遊戯王5D's  第41話


第41話「悲しみ故の憎悪! 受け止めろスターダスト・ドラゴン」



アキ、初笑顔!!

やっと、ここまで来れたよ・・・・。(涙)



遊星はスターダストをシンクロ召喚

ブラックローズの装備魔法、憎悪の棘の効果で、

スターダストは破壊されず、一方的にLPと攻撃力・守備力を削られ続ける。



サイコデュエルの衝撃から、背後に居る仲間達を守るスターダスト。

それは、仲間を守ろうとする遊星の姿と重なる。



「仲間を守る?茶番よ!

 所詮、あなたは口先だけ。

 誰も助けることなど出来ないわ!」というアキの言葉は、

鬼柳に敗北した今の遊星には辛いな・・・・。

それでも、傷ついていく仲間から目をそらす事はできない。

仲間が救われる事を願うことしか出来ないと、遊星は語る。



一方、ディヴァインを失った悲しみが、アキを暴走させる。

帰る場所を失ったと、憎悪を遊星に向け、猛攻撃を仕掛けるアキ。

サイコパワーも威力を増し、とうとう制御できない程に。



ディヴァイン、ディヴァインと彼の名を繰り返し語るアキを見て、

何かに気付くアキの父親。

父親として、娘を受け入れ、居場所を与える事が出来なかった事を悔やんでいるのか。

その父親がすべき事を、アキが望んでいた事を、してくれたのが、あのディヴァインだった訳で。

・・・ディヴァインが本当にアキを愛してくれる、善人だったら良かったんだけどな。

親の愛に飢えるあまり、悪い男に騙されてしまったなぁ・・・。(汗)



傷つきながら必死で仲間を守ろうとする遊星の姿に、やっと自分のすべき事を悟った父親。

傷つきながらアキに近づき、語りかける。

娘の力を恐れていた本心、そして、それでも変わらず自分の中にあった娘への愛を。

やっと娘と向かい合う勇気を出してくれました。



それでもなお、父親を受け入れられないアキに、その間違った憎悪を打ち砕くと、遊星が。

ここで、待っていた装備魔法カードが、やっと遊星の手に。

魔法カード、拘束解放波の発動で、憎悪の棘が消え、

攻撃力が戻ったスターダストが遂にブラックローズを破壊。



暴走するサイコパワーで、父親に危機が。

父親を救いたいというアキの想いが、とっさにサイコパワーを停止させる。

初めてその力を制御出来た?



自らデュアルの終わりを望んだアキに、遊星が最後の攻撃。

魔女の呪縛から解き放たれるアキ。

父親に駆け寄り、その腕の中で敗北を迎える。

そこには、初めてみせるアキの幸せそうな笑顔が・・・・。



以前の感想で書いた、こんなに傷つけてしまった自分を受け入れてくれるの?というアキの問いが現実に。

しかし、それは遊星に対してではなく、父親に対してでした。

「私の居場所は・・・ここ。」

自分で考え、自分で答えを出したアキ。

やっと和解できて良かった。



龍のアザは忌むべき印などでは無かった。

これはシグナー同士を引き寄せ、仲間を結びつける印なのだと、遊星が語ります。

アキは、家族という自分の居場所と、シグナーという新しい仲間を得る。



だが、かつての仲間であるディヴァインへの想いは消えないと。

それは鬼柳との因縁を背負う遊星も同じなんですね。



それにしても、問題はまだ山積み・・・・。

現時点で龍亞だけが知っているディヴァインの正体。

それをアキが知ったとき、どう受け入れるのか・・・・。

それと、ミスティの弟の死。

今まで怒りに身を任せ、傷つけてきた人達への償いは?

背負うものが結構重いヒロインですが、両親とシグナー達が支えてくれると信じてます。



次回はレクスがシグナー集めて、紅き竜の伝説を解説?

レクスの本当の意図も今イチまだよく分からない。

ダークシグナー編に入ってからは、シグナー支援に回っている様だけど。

シグナーを覚醒させる為とはいえ。フォーチュンカップで彼がしてきたことは、

到底善人とは思えない・・・。(汗)

ボマーの故郷の件もあるし。

5人目のシグナーとか、エンシェントフェアリーの使者とか、まだまだ謎も多いです。



遊戯王シリーズで家族がテーマになるのは珍しいかも。

(海馬は前世でも現世でもいい父親に恵まれず。

GXだと、隼人のオヤジはいい人だったな。

でも藤原の両親とかは・・・。(汗))



この絵は、やはり。

アキさんがきれい!

睨み顔とか笑顔とか、表情もいいし。

デュエル中のキャラのアクションが大胆、

モンスターの召喚シーンや戦闘シーンの演出も派手で良かったです。

作監:原 憲一)