遊戯王5D's  第62話

第62話「最後の戦い! 2つの神をもつ男」



文字通り、最後の戦いで、盛り上がってきました。

異様にハイテンション。(笑)



アバンから、クロウがジャックを連れて駆けつけ、仲間が勢揃い。



ジャックは悲劇のデュエルの後だけど、落ち込んでいる様には見えないです。

今はそれどこじゃないか。

クロウとアキ、双子は初対面。

特にお互いの反応がなくて残念。

決戦後のストーリーで交流があるといいな。



旧モーメントから巨大な化け物が現れ、シティに向かって歩き出す。

せっかくダークシグナー全員を倒したのに、冥界の扉の封印が間に合わなかったばかりに。

これで世界は終わってしまうのか?



その時、赤き龍が現れ、遊星達をシティへと運ぶ。

(Dホイールも一緒に運んでくれた様子。)

着いた場所は、コンドルの地上絵の元。

レクス邸の地下にあった、あの石造りの神殿が地上に。

その頂きにレクスが姿を現す。



この世界はもう??という遊星の問いに、「終わりです」と即答するレクスと、

ショックを受けた遊星のセリフ「何・・・だと・・・?」にちょっと笑った。



混乱する遊星達に、レクスが真実を語り出す。

五千年周期で繰り返される神々の戦い。

その戦いに巻き込まれ、翻弄される人々の運命。

その運命を断ち切るため、

赤き龍と邪神、二つの神の力を得て、自分が究極の神になるのだと。



17年前の回想シーン。

兄・ルドガーが二つの神を宿した時、

その身はダークシグナーの力によって蝕まれていった。

以前の回想では詳しく語られてなかったけど、

ドガーがあの時、ダークシグナーになる道を選んだのは、

自分の意志ではなくて、その身をむしばむ邪神の力のせいだったのか。



そして、自らの腕を切り落とし、それを弟レクスに託す事で、運命を委ねた。

17年後、兄との約束を果たすため、旧モーメントにやってきたレクス。

この時、レクスは既に覚悟を決めていたらしい。

ドガーとのデュエルでわざと敗北を選び、自らの意志でダークシグナーとなる。

兄のシグナーの腕、そして自身がダークシグナーの力を得て、

二つの神の力で、この世界の神となり君臨しようと。



ドガーが死に際に言っていた、解き放たれし新たなる最強の神とは、

この事だったのか・・・。



旧モーメントから現れた冥界の王が、神殿へと歩みを進める。

レクスが執り行おうとしている、冥界の王を迎える儀式、

それはコンドルの地上絵におけるライディングデュエルで、

シグナーを倒し、冥界の王へ生け贄に捧げる事だった。



勝負はライディングデュエルと言うことで、Dホイールに乗れる遊星とジャック、

そしてシグナーではないが、Dホイーラーのクロウが名乗りを上げる。

EDラストの三台のDホイールが併走するシーンは、これの伏線だったのか!

(幼なじみでDホイーラーと言う共通点だけで、意味不明なシーンだったけど、これで納得。)



この時、勝負を受ける三人のセリフで、クロウだけかっこいいです!



「生憎俺はシグナーじゃねぇ。

 だがな!サテライトのガキ共の為なら、何でもするぜ!

 たとえそれが無謀な事でも、

 あの伝説のDホイーラーが飛んだ時の様になぁ!!」



レクスとの三対一の変則デュエルが始まる。

(レクスだけDホイールに乗ってくれないのが残念。)

三人とも死なずに勝利してくれ。



攻撃できない最初のターン、それぞれが場にモンスターと伏せカードを揃える。

レクスも最初のターンから、シンクロ召喚とダークシンクロ召喚を行い、

太陽と月を象徴するモンスター、太陽龍インティと月影龍クイラを召喚。



神を自称するレクスらしく、使用するモンスターも、インカ神話的なネーミング。

(太陽の神官、赤蟻アスカトル、泣き神の石像、黒の女神ウィタカ。)

泣き神の石像がかわいい。



鉄砲玉を名乗るクロウが、先陣切ってBFアーマードウィングで攻撃。

得意の楔カウンターで太陽龍インティを破壊するが、その効果で逆に大ダメージを受けてしまう。



伝説のDホイーラーの遺志を継ごうとするクロウが、その名を口にした時、レクスが語り出す。

伝説のDホイーラーはその代償に左腕を失い、運命には抗えない事を学んだのだと。

まさか、レクス=伝説のDホイーラー??

憧れていた人物が、神を気取る悪者だったとは。

伝説を汚された思いでクロウ、ショックだな。



シグナー達のアザを集め、二つの力を手にしたレクス。

果たして勝負の行方は。



シグナーとしての力を使えば、救世竜セイヴァー・ドラゴンも召喚可能なのか。

ダークシグナーの力を使えば、コンドルの地縛神も召喚される?

両方のモンスターを同時に召喚されたら厄介だな・・・。



本当に、伝説のDホイーラーがレクスだったとしたら、これは一体どういう事だろう?

兄の腕を受け取った後、その約束を果たすため、シティに残って

新モーメントの開発、セキュリティの創設、サテライトへの差別等を行ってきたハズでは。

レクスがサテライト出身だとディヴァインは知っていたけど、

そもそも、レクスがサテライトに居た時期があったのか?



ゼロ・リバースでシティとサテライトに分断されたのだから・・・えっと・・・。

レクスはゼロ・リバース直後、まだサテライトに居た?

サテライトへの差別はレクスが始めたものでは無かった?

サテライトの人々の苦しい生活と閉塞感。

そこで、ダイダロス・ブリッジからのダイブ→

奇跡的に一命を取り留め、シティにたどり着くが、左腕を失う。

→セキュリティの長官にのし上がる

→兄との約束を果たす為、シグナー探しを始める。

・・・という流れなのかな?



だとしたら、最初からレクスは野心を持っていた訳ではなく、

シティとサテライトを結び、この差別を無くしたいという、

今の遊星達のような純粋な気持ちを、昔は持っていたのかもしれない。

(レクスがルドガーとの約束を果たすため、

”自らの未来を捨て”たと言っていたのは、この事だったのかな??)



神になろうとする今のレクスの野望も、

運命に翻弄された兄や不動博士、そして自分のような悲劇を繰り返したくないから・・・。

そう考えると、そんなに悪い奴じゃない気もするし、その動機は憎めないなぁ。

思えば、ボマーの故郷の件も白だったし、これまで市民に犠牲を強いるような事はしてなかった。

(フォーチュンカップ時に遊星にした仕打ちも、手荒くはあったけど。

フォークロアの人達大怪我、ラリー達一時監禁・・・。

でも犠牲者は出ていない?)

神になることで運命に抗おうと思ったのも、運命に立ち向かう勇気がない、心の弱さ故なのかも。

ただ、今はその野望の為に多くの人を犠牲にしようとしてる時点で悪なのですが。

本当はいい人?悪い人??



今回、クロウが異様にかっこいいんです!

セリフも熱いし。

仕草も演出もクロウのシーンだけ凝ってる。

これは一体・・・。(優遇されてる?)

まさか、死亡フラグとか言わないよね?(汗)



あと、ダークシグナー化したレクスのハイテンションさに笑った。(笑)

いつも重々しく、低く静かに語る口調だったから、この変化が余計に面白い。

服を裂いて筋肉見せつけたり。

デュエルディスク内蔵の義手を破壊して、ルドガーの腕くっつけちゃうし。

表情も生き生きしていて、楽しそうです。

鬼柳やカーリーとか(あとダークキングも(笑))、

ダークシグナー達の、あのワルぶったノリノリのハイテンションさが好きだな〜。



次回、それぞれどんなデュエルを見せるのか。

ジャックはカーリーの回想ありそう。

遊星達の前で、カーリーの死を語ったりするかな?

ジャックの場合、自分の悲しみは内に秘めて、人には見せない気もするけど。

気心の知れた仲間の前なら語り出すかも?それを聞いたら、狭霧さんどう思うかな・・・。



BGMも新しい。最終決戦に相応しく、壮大な雰囲気の曲で盛り上がる。



瞳小さめ?遊星の表情が渋い。

女性陣と双子は瞳大きめでちゃんとかわいい。

目を見開いたノリノリのレクスの表情!

クロウが語る時のあの腕や指の仕草、クロウのデュエル時の演出がかっこ良かった!

作監:波風立流)