遊戯王5D's  第86話

第86話「クラッシュタウン」



ツッコミ所満載な鬼柳編スタート。



冒頭からおかしな雰囲気。

BGMといい、物語の舞台といい。ウェスタン風?



荒野に囲まれた小さな町。

デュエルディスクの墓標。(GX3期の異世界編みたいだな。)

作業服を着た男達が、デュエリストに追われている。

いかにもな人相の悪さと、赤いスカーフ・・・。(笑)

デュエルディスクにカードをセットすると、作業服の男達が付けている首輪に電流が流れ・・・。

遊星の目の前で赤スカーフに連れて行かれる作業服の人達。

これは一体・・・?



彼を救って欲しいという手紙での依頼。その為に遊星はこのクラッシュタウンにやってきたのだが・・・。

町に入って、早速赤スカーフ達に因縁をつけられそうになる。

その時、赤スカーフを止めた女性が、バーバラさん。

遊星に手紙を送った本人だった。

お〜。セクシィーなお姉さん!



救って欲しい”彼”というのは、もちろん、鬼柳の事なんだろうけど。

鬼柳とバーバラさんがどんな関係なのか、非常に気になります。

鬼柳と遊星の関係を知っている、という事は、鬼柳本人から遊星の事を聞き出せる程、親密?

遊星を呼び寄せてまで鬼柳を救いたいのは、鬼柳に対して特別な思いがあるから・・・?

この町から連れ出してくれと言うからには、別れも覚悟の上での事なのか。



Dホイール(遊星号)を町外れに隠し。

夕刻が迫る町を丘から見下ろしながら、バーバラさんがこの町の状況を解説。



Dホイールの駆動部品に欠かせない希少な鉱石が発見され、人々が集まりこの町ができた。

はじめは、まるでゴールドラッシュの如く賑わうが。

鉱石の採掘を仕切る二大勢力が生まれ、山で採掘する作業員を奪い合うように。

やがて、両者はデュエルで対決するようになる。

腕の良いデュエリストを雇っては「先生」と呼んで、対決させ、

デュエルに負けると、勝った側の作業員として一生働かされると言う。



連敗中らしい、赤スカーフのマルコムファミリー。

新しく「先生」を雇った様だが。

一方、連勝中のラモングループの「先生」とは・・・。



風の中、ハーモニカ吹きながら、鬼柳が現れる。

この登場の仕方に笑った。

髪伸びてるな。

そして、静かな口調。

・・・・・何があった、鬼柳??(笑)



やっぱり、あれかな。

いくら邪神に操られていたとは言え、逆恨みでかつての友を傷つけた、そんな自分が許せない・・?

本当は恨みきれなかったと、本心を打ち明け、あのまま遊星の腕の中で死んだ方が潔くて楽だったんだろうけど。

惨めに生き延びてしまったと、罪悪感だけ背負って、こんな所まで逃げてきたのか?

だとすると、本当に鬼柳を救えるのは、遊星しか居ないな。



対峙する鬼柳とマルコムの先生。

見物に町の人達が集まり始める。

連勝中の鬼柳を、憧れの目で見つめる町の少年。

棺を乗せた馬車が駆けつけ。

紙切れを手にした人達も居たけど、賭けも行われてる?

夕日の沈みはじめが、デュエル開始の合図。



ホルダーから早撃ちの如く引き抜いたのは、拳銃型デュエルディスク。(笑)

先に装着した方が先行を取るらしい。

手札抹殺を目論む相手デュエリストに対し、

得意のハンドレスコンボで、あっという間に勝利。



しかし、デュエルするその姿に、いつもの鬼柳とは違うと言う遊星。

バーバラが言うには、彼はまるで死に場所を求めるかのようにこの町に現れた、と。

この町を利用して、自分で自分を殺そうとしている?



デュエル後、遊星が鬼柳に話しかけるが・・・・。

一瞬動揺を見せるも、振り向きもせず、去って行ってしまった。

遊星達に合わせる顔がないんだろうな・・・・。



バーバラによれば、鬼柳を救うには、まずマルコムに取り入り、

デュエルで直接鬼柳に勝利するしかないと。

敗北して、相手のボス(ラモン)の支配から解放された瞬間が、鬼柳を救出するチャンス。

送り人に捕らえられて山に連れて行かれる前に奪うのだと。

バーバラさんの作戦、大胆。

バーバラさんも手助けしてくれそう。



早速、マルコムのアジトに乗り込み、自分の腕を売り込む遊星。

衣装もこの町に合わせて、マント羽織って、拳銃型デュエルディスクも装備。やる気満々。(笑)

手下三人相手に遊星がデュエル。

三対一のバトルロワイヤルルールでデュエルが始まる。

(GX1期の万丈目を思い出すな。確かノース校もこんな感じのウェスタン風だった。)



攻撃できないハズの最初のターン、火縄光線銃士のモンスター効果でダメージを与えてくる手下達。

対する遊星はニトロウォリアーをシンクロ召喚。(ニトロさん出番久しぶり?)

アームズエイドとジャンクアタック、二つの装備とニトロの効果で、三体の相手モンスターを次々と破壊し、LPを0にしてしまう。



デュエル後に遊星が、銃型デュエルディスクをくるくる回してホルダーに戻したり。

「だが俺はレアだぜ?」

(ノリノリだ、この人。(笑))



「忘れちまったぜ、満足なんて言葉・・・。」

予告のこのセリフに笑った。



西部劇風で、やたら硬派を狙ってるけど、どこかズレてて笑えるこの超展開と妙なノリ。

ダークシグナー編の満足同盟回想編を思い出します。

前回の様な感動話をやっておきながら、次にこういう話を持ってくる辺り、

なかなか侮れない。



作画きれい。線の崩れが少なく、キャラの顔立ちが整ってる。

瞳大きめ。遊星のアクションなんかもかっこいい。

GXの作監陣の人ですね。流石、GXクオリティ!(作監:In Tea Sun)



この回から監督変更?

これまで小野勝巳だったのが、菱川直樹に。(演出や絵コンテ担当してた人?)

小野勝巳が総監督に。

キャラデザインに原憲一の名前が追加。