涼宮ハルヒの憂鬱 2


第4話「涼宮ハルヒの退屈

野球の回。



今回から夏服。

鶴屋さんや谷口、国木田と、キョンの妹も登場し、ハルヒと絡むように。



順調にコールド負けを期待していたキョンだが。

前回の話で、世界の危機は去ったのだと思ってたけど。

今でもハルヒのイライラは世界の危機に直結しているらしい。

それって、ハルヒのわがままにどこまでも付き合えって事??

そんな事言っていたら、優勝まで勝ち続けなければならないのでは・・・。



負けたら世界の危機って事で、古泉が相談を持ちかけ、長門の能力を使って、結局勝利。

インチキ過ぎて、真面目に野球やってる対戦相手がかわいそう。(笑)

2回戦は都合で棄権になったが、ハルヒの機嫌は上々なので、これでめでたしめでたし。



くじ引きでキョンが4番になったのは、ハルヒが望んだことだと古泉は言ってましたが。

キョンハルヒの期待通りの活躍をし、ゲームで勝てば、満足なのか?

「あんたがそれでいいって言うなら・・。」とハルヒも最後に言ってるし、

何だかんだ言っても、結局キョンの笑顔が見れれば、それで良かったんじゃないかな。

そして、いつもハルヒのワガママに振り回されながらも、

そんなハルヒの満足そうな笑顔が見れたら、苦労が報われてしまうキョン。いい奴。



相変わらず、キョンの優しさに一人戸惑ってるみくる。

彼女にとっては、禁断の片思い、なんだな・・・。

スポーツ万能のハルヒ。速球は投げられるけど、変化球は流石に無理らしい。

結構運動神経良さそうな古泉。ハルヒの球を受けるなら、確かにこの人がぴったりな気がする。

無表情で、やる気無さそうな長門の、無茶なプレーが笑える。

その他、それぞれに個性の出たプレーが面白かった。




第7話「ミステリックサイン

SOS団初の依頼。七夕に何かあった?



試験休みでも部室に集まる面々。

やること無くても何となく部室に足が向く、その気持ち分かるな。



コンピューター部の部長の失踪事件。

部屋のドアが開いていたのは、長門が開けた?

部屋を見ただけで満足げに帰って行くハルヒ。肝心の部長は見つかってないのに。(汗)

勝手にわらび餅食べるし!

そこには閉鎖空間が生まれ、部長はそこに閉じ込められたらしい。

長門の遠い親戚みたいなもの?

それを呼び覚ますきっかけが、ハルヒの作ったSOS団のマークだった。



非常事態では、仲良く連携を見せる長門と古泉。難解な二人の会話。

こういう時だけ生き生きしてる、とも言えるけど。(笑)

怯えるだけで非力、でもキョンにとっては(あるいは古泉も?)癒しのみくるちゃん。

事件解決の役に立たないなら、キョンとみくるは、この場に必要無かったのでは?



最後のキョンの疑問。

全て裏で長門が操作している?

事態を拡大させず、なおかつ、事件解決に自分達を行動させるよう仕向けた?

それは、一人では寂しいという感情が、彼女にもあるからなのか?

興味深い謎を残して終わりました。



なぜかいつも笑顔の古泉。

ハルヒが原因で次々とトラブルが起きるこの状況を、この人も楽しんでいるように見える。




第6話「孤島症候群・前編」

夏休みに、孤島へ合宿。



古泉が副団長に。

なぜかキョンに向けて得意げにウィンク。

ハルヒは配役・名探偵の腕章を。(笑)



孤島の館にワクワクのハルヒ

古泉は、ハルヒが名探偵になりたがっていると言う。

そして、フィクションの世界なら名探偵は事件を呼び寄せる、とも。

ハルヒ自身に自分の願望を叶える能力があるのなら、事件はやはり起こってしまう・・??

巻き込まれるキョンも気が気じゃないよな。



フェリーでも、島でも、何だかんだでみんな楽しんでる様子。

海でも一人読書の長門。それでもみんなと一緒に居られたら、それだけで楽しいのかも知れない。

王様ゲームって、ゲームしなくてもいつでもハルヒが王様じゃないか。(笑)



突然の台風。待ち望んだクローズドサークルの完成。

最後に、館の主の刺殺死体らしきものが!

しかし、ここは古泉が用意した別荘。

主の異変にも、冷静な対応を古泉がみせた所からして。

ハルヒの期待に応え、彼女を退屈をさせないようにしなければならない事は十分承知しているハズだから、

やはり、古泉が仕組んだ芝居のような気がするが。果たして?



それにしても、好奇心旺盛なハルヒを退屈させたら負けっていう、この世界のルールは怖い。(笑)




第8話「孤島症候群・後編」

事件解決編。



やはり古泉の仕業でした。

館の主も執事達も、古泉の組織の仲間らしい。(超能力者?)

ハルヒの謎解きは、殆どキョンの手柄なのが笑える。

嵐の中、洞窟で濡れた服を脱ぐ所は、孤島でお約束のロマンチックシーンだと思うんだけど。

ここでは何もロマンス無かったな。

ハルヒが見た、黒い影は、ハルヒの願望が生み出したものなのか、それとも錯覚か。

崖から落ちても重傷を負わずに済み、なおかつ、都合良く近くに暖かい洞窟があったのも、ハルヒの力?

二人っきりになりたいっていう願望があったのかな。



帰りのフェリーで、全て打ち明ける古泉。

退屈させると世界が崩壊し、望む事件が起こらなければそれを引き起こしてしまうハルヒの為、

ここまでしなくてはならない組織の人達も大変だな。

しかし、なぜキョンの首のホクロを見てる?(意味あるの?)




第12話「ライブアライブ

文化祭の話。



ここでSOS団が作った映画の話は、また別?

上映テープだけ渡して、暇そうなキョン

普通なら、彼氏彼女と校内を見て回るのが定番な気がするけど。

あらかた見たら、確かに暇だよな。

ステージに、予想外のハルヒの登場。長門、脅威のギターテク披露。

これが有名な「God knows...」の場面ですね。

二曲目は聞いたことないけど、これも良い曲。

生き生きと歌うハルヒを見て、キョンも嬉しそう。



突然ステージに上がる事になった経緯をハルヒが語る。

困っている軽音部を見て、助けてあげたくなったという。ハルヒ、いい所あるじゃないか!

自分が目立つ為のステージじゃなくて、ちゃんとバンドの宣伝もしている。偉いぞ。

お礼に来た部員達に、なぜが不安げな表情のハルヒ

昼休みも、一人で物思いにふけっている。感謝されたのに、なぜ?

答えはキョンが語ってくれました。

なんと、感謝されることに慣れていないのだとか。

こちらから見返りを求めて行動する事はあっても、見返り無しに奉仕する事は無かったのか。

ハルヒ、少し成長したか?

ハルヒのそういう所もちゃんと理解してくれていて、暖かく見守るキョンが良かった。



各クラスの出し物が面白い。

いつもと違うメイド服のみくると、それに群がる男子生徒。(笑)

鶴屋さんは威勢が良いな。

長門の占いは、占いじゃない気がする。

古泉はやはり女生徒に人気なんですね。意味不明な舞台にも、女生徒うっとり。(笑)

ああいう説明口調の難解なセリフ、古泉は好きなんだろうな。




第11話「射手座の日

コンピューター部とゲームで対戦。



自作のゲームで勝負を挑んできたコンピューター部。

SOS団は恨まれて当然だよな。

今回はイカサマ無しだと言うキョン

それは、ハルヒがこの勝負で負けても閉鎖空間を生まないだろうという確信があるから?

そんなキョンと、挑戦を受けたハルヒに、強い信頼関係を見て取ったという古泉。よく分かってる。

しかし、結構難しいゲーム?一週間の練習の成果は・・・。



作中、ゲームのキャラになりきってる面々が面白い。

長門の艦は、クルーも長門なのか。(笑)

いろいろパロディーシーンもあり。

ゲームが苦手のみくると、突撃しかしらないハルヒは戦力外。

ハルヒ、頭は良くても頭使うゲームは苦手?

オセロも囲碁も、キョン達と一緒にやってるシーンがない気が。

古泉とキョンは、一応戦術を練ってちゃんとゲームしてるらしい。

長門の高速タイピングは、反則では?と一瞬思ったけど。

どうやらコンピューター部がズルをしていたらしく。

それを修正して対等な条件に書き換えていたという。

許可を。と言って、キョンを真っ直ぐ見つめる長門

表情のない彼女だが、勝利への欲求が芽生えたらしい。

まあ、相手がズルしていたんだから、これくらいは許していいよね。



コンピューター部からの、長門へのスカウト。

パソコンをいじる長門が楽しそうに見えたというキョンは、長門の好きにさせろと。

長門への気遣いを、キョンはいつも忘れないな。

キョンの言葉を守ろうとする長門も、健気。



そういえば、今更だけど、孤島の回、帰ってきたハルヒキョンに対して、

誰も部屋に入れるなという命令を守り、頑なにドアを開けなかったのは、なぜだろう?

キョンの言う通り、まさか冗談ではないだろうし。

ハルヒの言葉は受け入れず、キョンの言葉だけを受け入れた・・・?

単に融通が利かなかっただけ?




第9話「サムデイ イン ザ レイン

SOS団の何気ない冬の日の日常。事件は何もなし。



キョンと古泉がしていたカードゲームは?

遊戯王っぽいけど、俺のターンとか言わないし。

しかし、暇で毎日ゲームばっかりやってる人達だから、いずれOCGにも手を出しそう。



キョンがストーブを取りに行っている間、キョンの予想通り、ハルヒにいじられるみくる。

キョンが居ない今、古泉だけが頼り・・・のハズが。

みくるを助けないのか、古泉!酷い奴だ。(笑)



ハルヒ達が撮影場所を移動し、一人部室で本を読み続ける長門

聞こえてくる演劇部の声にいろいろネタが。

いつも威勢のいい鶴屋さん。そういえば、ああいう先輩って居たな。



で、寝ているキョンにカーディガンかけたのは、ハルヒと、もう一人は誰?長門??

目覚めたキョンに、驚くハルヒ。カーディガンかけた直後だったのかな。

二人で一本の傘を差して帰る。ちょっといい雰囲気。

ストーブ取りに行かされてクタクタのハズなのに、キョンは機嫌を損ねたりする様子がない。

振り回されても許せてしまうほど、二人の信頼関係は強いんですね。




第1話「朝比奈ミクルの冒険 Episode00」

例の文化祭で上映した映画。



高校生の自主制作映画って事で、グダグダ感の演出が凄い。(笑)

全部棒読みだったり。商店街の人のゲスト出演があったり。

笑いを堪えられない鶴屋さんとか。

初っぱなからバニーで恥ずかしい格好ばかりのみくる。

長門の魔法使いが結構似合ってる。

肩のネコが良いな〜。落ちないように手で押さえたり。

あれはキョンの妹のネコ?



途中、古泉と長門の会話は、アドリブか?

棒読みじゃなく、急に流暢に語り出す古泉。

あの、身振り手振りは、古畑任三郎だよね?

それに答えて、難解な単語で語り出す長門も、アドリブっぽい。

内容は・・・もしかしてキョンの事を語っていたのか?



ミクルとイツキの同棲生活が始まるトンデモ展開。

さらにユキが高校に入り込んで、三角関係とか。古泉美味しい役。

美少女のみくると、美形の古泉なら、絵的にお似合いだなと思うな。

しかし、映画の内容とは裏腹に、古泉に嫉妬丸出しなキョンのナレーション。(笑)



で、最後の決戦のシーン、ネコがしゃべったのは、どういう事??

シャミセンってこのネコの名前かな。

長門のスティックでネコの額ペシッていうのがかわいかった。



これを、TVの第1話で放送されたら、確かに驚く。(笑)




まとめ

なかなか面白かったです。

あんまり悩まずさくっと見れる、お手軽な学園コメディという感じで。



古泉は何気にいい人。

よく考えたら、SOS団内でキョンと普通に会話し、相談できる唯一の存在。

(よくある構図、イケメン=悪役orやられ役ではないんですね。)

みくるの、キョンに対する秘めたる想いとか。

長門にとって実はキョンが重要な存在だったり。

その辺の関係が興味深かった。

何だかんだ言って振り回されながらも、楽しい仲間達でした。



同時期に放送されていた「ホスト部」とは、構成もよく似てます。

一般人を自称する主人公と、破天荒な相方。それに振り回されながらも、

主人公達二人を暖かく見守る仲間達の日常をコメディ風に描いた学園物。

仲間達が美少年で、振り回される方がハルヒの「ホスト部」と、

仲間達が美少女、振り回す方がハルヒの「涼宮」。

両作品とも一見、女性向け・男性向けっぽいですが、

実は男女関係なく支持されてるあたりも似てるかも。



物語としては「涼宮ハルヒの憂鬱」(I〜VI)の所が面白かったかな。

第14話で締めでも良かった気がします。



原作未読者が見るなら、やはり時系列順にDVD1巻からみるのが良さそう。

1巻が今イチでも2巻までは見た方が良さそうです。ここから盛り上がるので。



EDカット見ると、七夕やクリスマスイベントのエピソードもありそう?

2期の感想は、時間があればそのうち。