遊戯王5D's  第101話

第101話「フォア・ザ・チーム」



遊星vsブレオ戦から続き。



ブルーノ「チーム戦という状況下でのデッキ破壊は、ライフを削るより効果的な作戦になる・・・。」



ブレオのデッキ破壊戦術で、デッキを次々と削られる遊星。

復活したヴォルテックバイコーンの破壊とトラップ、調律破壊発動で、

一気に15枚を失い、とうとう、遊星の残りデッキは5枚に。

さらにスターダストも破壊されてしまう。



このデッキ破壊戦術は、ブレオの優れた記憶力とデータ分析能力のなせる技なのだ。

アンドレの天才的カードプレイングセンス、

ブレオが可能にする計算、

そして、それらを生かした戦略を立てるジャン。

各々がその能力を、チームの勝利の為に発揮していく。

これがチームユニコーンの強さ。



さらにブレオがトラップ、幻惑のトリコロールを発動。

この効果で遊星がカードをドローした場合、それがモンスターカード以外ならデッキのカードを更に失う事に。

このトラップを無効化するには、やはりデッキのカードを一枚墓地に送らなくてはならない。

逆に、スピードワールド2の効果で幻惑のトリコロールを破壊すれば、伏せられているもう一枚のトラップが発動して、

遊星は残りデッキ全てを失い、敗北する・・・。

果たして遊星はどうでるのか?



自信に満ちたブレオの様子から、自分の次の手が読まれていると、危険を感知していた遊星。

迷いの中、応援する仲間達の姿を見て、決意を固める。

遊星が選んだのは、幻惑のトリコロールの効果でのドロー。

ブレオの予想に反してギャンブルを選んだのだ。



見事モンスターカードを引き当て、遊星が反撃に転ずる。

ジャンクデストロイヤーをシンクロ召喚し、

やっとブレオを倒す事が出来たが、敗北の直前にブレオが発動したトラップにより

遊星はさらにLPを削られ、残り1000になってしまう。



いよいよチームユニコーンのラストホイーラー、ジャン登場。

対する遊星は、残りデッキ4枚、LPはたったの1000。

この状況で、果たしてジャンを倒せるのか・・・?



そんな状況の中、遊星が通信でジャンに話しかける。

ラクティスから始まっていた、チームユニコーンの恐るべき戦術。

それを素直に評価し、この状況を楽しんでいる様にも思える遊星のセリフに、ジャンは驚かされる。

遊星「俺は嬉しいぜ、あんた達と戦えた事が。」



思えば、ダークシグナーと命を賭けたデュエルをしていた遊星にとって、

この状況はそれほど苦ではないのかも。

負けても誰かが死ぬ訳ではないし。

自分又は仲間の死というプレッシャーがないなら、不利な条件でもデュエルを楽しむ事が出来る?



ジャンもまた、仲間のために戦う決意を新たにする。

ジャンの回想。

優れたカードプレイングセンスを持っていたが故に、

相手の敗北を恐れて、勝つ事が出来なかった、かつてのアンドレ

その才能を買い、チームを組まないかと誘ったのは、ジャンだった。

一人一人ではその才能を生かせない。

だからこそ、チームを組み、チームの勝利の為にその力を生かす事が出来るのだと。



ここから怒濤のデュエル展開。



ジャンがライトニングトライコーンをシンクロ召喚

ライトニングトライコーンの攻撃と、スピードワールド2の効果ダメージを、

遊星は墓地のモンスター達の効果を使って回避し、逆にライフを回復する。

ジャンもまた、トラップでダメージ回避しつつ、破壊されたライトニングトライコーンを復活させる。

手に汗握る攻防。

ジャンの場のモンスター効果により、ライノタウルスの2度目の攻撃が遊星に!

これが通れば遊星は敗北!

どうなる次回??



意外と仲が良くって、結束固いんですね、チームユニコーン

強面で悪役顔なジャンですが、その外見からの予想に反して、チームを思う気持ちの強さに驚いた。

ラクティス時の演技は少し狡猾にも思えるけど。

決してルール違反をしたり、誰かを騙して利用したり、という様な悪質な所がない。

「ようやく気付いたか」が口癖?



回想で、ジャンがアンドレに、俺も同じだから分かる、と言ってたけど。

ジャンもアンドレ同様、自分の勝ちが見えてしまうと、実力が出せなくなるタイプ?

相手の悔しさや悲しさが見えてしまって、勝ちにこだわれなくなるって、

本当は優しい人達なんだな・・・・。



アンドレ、ブレオ、ジャンと、それぞれのモンスターの角が順に増えていくのが面白い。



ジャンクデストロイヤーが艶々でかっこいい!!

作監:柳瀬雄之)