遊戯王5D's  第121話

第121話「奇跡の切り札 眠れる巨人ズシン!」



引き続きチーム太陽戦。

遂に秘策が明かされる。



遊星が思い出した、この特殊な条件でのみ使えるカードとは、眠れる巨人ズシン。

龍亞も持ってるノーマルカード。

存在自体はありふれているが、その特殊な召喚条件ゆえに使いこなせる者は殆ど居ないという。



特殊で過酷なズシンの召喚条件。

それはレベル1のモンスターを自分ターンで10ターンの間、生き残らせる事。

相手ターンを合わせて20ターンを生き延びなければならない。

ハイスピードでモンスターを回していくデュエルが主流の今、

攻撃力の低いレベル1のモンスターを生かし続けるのはほぼ不可能と言われていた。

しかし・・・。



チーム太陽の本当の狙いは、手をつなぐ魔神で守備を固める事ではなく、

レベル1のモンスター、キーメイスを守り抜く事だったのだ。

慌ててピットボードでズシン召喚の危機をクロウに伝える龍亞。



観客もこれに気づきはじめ・・・。

司会者の口から、チーム太陽がズシンを召喚しようとしている事が伝えられると、

観客はチーム太陽へ声援を送り始める。

沸き起こる太陽コール。

さっきまでとは打って変わった観客の反応に、ブースのヨシとジンも感激する。



これまで公式大会では一度も召喚に成功した事がないという、前人未踏のズシンを召喚に、観客の期待が高まり、

それを阻止しようとするクロウの攻撃は、逆に非難を受けてしまう。

クロウの攻撃はトラップ、ドラゴン族・封印の壺で阻止され、為す術もなくターンを終了。

太郎が10ターンを生き延びたキーメイスをリリースし、遂に、眠れる巨人ズシンが召喚される!



巨大なモンスターの出現と、奇跡の瞬間に、息をのむ会場。

太郎達の故郷では、三人の父親がテレビでチームの活躍を見守っていた。



ズシン召喚に成功し、場のモンスターを守る必要がなくなった太郎は、

次々とSPとトラップを発動させ、クロウのLPを削っていく。

攻撃力は常にバトルする相手モンスターを1000上回るズシンの効果で、ブラックフェザードラゴンは破壊されてしまう。



敗北したクロウは最後に永続トラップ、モンスター・バトンを発動させ、

効果モンスター、BFー尖鋭のボーラの効果を得たこのカードを場に遺し、遊星につなぐ。

ズシンの召喚を止められなかったと、悔しがるクロウ。

しかし、遊星には不敵な笑みが。

勝つ自信はあるのか?というジャックの問いに、

さあな、だが俺は楽しいよ、と答え、コースへ走り出す。



チーム太陽を見て、遊星はかつての自分を思い出すと言う。

サテライトに閉じ込められ、苦しみもがいていた。

こんな所に居たら自分の可能性は試せないと、見えない恐怖と戦っていた、あの頃・・・。



「チーム太陽、お前達は俺を初心にかえらせてくれた。

 この強敵を相手に、俺はチャレンジャーだ。

 挑ませてもらうぜ!俺の全身全霊をかけて!!」



早速自分ターンに、エースのスターダストを召喚する遊星。

果たして、強敵ズシンに勝つ事が出来るのか?





公式大会で一度も召喚に成功してない、って事は、これまでチーム太陽はズシンを召喚せずに予選を勝ち抜いてきたのか。



ドラゴン族・封印の壺とか、懐かしい。デュエルモンスターズ(DM)で海馬を苦しめたカードでしたよね。

ズシンの効果は伝説の三幻神にも匹敵する、と言う場面で、DMの三幻神がモノクロで挿入されてました。



チームラグナロク、少しだけ登場。

チーム太陽戦をテレビで観戦。

奇跡のズシン召喚と、観客を取り込むチーム太陽の善戦を素直に称えてました。

彼らの活躍はまだ先?



キャラの目が釣り目で、鼻が尖ってる。

作監:奈須川充)