遊戯王5D's  第116話

第116話「モーメント・エクスプレス開発機構」



モーメント・エクスプレス開発機構、通称ME。

民間のモーメント製造会社で、ボルガー&カンパニー社もDホイールに搭載する小型モーメントエンジンの製造を委託している。

本来のモーメントは粒子加速器のような、直径数キロから数十キロに及ぶ大型装置。

MEは世界中から資金援助を受けて、その装置でモーメントの開発を行っているという。

しかし、その全貌は謎に包まれていて、宇宙開発にまで手を伸ばしているという噂も。



第96話で登場した、ボルガー&カンパニー社の人、リックが再登場。

遊星達がME社に潜入する手助けをしてくれた。

直接、遊星達と親しい訳でもないのに、危険な潜入調査に力を貸してくれる。

万が一バレたら会社も大変な事になるというのに・・・。

それでも遊星達を信頼してくれるのは、ボルガーの人望の厚さ、なんでしょうね。



新型エンジンのテストスタッフになりすまし、いよいよME社へ潜入する、遊星、ブルーノ、シェリー。

遊星→ダニエル、ブルーノ→ティモシー、シェリー→エヴァ

と、それぞれ偽名を名乗ってます。

シェリーがMEの責任者、所長のクラークに対して、以前どこかでお会いしました?と言ってましたが。

もしかしたら面識ある??



クラークに案内される途中に見た、巨大な装置、インフィニティ。

今MEで研究中の物質転送装置。

あの中で遊星粒子を高速で走らせ、次元の歪み、つまりワームホールを作り出し、物質を転送するのです。

・・・とか何とかクラークさんが解説してましたが、何言ってるのかさっぱり・・・・。(汗)

これが起動すると、一時的に電力が途切れるという。



遊星がテスト走行している間に、計測を装って内部からハッキング。

イリアステルの手がかりを探るが・・・。

それにしても、あのチューブ状のテストコース、走るのが難しそう・・・。



遊星達の帰りを待つ仲間達。

イェーガーは髪のセットが上手くいかない、コレは不吉だと言い出すが。

下らんとジャックが言っている間に、クロウのピアスは外れるし、龍可は花瓶を割るし。

とうとうジャックのカップの持ち手までも壊れるし。(笑)

そんなに不吉なのか??

遊星の身を案じるイェーガーが、すっかり仲間達の一員になってます。



結局、イリアステルの情報は得られず。

調べていないのはインフィニティに関する事だけ。

しかし、インフィニティの情報は厳重にプロテクトされている・・・。

肝心の情報はLEVEL 10と書かれた特別区域の中。

その中に入れたとしても、情報を引き出すにはアクセスキーが必要で・・・。

クラークのスケジュールを尋ねる遊星に、そう来ると思ったよ!と答えたブルーノ。

(なんだ、最初からそのつもりだったのか。)

クラークがオフィスに不在の今なら、彼のアクセスキーを盗み出せる!

早速オフィスに向かう三人。だが、その姿はカメラに捉えられていた・・・。



アクセスキーは見つかったものの、クラークが戻ってきてしまい。

遊星がオフィスに一人残って、戻ってきたクラークにデュエルを挑む。

そうして時間稼ぎしている間に、ブルーノ達は換気孔を通ってLEVEL 10へ侵入。

クラークがアクセスキーが無い事に気付く前に、イリアステルの情報を盗み出す作戦なのだ。



クラークは意外にも快くデュエルを引き受けてくれたが。

彼が提案したのは神経衰弱デュエルだった。

デッキからカードを引く代わりに、テーブルに広げたカードを一枚ずつめくる。

めくる前に宣言した行動とカードが一致しない場合、無効となりカードは再び伏せられる。

たとえカードが当てられなくても、より多くのカードをめくった方が有利と読んだ遊星。

だが、クラークはことごとくカードを当ててしまう。

当てられずに伏せたカードから戦術を編み出す遊星だったが・・・。

マジック、等価交換の効果で、レベル10のモンスター、デカゴ・ナイトを三枚連続で当てたクラークが、

遊星のデッキを合計30枚墓地送りにしてしまう。



クラークのイカサマを見破らない限り、遊星に勝ち目はない。

その時、インフィニティ起動の影響で停電が。

暗闇の中で、クラークのメガネに写るカードを見て、遊星がトリックに気付く。

停電が終わり、遊星の怒濤の反撃が始まる。

モンスターカードを当てた遊星が、遂にスターダストをシンクロ召喚

さらに、先にめくったトラップ、フューチャー・バトルで、デカゴ・ナイトを三連続で言い当て、強制バトルで破壊。

遊星が勝利する。



トリックを暴かれたクラーク。

遊星達の正体も実は把握していたのだ。

クラークは警報を鳴らし、

イリアステルの情報を手に入れたシェリー達と合流した遊星は、警備員に追われ、シャトルに逃げ込む。

途端に入り口が閉まり、インフィニティが起動。全ては罠だったのだ。

遊星達が物質転送装置で飛ばされてしまう??







今回はまた遊星が変装を。

帽子、なかなか似合うな。

いつもの髪型が帽子で押しつぶされて、前髪長いのがかわいい。



潜入に、なぜこのメンバー?かと思ったけど。

テスト走行を難なくこなせるドライビングテクニックを持つ、遊星。

内部からハッキングできる技術はブルーノ。

この二人ならモーメントエンジンに関する知識があるから、会話でもボロがでない。

あと一人、二人をアシスト出来る人物。これは誰でもいい気がするけど。

イリアステルに執着するシェリーが、大人しく待っていられるハズもなく。

治安維持局に潜入した実績(と言うか前科?)もあるし。(笑)

そう考えると納得の人選。



ボルガーを褒めるクラークに対し、ありがたいお言葉です、と返したブルーノ。

こういう大人な受け答えが出来るんだな、この人。

ちゃんとB&C社員として(なりすまして)振る舞える所も、何気に凄い。

遊星とブルーノは、社会的一般常識をある程度わきまえて、敬語が使えて礼儀作法が出来るあたり、

ジャックやクロウに比べると、大人に見える。



シェリーとクラークは、以前どこかで会ってる??

クラークが遊星達の正体を言い当てた時、特にシェリーに関しては何も触れていなかったけど・・・。

シェリーの両親の死に、何か関係あるかも??



物質転送装置、インフィニティ。

まだ開発段階って事は、人体への影響とか安全性も未知?

次元の狭間に消えて貰おうか、とクラークが言っているので、飛ばす先は指定されていない?

遊星達がどこに飛ばされたのかも不明??

無限を意味する装置名にも、イリアステルと何か関係が・・・?

三皇帝のシンボル、8の字のマークも無限を意味する記号でもあるし。



神経衰弱デュエル。これ難しそう・・・。

普通にデュエルするだけでも大変なのに、さらにカードの位置も覚えていかないといけない。

勝つためには、出来るだけ多くカードをめくって、位置を覚える。

デュエルが進むに従って、使えるカードが増えていくはず(場所を覚えてさえいれば)。

逆転のチャンスも増える?



デュエル中、召喚されたモンスターがテーブルサイズでかわいい。

ソリッドビジョンに、状況に応じて大きさを調整するシステムがあるのかな。

ちっちゃいモンスター同士のバトル、また見たい。



遊星は、クラークはデュエルが得意という情報を事前にリックから得ていた?

それを生かした時間稼ぎの作戦、なんですね。

クラークが提案した、敗者はデッキを奪われる、危険なこの条件。

これもダニエルの正体を知っていたからこそ、なのか。

(インチキデュエルでも、勝てばスターダストゲット・・・。)



セキュリティ万全のME。立ち入った者は気付かれずに、顔や指紋、あらゆる認証検査を受ける。

それで遊星達の正体も分かっていたのだが・・・・。

遊星とシェリーの情報はあっても、ブルーノの関する情報だけがスクリーンに映されませんでした。

あらゆる個人情報を収集して照合してるんだろうけど、それでもブルーノの正体まではMEでも分からないか。流石に。



シェリーが手に入れたイリアステルの情報も、ダミーだったりしないかな・・・?





目が少し大きめ?目のバランスに特徴?

作監:波風立志)