遊戯王5D's  第120話

第120話「想いをつなげ!手をつなぐ魔人」



前回に続きチーム太陽戦。



再びスピードワールド2の効果でダメージを与えようとするヨシに、

ジャックはトラップ、クリムゾン・ヘルフレアでダメージを反射。

ヨシが敗北し、セカンドホイーラーのジンと交代。



手をつなぐ魔神を、再び召喚するジン。

同じ戦略を繰り返すチーム太陽に、観客からはブーイングが。



そんな中、ジャックは、ジンの表情を見て気付く。

劣勢に追い込まれながら、尚も諦めないその表情。

ひたすら守りを固め、同じ戦略で戦い続けるのは、単なる時間稼ぎ、ではない・・・?

ターンを重ねる事に、何か意味がある?

隠されたチーム太陽の戦略に危険を感じたジャックが、戦術を変える。



ジンは、田舎での出来事を回想する。

都会の若者に見せつけられた、裕福さと薄情さ。

太郎とヨシとの友情。

仲間を信じ、自分達の力を信じて戦う強い決意。



ジンもまた、同じ戦術で守りを固めるばかり。

ジャックの予感が、確信へと変わる。

これ以上チーム太陽にターンを重ねさせるは危険だと判断し、

ジャックは強行に攻撃を仕掛けるが、トラップに阻まれ、なかなか上手く行かない。



ジャックがトラップ、ショック・ウェーブを発動。

自身のエース、レッドデーモンズを犠牲にして、一気にジンを敗北へ追いやろうとしたが、

ジンもトラップを発動し、LPを回復させ、即死を免れる。

ジャックはLPを失い、敗北する。



個人の勝利ではなく、チームの勝利を考えたジャックは、

速攻を得意とするクロウに任せようと、自ら敗北を選んだのだ。

奴らにターンを重ねさせるな!とクロウに警告し、デュエルを託すジャック。



早速ジンのライフを奪うクロウだが。

それでもチーム太陽は戦術を変えなかった。



アーマードウィングで手をつなぐ魔神に楔カウンターを打ち込み、

クロウが遂にブラックフェザードラゴンをシンクロ召喚

手をつなぐ魔神を破壊し、ジンのLPを0にする。



いよいよラストホイーラーとなったチーム太陽。

しかし、太郎の目に宿る闘志の炎はまだ消えていない。

太郎のデュエルを楽しんでいるかのような表情に、クロウは不気味さを感じ取る。



この状況をブースで見守る遊星とジャック。

次のターンで、太郎達が待っていた秘策が完成する?

その時、遊星が気付く。

この状況でのみ使えるカードが一つだけあった事を。

そのカードとは・・・・?

で、肝心な所は今回も明かされず、次回へ。





ジャックが今回はチーム太陽の戦術に気付きました。

よかったジャック、バカじゃなかった。(笑)

ファーストホイーラーには勝利したものの、セカンドホイーラーに敗北。

しかし、敵の戦略に気付かずに、オメオメと罠にハマって負けたのではなく、自ら選んだ敗北、っていうのが良かった。

チームユニコーン戦で学んだ、フォー・ザ・チームを、ちゃんと覚えてます。

個人の勝利にこだわらなくなった分、成長しましたね。



ジンの回想に笑った。

古めかしい学生帽の番長チーム登場に吹いた。

いや、このキャラクターのデザイン自体が今までの遊戯王とはかけ離れていて。(笑)

一瞬違う番組かと思うほどに。



たった一つの戦術を信じて戦い続けるチーム太陽。

予選では、その戦術を使う前に勝利したのか?

それとも決勝トーナメントでは、予選のデータは公表されてない?

そういえば、遊星達は対戦相手の分析をあまりしてませんね・・・。





高橋和徳さん113話に続いて二度目の作監

単独作監は今回初めて。

オーバーアクションで動きや表情が大胆で面白い。

113話の時は気にならなかったけど、キャラの顔は独特だなぁ。

目は大きめ。鼻が尖ってる。コミカル時は口が台形。

ジャックのDホイールから、カードを抜き取り、クロウのDホイールへと入れ替える龍亞の動きとか、地味にかわいい。

驚いたり、腑に落ちない顔とか、コミカルな場面での表情と動きが楽しい。

作監高橋和徳)