遊戯王5D's  第109話

第109話「アクセル・シンクロ!生来せよ!シューティング・スター・ドラゴン!」



スターダストを奪われ、ピンチの遊星。

アクセルシンクロの不発に、不安を抱えながらも、諦めず、

機皇帝を倒すため、まずはスターダスト奪還を目指す。



攻撃力を増していく機皇帝に、LPを大幅に削られながら、

トラップを駆使して、何とかターンを凌ぐ。



運命に従い踊り続ける人類を、ミツバチの八の字ダンスに例えて語るプラシド。

「さあ、蜂よりも美しく踊って見せろ、遊星!」

デッキを信じてドローする遊星の手に、

スターダストを取り戻すキーカード、レスキュー・ウォリアーが。



スターダストを見事取り戻し、シンクロチューナーも復活させ、

再びアクセルシンクロの条件を整えた。

カード効果によりチューナーを復活した為、このターンにシンクロ召喚は行えないが・・・。



プラシドがシティに竜巻を引き起こす。

(雷に続いて、竜巻まで??自然を操れる??)

街を破壊していく強風。



その頃、アキの居る病院では、少女が強風に飛ばされる危機!

「どうしよう・・・こんな時にサイコパワーが使えたら・・・!」

「・・・何を考えてるの!アレは私のとって呪われた力。

あんなものに頼ってちゃいけない!!」



サイコパワーを失ったアキが、自力で少女を救出する。

「私もこの子を諦めちゃいけない!遊星が戦っているように!」



(お嬢さん気をつけろ!って、見てないで、お前が助けろ!側の人!)



プラシドの運命論に反発し、戦う遊星に、龍のアザが呼応する。

そして、次のターン、ワイゼルがスターダストを吸収しようとしたその時!

仲間との絆が、アクセルシンクロへの不安を打ち破り、

遂にアクセルシンクロが成功!

相手ターンにシンクロモンスター同士で行うシンクロ召喚で、

新たな力、シューティングスター・ドラゴンが、その姿を現す。

目映い光りを放ちながら、シティを覆う暗雲を退けていくシューティングスター。



果たして、デュエルの行方は?





「もう呪われた力なんていらない。」

アキ、サイコパワーとの決別。

今回、遊星のアクセルシンクロ成功よりも、こっちの方が印象的でした。

普通なら力を欲する所なのに、あんな力に頼らなくったって!と、

自分一人の力で、運命に立ち向かう。

強風吹きすさむ中、ハルカの手を掴み、「死んでもこの手を放さない!!」と誓ったシーン。

チームサティスファクション時代の、遊星と鬼柳をちょっと思い出しました。

握られたその手とその言葉は、強い自信と意志の現れ。



アキさん、成長したな。

仲間のピンチを、サイコパワーで救って大活躍!というような場面はもう無さそうだけど。

Dホイーラーになった今、今後はデュエルでの活躍に期待したいです。

特殊能力が無くても活躍出来る、真のヒロインを目指して。



それにしても、サイコデュエリストの能力がなぜ消えたのか?

その辺の仕組みは不明・・・・。

やはりあの力は、持ち主の心理や精神に起因するものなのか?

家族と和解し、仲間を得て、精神的に安定したから、力が消えた?

ディヴァインなら、そうしたサイコパワーの秘密も知っていたのかも。



龍のアザの疼きの描写が分かりやすい。

遊星の苦悩は痛みとして仲間に伝わり、

熱い闘志は、心そのものを仲間に伝えてます。





風で飛ばされてきたディアブロの頭部にぶつかるカーリーに笑った。(笑)

スターダストを取り戻した時の、遊星の「フッ」。

まだピンチは続いているのに、なんて不敵な笑み。(笑)

風と一つになる遊星全裸とか。(笑)

シリアスなのに、なんか笑える。



行くぜ!クリアマ〜インド!

アクセルシンクロのシーンが、挿入歌「Clear Mind」(遠藤正明)で盛り上がる。



コミカルな感じの前回とは対照的に、目は小さめで、キャラが大人びてる。渋い。

何気に唇が艶やか。

プラシドの悪い顔!目つきの悪さ!ある意味、遊戯王らしい。(笑)

斜めの画面構図が、かっこいい。

風で踊るプラシドの髪とか、瞬間的な遊星の表情の変化とか。

レスキュー・ウォリアーを引いた時の、一瞬の遊星の笑顔。

作監小林一三