遊戯王5D's  第94話

第94話「追憶 朋友が託した遺志」



クロウの過去が明らかに。



冒頭はクロウの墓参り。

ピアスンなる人物の回想。

クロウのDホイール、ブラックバードは、3年前に死んだピアスンから託されたものだった。

ブラックバードに装着可能な、あの黒いデュエルディスクも、元はピアスンのもの。



ブラックバードの調整をするブルーノと遊星。

アクセス出来ない謎の回路がブラックバードにはあるという。

仕事道具だからあまりいじらないでくれよと言うクロウの言葉そっちのけで、

ブラックバードいじりに夢中の二人と、ため息のクロウ。(笑)

メカオタクだな、この二人。



そこに牛尾がやってきて、3年前の事件についてクロウに聞きたい事があると。

ピアスンは殺される前に、誰かとデュエルをしていたらしい。

その犯人の手がかりが、シンクロモンスター、ブラッド・メフィスト

視覚以外の新しい効果を持つカードの開発計画があったが、プレイヤーにダメージを与える為、開発はすぐに中止さる。

しかし、試作カードの一部が出回ってしまった。

セキュリティがそのカードの回収をしているらしく。

ブラッド・メフィストも、そのカードの一枚だという。



視覚以外の効果というと、プレーヤーの精神や痛覚などに影響するという事?

ダメージが実体化するなら、闇のゲームの再現になってしまう。これは確かに危険。



ピアスンと親しかったボルガーなら、何か知っているかもしれないと、

早速ボルガーの元へ向かうクロウ。

ブラックバードが調整中なので、ジャックのホイール・オブ・フォーチュンを拝借。

これは珍しいシーン。仲間のDホイールに乗る事もあるんだ。



3年前の事件後、サテライトにDホイールの工場を作り、今や世界一のDホイールメーカーのトップとなったボルガー。

クロウは犯人の手がかりとなるブラッド・メフィストについて尋ねるが。

そんな事は忘れて、うちの工場で働かないかと言い出すボルガーの言葉に、クロウは耳を疑う。

怒って立ち去ろうとするクロウに、

ボルガーは、真実を知りたければ俺とデュエルしろと。

勝ったらブラックフェザードラゴンを渡せと要求する。



ボルガーの会社は今、資金不足で危機に陥っている。

ブラックフェザードラゴンがあれば、それを担保に融資が受けられ、会社を救う事が出来る。

ピアスンだったら、きっとそうしていたはずだと。

子供達を保護したピアスンと、社員を守ろうとするボルガーの姿を重ねてみるクロウ。



これは難しいな。

倒産して社員を路頭に迷わせる訳にはいかないし。

かと言って、故人の遺品を担保にっていうのは気が引ける・・・。



ピアスンからブラックバードと共にブラックフェザードラゴンのカードをクロウが譲り受けているはずだとボルガーは言うのだが。

クロウが託されたのはブラックバードだけ。



悩むクロウ。

遊星に、ピアスンとの過去を語る。

鬼柳逮捕後、行き場が無かったクロウ。(まだ額のマーカーはM字だけ?)

相変わらず子供達と一緒に過ごしてます。ホントに面倒見いいな。

その子供の父親が、酷い目に。(工場でこき使われ、賃金盗られた?)

突っかかって行ったクロウも太刀打ちできず?

そこに現れたのが、ピアスンとボルガーだった。

デュエルで悪漢を撃退する二人。

さらに、子供達が自立出来るようにと、(デュエルディスクの組み立て?)技術を教えるピアスン。

やがて、サテライト発のDホイールエンジンを開発するのが、彼らの目標となった。

そんな時に、3年前のあの事件が・・・・。

どうして良いのか分からなかったクロウは、盗んだカードで子供達を喜ばせる事くらいしか出来なかったと。



一応、当時のカード強盗の件は反省してるんですね。

今ではちゃんと働いて真っ当に生活てるし。

そういえば、クロウの昔の犯罪に関してお咎め無しだったのはなぜ・・・?

ただ子供達を世話するんじゃなく、手に職付けさせようとしたピアスンは偉いな。

ちゃんと子供達の将来の事考えてる。



ピアスンの意志を継ぎ、Dホイールメーカーを成功させたボルガーは偉いが、自分は何も出来なかったと落ち込むクロウに、

子供達に希望を与えたじゃないかと励ます遊星。

残された子供達の面倒を見ていたのはクロウだし。

サテライトに工場を作る事で、サテライトの人々に職を与えたのは偉いけど、子供達には何もしてないよな、ボルガー・・・。



クロウはボルガーとのデュエルを決意。

遊星とジャックもクロウのDホイール調整に協力する。



いよいよボルガーとクロウのライディングデュエルが始まる。

クロウのBF(ブラックフェザー)デッキの特性を知っているボルガーは、

モンスター効果を無効にする永続トラップ、ホワイト・アウトと、

モンスターが破壊される度に400の追加ダメージを与える永続トラップ、ヘブンズ・アローで、

BFの特性を封じ、クロウを苦しめる。

これはアンチBFデッキ。

デュエルの続きは次回に。





ピアスンの謎の死後、社長になって成功したボルガー。

・・・嫌な予感しかしない。(汗)

予告を見る限り、予想は当たっていそうです。

キーとなるブラックフェザードラゴンのカードは、ブラックバードの謎の回路の中に隠されていたりする?

しかし、そのカードをわざわざ隠す理由は?



ブラックバードはクロウの自作ではなかったのか。

BFデッキも、ピアスンの影響?それともデッキごと引き継いだ?

回想ではピアスンの場にBFが揃ってました。

子供の頃からクロウがBFのカードを持っていた所からすると、たまたま同じBF使いだったのかな。



一体一体はそれほど強くないけど、集まると強力な効果を発揮するBF。

やはりカラスをイメージした特性なのかな。

一方のボルガーはホワイトウォリアーズというモンスターを使ってます。

白と黒で対照的。



以前から疑問だった、クロウだけがシグナーなのに龍のカードを持っていない謎。

このBFドラゴンが、そのドラゴンにあたるのかどうか・・・・。

でもそうなると、バワーツール持っていても、龍亞はシグナー候補から外れてしまう?

もしも将来、龍亞がシグナー化する展開があったとしても、

現シグナーの誰かの死で、その資格が引き継がれる・・・とかだったら嫌だな。(汗)



ジャック、節約の為にカフェ通いやめたんじゃなかったのか?

まだ諦めてない、脚ががっかりなウエイトレスさん。(笑)

結構かわいいのに。今回もジャックをデートに誘えなかった様です。

(あなたが声をかけようとしているその男はニートですよ!しかも浪費家です!(笑))

子供達には何気に人気の元キング。

肩車して〜とねだる子供を相手してくれる、実は子供には意外と優しい。



アイキャッチ復活。前回だけが特別仕様だったのか。

OP・EDは今回も劇場版紹介。

予告の前に試写会の模様も。

映画の感想をカメラに語る人達。ちびっ子よりも十代〜二十代の方が多そう??



冒頭だけ作画が微妙。クロウのデコと目のバランスが難しそう。

後半に入って急に作画が良くなった。

回想シーンでの、ピアスンとボルガーのデュエルアクションが迫力あってかっこいい!!

黒槍のブラストを破壊した時の鉄槌のヘイルのポーズも面白い。

作監小林一三