遊戯王5D's  第83話

第83話「容疑者!?ジャック・アトラス」



偽ジャック騒動、前編。



いきなり冒頭からセキュリティに逮捕されるジャック。

寝起きのクロウの髪型が爆発していて、何気に笑える。



セキュリティによれば、ホイール・オブ・フォーチュンと思われるDホイールによるクラッシュ事故が続発。

故に容疑者がジャックなのだと。

犯人が使うレッドデーモンズは、ジャックが所有する世界でただ一枚のカード。

Dホイールの特徴、一週間前の仲間とのいざこざ・・・・。

遊星達が犯行時間のジャックのアリバイを証明してくれると思ったら、それもないらしい。

さらに、ジャックの逮捕以降、事件の発生も途絶え。

ジャックを逮捕した事で、この件に関する捜査を打ち切るというセキュリティ。

これは巧妙な罠ですね。ジャックピンチ。



WRGPに向けての練習中の出来事。

WRGPって、三人でのタッグデュエル戦なのか?

何気に、この時のレットデーモンスの攻撃時のCGがかっこいい。(新しくなった?)

クロウは、チューナーのトラスト・ガーディアンを使わないジャックを責める。

自分のプレイスタイルにこだわるジャックに、個人プレイでは勝てないと、遊星もたしなめるが。

チームを抜けると宣言したジャック。

これで何回目だよ?とクロウが呆れてたから、どうやらこういした騒動はいつもの事らしい。

カード名にもある、”トラスト”が信頼を意味するなら、

ジャックがこのカードを使いこなし、仲間を信じてチームプレイができるようになるかどうかが鍵のようです。



拘束中のジャックに、クロウが酷い言いよう。(汗)

内心では、ジャックがそんなバカな事しないって分かってるハズなのに。

ついカッとなって、とは言い訳してましたが。

パーティーでの無愛想な遊星の振る舞いを、らしくないとフォローしてくれたりする冷静さがある一方、

結構感情的になりやすいんだな、クロウも。



元キングの逮捕で、騒然となる市民。

”堕ちたキング”の新聞見出し。

デュエルアカデミアの女学生の会話とか、得意になって語るスライの嫌味っぷりとか。

見ていて胸が痛い・・・。

散々キングキングともてはやしていたくせに、事件となると、世間は冷たい。



戸惑う仲間達の描写が、個人的に嬉しかった。

ジャックの噂をする女学生と距離を置くアキ、ジャックの悪口を言うスライに飛びかかる龍亞、

ジャックを擁護する記事を差し止められるカーリー。

みんな、ジャックの事信じて心配してくれてるよ!



以前のDホイール窃盗団事件で知り合ったセキュリティの人、風間も、ジャックの無実を信じてます。

ここでこの人が登場するとは。

Dホイール窃盗団事件の話は唐突に思えたけど、ちゃんと伏線になってたんですね。

しかし、セキュリティに身を置き、ジャックをよく知る肝心の牛尾と狭霧さんが、

まったくジャックのフォローが出来ていないなんて。役立たず・・・。



そんな中、ジャックがホイール・オブ・フォーチュンとデッキを奪って逃走。

そして遂に、偽ジャックに出会う。

逃走を手助けしたのも、こいつの仕業だった。

ジャックの名を語り、同型のDホイールと、同じデッキを使う偽ジャックと、ライディングデュエル。



ライディングデュエル開始直前に、例のカメラ夫婦(林田夫妻?)に目撃されてます。

二台のホイール・オブ・フォーチュンが走っている証拠写真を撮っていてくれたら、

偽ジャックの存在と、ジャックの無実を証明してくれるかも?



偽ジャックの言動は、5D's開始直後の、キング時代のジャックそのもの。

ある意味、これは過去の自分との対決なのか。

偽ジャックを通して改めて見ると、高慢なヒール(悪役)系キャラな昔のジャックって、やっぱりバカだな。(笑)



偽ジャックは容姿もジャックそっくり。声も同じです。

その正体は・・・・?

前回起動したライディングロイドを改造し、昔のジャックの思考を組み込んだ、とかかな。



自分と同じデッキを使う偽物に戸惑いながらも、シンクロ召喚でエクスプロード・ウィング・ドラゴンを呼び出し、攻撃する。

しかし、この時、手札にあるトラスト・ガーディアンは使用せず・・・。

次の偽ジャックのターン、トラップであっさり破壊されてしまうエクスプロード・ウィング・ドラゴン。

トラスト・ガーディアンにはシンクロモンスターを守る効果があると遊星が言ってましたが。

もしかして、あの時トラスト・ガーディアンを使ってシンクロ召喚していれば?

シンクロモンスターは破壊を免れていたのか?



さらに、レッドデーモンズを召喚され、まさかのジャック敗北。

ハイウェイから海面に落下するホイール・オブ・フォーチュン・・・・。

ジャックは無事か?

キーとなりそうなトラスト・ガーディアンのカードが、あんな所に・・・。(汗)



駆けつけた遊星達の前で姿を消す偽ジャック。

これは完全に誤解されそう。



偽ジャックが召喚したレッドデーモンズは、コピーなんでしょうね。

ちゃんと色彩も変えてあります。

デュエルの衝撃の実体化は・・・?

デュエル開始時に、ジャックが、なんだこの光りは?!と言っていたから、何か特別な力が作用してる?

それとも、擬似的に衝撃を再現するシステムが組み込まれてる・・・のかな。

偽ジャックの、目の下のアザ。

奴の真の目的は?このままジャックになりすまして、本物のジャックと入れ替わるつもりなのか?

次回で、ちゃんと決着はつく?

ジャックは自分のプレイスタイルへのこだわりを捨て、仲間を信じて、過去の自分と決別できるのか?



そういえば、今までジャック回は毎回勝利エンドだったはず。

遊星以外に敗北した事ないんだよな。リベンジに期待。



キャラの顔がきれい。見慣れた感じの作画で安定してる。

走行時のジャックの前髪やもみあげがちゃんと風で揺れてます。

驚いたりうろたえる仲間達の表情の変化が、崩れずにしっかり描かれてて嬉しい。

召喚時のモンスターの迫力とか、目元が見えない偽ジャックの、仕草での表情表現とか。(作監:武藤公春)