遊戯王5D's  第49話

第49話「マイナスをつかさどる王 猿魔王ゼーマン



前回に続き、精霊世界での龍可の冒険と、現実世界での龍亞のデュエルが同時進行で進む。



まずは精霊世界編。

冒頭、レグルスに威嚇された龍可の表情がコミカルで楽しい。

龍可でもあんな怯え方をするのか。(笑)



レグルスの足に刺さった杖、カースドニードルのマイナスの力で、

龍可の言葉が正しく伝わらない。

逆の意味に聞こえるなら、逆の言葉で説得は出来ないかな?

と思ったけど、どう伝わるのか正確に分からないと、これは難しいか。

現に、トルンカの悪口は効果なかった訳だし。

「一体どういう意味に聞こえていたのかしら」と言うツッコミが龍可らしい。(笑)



レグルスを捕らえようとした捕獲部隊の言葉にヒントを得て、

兵士の一人から杖を奪い、これを使ってレグルスのマイナス化を解除。

その瞬間、三人とも衝撃で川に落ちてしまうが、

正気を取り戻したレグルスと、カースドニードルの力を使った龍可の機転で危機を脱する。



マイナスの呪いを解かれたレグルスと共に、エンシェントフェアリーを救出する為、

ゼーマンの城に向かう三人。

トルンカは何も言わなくても一緒に来てくれるのか。

その時、ゼーマンのマイナス化の力が精霊世界を覆い・・・。

緑豊かな大地が荒れ地に。

これは19話の時の精霊世界の異変と同じ?

マイナスの力で原始の世界に戻ってしまうという。

トルンカはさらに小さく、そして龍可までもが幼くなってしまう。

もはや一刻の猶予もない。

警備の厳しいゼーマン城に乗り込む為、レグルス達が考えた策とは・・・。



素顔を隠した龍可が放浪の魔術師を名乗り、魔術でレグルスを捕らえたと言って、ゼーマンに近づく。

レグルスをマイナス化する術をゼーマンは知らないと見抜いた龍可は、

エンシェントフェアリーの封印を一旦解き、その後レグルスと共にマイナス化すれば、

エンシェントフェアリーの力を手に入れる事ができると、説得する。

その言葉を信じたゼーマンが、いよいよエンシェントフェアリーの封印を解こうとする。



果たして、上手く行くのか?この作戦。

龍可が知恵で困難を乗り越えてくファンタジーストーリーになってます。

そういえば、女の子と動物の組み合わせはファンタジーの大道ですよね。

ナルニアとか、ライラとか。)

現実世界に戻ったらデュエルも見せてくれるかな?



一方、現実世界の龍亞。

前回発動したフィールド魔法の効果で、ゼーマンの攻撃力が3000に。

装備魔法カードを墓地に送ることでパワーツールドラゴンの破壊は免れるが、

攻撃のダメージを受けてしまう。

その時、パワーツールドラゴンが龍亞の前に立ち、龍亞の身体への直接ダメージを防いでくれた。

大丈夫かい?と尋ねる龍亞に、頷いて答えるパワーツールがかわいいな。



パワーツールに守られ勇気づけられた龍亞が、龍可を守るため、奮闘する。

瞳を閉じて、ゆっくりカードを引き。

デッキを信じて、龍亞が奇跡のドロー!

7話の秘宝デッキでデュエルした遊星の、あのシーンの再現です!



しかし、引いたカード、巨大化は、自分のLPが相手を下回った時に攻撃力を2倍にする装備カード。

現在、LPが並んでいるので、効果発動しないというオチ。(汗)

涙目になって、もう無理だよ〜!と、泣き言を言い出す龍亞。

さっきまでの勢いはどうした?(笑)

自分が育てたデッキを信じろと遊星に励まされ、持ち直す。

ゼーマンの攻撃に、またも龍亞を庇うパワーツール。

自身はボロボロに傷つきながら・・・。

その姿に、龍亞の決意が蘇る。



龍亞のデッキに、逆転の可能性はあるのか?

今回は召喚されなかったけど、地縛神召喚の危機もまだ残ってます。

必死に戦う龍亞の顔つきが少し大人。精神的成長の現れ?

とてもヒーローらしくなってきて、この後の活躍も期待したいです。



現実世界の龍亞の声が、精霊世界にいる龍可にちゃんと届いたり。

離れていても通じ合い、励まし合う双子。

二人の絆の強さを感じさせる場面と、

龍亞を守るパワーツールの健気な姿が良かったな。

でも予告見る限り、龍可達の作戦は次回早速失敗なのか?(笑)



ああいう龍可のコミカル顔は今回初めてですよね。

龍亞のシリアスな表情が大人びて、格好良かった!

捕獲兵の動きとか、トルンカのコミカルな仕草とか、細かい所が無駄によく動いてる。(笑)

デュエル中の演出、場面の切り替え方も好きだな。

作監:原憲一)



この回で原作監をもってくるのはちょっと勿体ない気がする。

どうせなら、ストーリーが盛り上がる回を担当して欲しかったな・・・とか、勝手なことを思ってみたり。

(現場はいろいろ事情があるから、そう簡単にはいかないですよね。(汗))