遊戯王5D's  第100話

第100話「窮地 ラスト・ホイーラー遊星」

遊星のターン。



敗北して、Dホイーラーとしての己の未熟さを思い知らされ、落ち込むアキ。

そんなアキをクロウが励ます。

「しっかりしろ!完璧な奴なんているもんか!」

落ち込んだり、悩む相手にクロウがかける言葉は、いつも暖かく優しい。

クロウ役の人(浅沼晋太郎)の演技も好きだな。



一方、チームユニコーンの戦術を指揮するジャンは、素人にしては善戦だと、アキを評価してます。

まだまだアキはこれから伸びるのかも。



遊星veアンドレ

天才Dホイーラー同士のライディングデュエル、本来なら行き詰まる展開を繰り広げるハズだが・・・。



場のモンスターを全て破壊し、LPにダメージを与えるスピードスペル、ジエンドオブストーム。

遊星がこのカードを警戒しているのを承知で、モンスターを出さずに場に二枚のカードを伏せたアンドレ

次のセカンドホイーラーにこの危険なカードを引き継がせないよう、遊星はカード・ブレイカーの効果で、ジエンドオブストームを見事破壊する。

だが、それはアンドレの思惑通りだった。

もう一枚の伏せカード、トラップ、マジック・マインの効果で、アンドレと遊星は互いにLPに2000のダメージ。

LPはゼロになり、アンドレは敗北したが、遊星はLPを半分に減らされてしまった。



アンドレは個人としての勝利ではなく、チームの勝利の為、自らを犠牲に遊星のLPに大ダメージを与えたのだ。

「とるべき戦略は、For the team!」



チームユニコーンのセカンドホイーラー、ブレオ登場。

どんなタイプのデュエリストなの?という龍亞の問いに、情報収集担当のブルーノは分からないと答える。

ブレオが公式大会でライディングデュエルした記録がない?

なんと、これまでチームユニコーンはファーストホイーラー・アンドレの連勝だけで勝ってきたのだ。



初めて大舞台に立つブレオが、チームの為にと意気込む。

ブレオの回想。

かつてはお山の大将だったというブレオ。

そんな時、ジャンとアンドレが現れる。

ジャンとのライディングデュエルに敗れ、自分の弱さを思い知らされるが、

そこで二人からチーム加入の誘いが。

自分達が求めていた才能がお前にはある、と。

この出会いで自分は変わったのだと、ブレオはいう。



残りLP2000の遊星は、迂闊な攻撃が出来ず。

相手の出方をうかがい、守りに入らざるを得ない。

その隙に、ブレオがヴォルテックバイコーンをシンクロ召喚

さらに、スピードワールド2の効果を使って、SPC(スピードカウンター)を10も支払い、

折角召喚したヴォルテックバイコーンを自ら破壊してしまう。

破壊されたこのモンスターの効果により、そのレベル分のカードを墓地に送る遊星。



そう、ブレオの狙いは、相手の手札を削っていくデッキ破壊だったのだ!

「チームユニコーンに居る事こそ、今の俺の最大の誇りだ!

その誇りに捧げる、最高のタクティクスがコレだ!!」



これだと、ここでブレオに勝利しても、残り手札の少ない遊星は、次のジャンとの対決が不利に・・・。

ブレオのセリフからすると、自分は勝たずにジャンに繋ぐ気満々な様子。

遊星はどう出る??

で、次回へ。





個人での勝利を望まず、あくまで戦略的にチームでの勝利を優先するチームユニコーンの恐ろしさ。

まさにチームワークの勝利。

初戦からこれでは、確かにチームプレイを思い知らされる結果になりそう。

かと言って、ジャンの様に戦略に頼った戦い方はチーム5D'sらしくはないと思うので。

個人個人の個性を生かしつつ、臨機応変に戦術を変えて繋げていける様な本来の戦い方ができるといいかな。



ひょっとして、ブレオ戦の最初の遊星のターン、

相手を警戒せずに、スターダストでチューナーを叩いていたら、展開は大きく変わっていた?

不利な方はどんどん守りに入って、窮地に追い込まれる。チーム戦の恐ろしさ。(汗)



井の中の蛙の如く、自分の強さに自惚れていた、かつてブレオ。

ナンバーワンでオンリーワンとか。

ちょっとキング時代のジャックにも似てます。

ジャンとアンドレは、ブレオの評判を聞いて、最初からスカウト目的でやってきたのかな。

ブレオの、チームに対するあの情熱は、自分を変えてくれた仲間への感謝と信頼の現れ?

チーム5D'sと同じくらい、お互い仲いいのかな、チームユニコーン



徹底したチーム5D'sの情報収集と戦略分析、

今回の作戦の為、プラクティスでわざと転倒して貴重なDホイール一台を犠牲にし、

隠し球だったブレオ(とジャンも?)も初戦から投入と、

WRGPに賭けるチームユニコーンの意気込みが凄いな。

それだけチーム5D'sを警戒していたって事か。





冒頭で、アキの隣に腰掛けたクロウの足が浮いてるのが、ちょっと微笑ましい。(身長差。(笑))



ブレオのビッチな彼女。

「アタイはあんただけのものよ〜。」

一人称アタイって古風だな。(笑)

敗北したブレオを見限り、ジャンに言い寄ったきた女に、

「シッシッ!俺は軽い女には興味はない。」とか言ってたジャン。(笑)

本気で邪険そうな顔。実は硬派?





回想シーンの、昔のブレオとか、モブの女の子達もかわいい。

瞳のハイライトが多くてキラキラしてる。

モンスター同士の戦闘シーンも演出良いです。

回想冒頭のブレオのダイレクトアタックのシーンとか、かっこいいな。

瞳のアップからの引きの演出が、定番だけど迫力あって好き。

カードを墓地に送るんだ!の時のブレオの表情とか。

作監小林一三