにした太郎のターンが始まる。



トラップで貫通ダメージを可能にしたズシンの拳が、再びスターダストを遅う!

対する遊星は、トラップ、エンジェル・リフトと緊急同調を発動。

ここからシンクロ召喚で、シンクロチューナー、フォーミュラー・シンクロンを召喚。

シンクロモンスターのチューナーの登場。これはもしや・・・。



倒せないハズの眠れる巨人を倒す力、不可能を可能にする力を得る為に、

今の俺に出来るのは、己の限界に挑む事!

加速して太郎を追い抜いた遊星が、クリアマインドでアクセルシンクロを!

シューティングスタードラゴンが降臨する。



相手ターンに自身を除外するシューティングスターの効果で、ズシンの攻撃をかわす遊星。

しかし、これではズシンもシューティングスターもお互いに手出しできない・・・。



こうした状況を想定していた太郎は、あらかじめ対策をデッキに組み込んでいた。

トラップにより、除外されたシューティングスターのレベル×200のダメージを遊星は受けてしまう。



残りLPは500。

次の太郎のターン、再びスピードワールド2の効果を使われたら、遊星の敗北が決する。

勝利を確信する太郎。

だが、遊星もまた、仲間を信じ、自分の力を信じて、最後まで諦めたりはしない。

仲間の力を信じる遊星の最後のドロー。



遊星がシューティングスターでズシンに攻撃宣言。

最後のドローで引いたモンスターを墓地に送り、永続トラップ、モンスター・バトンの効果を発動。

それは、ジャックが場に残し、クロウが敗北間際にBFー尖鋭のボーラの効果を与えたカード。

BFー尖鋭のボーラの効果は、このカードを除外する事で、

バトルする自分のモンスターを、破壊とダメージから守り、バトルするモンスターを破壊する。

ズシンはモンスター効果を無効に出来るはず、だが。

無効に出来るのは、バトルする相手モンスターの効果のみ。

直接バトルしない尖鋭のボーラの効果は無効化出来ない!



ズシンを破壊したシューティングスターが、トラップの効果で二度目の攻撃。

太郎のLPが0に。

呆然とする観客達。そして太郎も・・・。

駆け寄るジンとヨシ。

そしてチーム太陽の善戦を称える観客達の暖かい拍手が三人を包む。



太郎「帰ろうぜ、みんな!

   俺たちは、自分達の居場所で、自分達の世界を照らそう!」



その頃、この試合を見ていた三皇帝。

新たなサーキットが浮かび上がり、彼らの目的は成就に向かっていた・・・。





ズシンの効果をよく知らなかったのですが。

罠も魔法も効かない、モンスター効果も受けない、となると、なるほど、強いですね。

三幻神に匹敵する、と言われたのは、その為か。

厳しい召喚条件に見合う効果に納得。



公式大会で、シューティングスター初お披露目。

シューティングスターはチームニューワールド戦まで使わずとっておくのかと思ってました。

この試合を中継で見られると、ラグナロクにも三皇帝にも手の内が知られてしまうような・・・。

チーム太陽と強敵ズシン相手、だからこそ、出し惜しみせずに自分の全力を遊星は見せたのか。



ノーマルカードだけで挑んだチーム太陽の挑戦。

なんか甲子園的な爽やかなデュエルでした。

自分達の可能性を確認した事で納得し、田舎へ帰っていく太郎達の決断も良かった。

実家の農業を継ぐのが嫌なんじゃなくて、ただ自分達の可能性を試したかったという、

欲の無さ、謙虚さも、彼らの良いところ。



CM前後のアイキャッチ、ときどき無い回があるのか。

本編の尺の関係?

挿入歌のクリアマインドが毎度毎度、熱い場面を盛り上げる。



キャラ絵がキレイだな。

デッキからカードを引く瞬間の指先のアップとか、地味に好き。

デュエルで優勢な太郎の、デュエルアクションも表情も活き活きしてる。

シューティングスターの効果発動時、

頭上にカードを掲げる遊星を上から見下ろす構図、迫力あってかっこいいです。

遊星の活躍に、はしゃくクロウや龍亞の仕草が元気。

作監小林一三