遊戯王5D's  第68話

第68話「老人の記憶 くず鉄ファミリーデッキ」



クロウの回。



今回のアバンはDM版でした。

やはりDM→GX→5D'sというサイクルらしい。



久しぶりにサテライトにやってきた、遊星、ジャック、クロウの三人。

わずか半年で、急速に復興が進むサテライト。

マーサハウスには、相変わらず元気そうなマーサと、居心地が良いといって住み着いた雑賀、

そして、サテライトでクロウが面倒みていた子供達の姿が。

そうか、子供達はマーサハウスに来てたんだ。これなら安心だ。

遊星の命を救ってくれたお医者さんもいました。

マーサハウスの建物も立派になってる。



そんな時、マーサになにやら悩み事があるらしい。

旧市街に一人で暮らすおじいさんを、ここにくるよう説得しているが、

頑固で言うことを聞いてくれないと。

子供達に上手く乗せられて、クロウが説得に赴く事に。

クロウの扱いを心得てるあたり、

本当にクロウと仲がいいんだな、この子達。(笑)



やってきたおじいさんの家は、ジャンクの山で囲まれていた。

力ずくで連れ出そうとするクロウに襲いかかる、リアルトラップの数々。

(リアルくず鉄のかかしとか。(笑))

クロウはやがて、ジャンクの山の中に、デュエルリングを発見する。

おじいさんの手作りらしい、そのデュエルリングで、デュエルを挑むクロウ。

自分が勝ったら、大人しくマーサの所に来る事を条件に、おじいさんとクロウのデュエルが始まる。



おじいさんの場にはマテーナル・ジャンクと、

そのマテーナルとフィールド魔法の効果で攻撃力を上げたパテーナル・ジャンク。

この二体を守る、くず鉄のかかし、くず鉄の落とし穴等のトラップの数々。

戦闘で破壊されたモンスターを墓地に送らずデッキに戻すフィールド魔法、ジャンク・ファクトリーなど。

おじいさんのカードがちゃんと、クロウを襲ったリアルトラップの仕掛けと、同じ効果になってます。



トラップに守られた二体のジャンク。それはあたかも夫婦のように見える。

同じジャンクデッキの遊星によると、もう一体、パテーナルの攻撃力を上げる

キッズ・ジャンクのカードが存在するらしいのだが、なぜがそれを出さないおじいさん。



次々とBF(ブラックフェザー)を場に出すが、

強固なトラップに阻まれ、なかなか攻撃が通らないクロウ。

珍しく苦戦?LPも残りわずかで、追い込まれる。

その時、デュエルの大音響で、リングを囲むジャンクの山が崩れ出す。

避難するよう言っても聞かないおじいさんに、

クロウがトラップ、ブラック・サンダー発動。

相手の場のカードの枚数分、ダメージを与える効果で、おじいさんのライフは0に。



ジャンクの雪崩で、おじいさんの家が埋もれてしまう。

うなだれるおじいさんに、おじいさんの家から持ち出した家族の写真を遊星が差し出す。

そこに写っていたのは、その昔、仕事にかまけ、愛想尽かして出て行った妻と息子の姿。

あれほど頑なにこの家にこだわっていたのは、息子が帰ってくる場所を、守りたかったのだ。



別にゼロ・リバースに巻き込まれて死んでしまった、とかではないんですね。

今もどこかで元気に暮らしているんでしょうか、息子さん・・・。



事情を知って、俺たちが息子だと言い、おじいさんを励ます

クロウと、遊星、ジャック、雑賀の四人。



数日後、マーサハウスでは、ジャンクでスターダストの像を造り上げ、

子供達の賞賛を浴びる、元気そうなおじいさんの姿が。

(いいなー、リアルスターダスト。)

嫌々ながらもおじいさんの肩を揉むクロウ。

親の居ないクロウからしたら、こういう親子ごっこで親孝行気分になれるのは、

嬉しいんだろうな。



クロウのスタンディングデュエルは2回目かな。

そういえば、イェーガーとのデュエルの決着がまだついてなかったような。(見たい!)



しばらく一話完結型のエピソードが続きそう。

ダークシグナー編はシリアス続きだったので、こういう気楽な展開は楽しいです。

ダークシグナー編の脇役キャラ達が、次々登場してくれるのも、

5D's全話見ている視聴者には嬉しい。



次回予告。

次はいよいよジャックのターンです。

カーリー絡みの事件らしい。

ジャックが借金地獄とか・・・・。(笑)



今のジャックの日常(どんな仕事してるのかとか、暮らしぶりとか)も気になるな。

ちゃんとモノレールにも、一人で乗れるようになったのでしょうか。(笑)

カーリーに対しては、相変わらずつれない態度だというのは容易に予想できますが。

(だって、自分がした告白を、相手は覚えていないんだもんなぁ・・・。(汗)

ちょと、不憫だ・・・。)

以前の調子で、ハイテンションなデュエルを見せてくれたら嬉しい。



クロウ役の人、たじろぐ演技が面白い。

マテーナル・ジャンク、デザインがかわいいな。

旧式のデュエルリング(?)仕様の為、デッキにカードを戻す描写で、

ちゃんとカードを手にとってシャッフルする描写があったり、細かい演出が新鮮でした。

(いつもはオートだから。)

作監:武藤公春)