遊戯王5D's  第58話

第58話「その先にある運命!地獄の覇者ダークキング」



カーリーvsジャック戦。

畜生、ハラハラさせやがって。(笑)



前回のルドガー敗北で、地縛神の生け贄になった人々が戻ってくる。

その中に、ラリーとマーサの姿も。良かった。



ハチドリの塔に到着したジャック。

ジャックの呼びかけに答え、ダークカーリーがDホイールに乗って、颯爽と登場。

自分がディヴァインによって殺された事実を告げる。

ライディングデュエルを挑むカーリー。

カーリーの真意を確かめようと、ジャックが受けて立つ。



「私を取り戻せるとでも思っていたの?」

これまでジャックがどれほどカーリーの事を心配していたか、教えてやりたい。

この命に代えても必ずお前を取り戻すと、そこまで思ってくれてるというのに・・・。

自分の元を去ったジャックへの仕返し?(愛憎?)



ジャックの気持ちなど無視するかのように強引にデュエルを仕掛けてます。

カーリーを思うジャックの友情(愛情?)を知ったら、正気に戻ってくれるかな。

正気に戻ったら戻ったで、ジャックを救う為、自ら敗北を選んでしまいそうだけど。



その頃、アキのアザが光り、ジャックのデュエルが始まった事を知る狭霧。

口では強がっていても、ジャックが心配で仕方がない事は、アキさんにもバレてます。

ジャックの心はもう自分の手の届かない所に・・・。と一人落ち込む。

狭霧さん、切ない・・・・。

しかし、デュエルでのジャックの様子を見る限り、

カーリーを異性として想っているという風には見えないな。

まだ諦めるのは早いかも?



第一コーナーをカーリーに取られ、後攻のジャックは場にカードを出さず。

これは冒頭で紹介された今週のカード、

二度目のダイレクトアタックで召喚可能なモンスター、血涙のオーガが手札にあったからなんですね。

ダイレクトアタックの衝撃で額から流れる血と、モンスターの血涙が、ジャックの心の痛みを現してます。



「カーリーは人を傷つけるような女ではない!」

そうそう、カーリーは優しい子。その優しさに救われたんだよね。



ダークカーリーのモンスター、フォーチュンレディは、占い魔女の進化系なのかな。

ちゃんとデザインが合わせてあるのが面白い。

アーシー、大人の姿になっても、眼鏡は一緒。(笑)



次々とフォーチュンレディを召喚、優勢のカーリー。

LPを削られ、ピンチのジャック。

ジャックはいつもの攻撃的なデュエルじゃないな。

カーリーが相手だからなのか?



ジャックを追い詰めたカーリーが、戦う理由を打ち明ける。

ダークシグナー化した事に絶望していたその時、闇の声に導かれるまま占った、二人の運命。

その時引いたカードこそ、最初のターンに伏せたトラップ、未来王の予言。



カードが見せる未来。

カーリーとのデュエルで敗北し、死んだ後に

(多分カーリーのキスで)ダークシグナーとして蘇ったジャック。

ジャックの裏切りによりシグナーは敗北。

世界は邪神の支配する地獄の世界に。

人間の滅びた世界で、ダークキングとして君臨するジャックの姿が。



だが、懐から落ちた眼鏡が、ジャックを覚醒させる。

これはお前が本当に望んでいる世界ではない!と。

ジャックのトラップ、チェンジ・デステニーが発動、ピンチを脱する。



ダークカーリー「どうして運命に逆らおうとするの?

        このデュエルで私が勝てば、私たちは幸せな未来を手に入れる事ができるのよ?」



ジャック「あんなまがい物、俺たちが行くべき未来じゃない。

     他ならぬお前が教えてくれた。」



ダークカーリーの独りよがりな幸せと運命論。

そして、運命などないと、決められた未来を否定するジャック。

二人のデュエルが続く。



いよいよジャックの反撃なるか?

まだ地縛神も召喚されていないから、本当の戦いはこれからですね。

カーリーの占いは本当に当たってしまうのか。

果たしてジャックはカーリーの言う運命を覆す事ができるのか?



とりあえず、今回はダークシグナー化しなくて良かった。(笑)



そして、遊星編。

旧モーメントの中に落ちた遊星。

ゼロ・リバースで死んだ人々の怨霊に苦しめられる。

そこに光りの中から現れた一人の男が。その男の声で、遊星は救い出される。

あなたは誰だ・・・?

って、遊星、髪型、髪型!

あのシルエット見れば分かるだろ。(笑)



あの世で父親と再会し、現世に戻ってくるってのは予想通りでした。

よくあるパターンではあるけど、孤児で親の記憶のない遊星が、

父親の因縁を背負ったこの辛い戦いの中で、父親に会えるというのは良い展開です。

不動博士も息子に伝えたい事はいろいろあるんだろうな。



今回面白いのは、カーリーとジャック、お互いを思う方向が微妙に違う所。

カーリーは完全に恋愛対象としてジャックを見てます。

死してその恋が叶わないのなら、いっそ相手を殺して

自分と同じダークシグナーとする事で手に入れようと。

一方のジャック、カーリーの身を案じていましたが、

それは愛する女性としてではなく、大切な親友として、なんですね、あくまで。

俺が目覚めさせてやる!という、熱血友情的なこの思考。



相手が最愛の女性だったら、お前を殺すことなんて出来ないと、

自ら敗北を選ぶとか、普通はそういう展開になるはずだと思うのですが。

そうじゃないのか。

いや、それでこそジャックだと思います。(笑)



そして、そんな男に振り回されるカーリーも狭霧さんも、なんか不憫だ。(笑)



ダークカーリーの口調が挑発的で良い。

〜なんだからぁ!とか言っていた生前とは大違い。(笑)

初の女性Dホイーラーって事で、かっこいいです。

威勢もいいし、レディースっぽいのかな?



しかし、ジャックをデュエルで死に追いやり、

ダークシグナー化させようだなんて、なんて破滅的な考え方を。

ダークシグナー化した事で完全に思考が変わってしまった?

あのカードの見せる未来(幻影)にそそのかされている様にも見えます。

次回予告て正気に戻るシーンもありそうだから、

敗北するとしても、ちゃんと最期は救われて欲しい。



未来のダークキングがバカっぽくて笑えた。

ノリノリで悪役のジャック。衣装も黒です。

ヤンキーみたいだ。(笑)



見慣れてるせいか、顔にクセがない。

ダークカーリーの大きい瞳がかわいい。表情も生き生きしてます。

フォーチュンレディ達の動きや、デュエルのアクションも所々かっこいいです。

作監:武藤公春)