スレイヤーズREVOLUTION  第12・13話


第12話 「Legacy 決戦セイルーン!」



冒頭から、シルフィール登場!

声優さんの変更ないのが嬉しいし、なつかしい。



ザナッファーの攻撃を受けた所に、リナ達到着。

ここは一度退散するデュクリス達。

光の剣への対抗策を準備しているのかと思ったけど・・・。

それとも、ポコタ達と対決する場を整えようと、時間をわざと与えたのか?



ワイザーの報告を聞き、騒然となるセイルーン議会。

ポコタも姿を現し、自身の正体を明かして、協力を要請するが、

責任を擦り付け合う議員達に、遂にキレるフィル王子。

あの一喝のシーンも、じつにフィルさんらしくて良いです。



この戦い、勝ち目が全くない訳じゃないですよね。

セイルーン全軍の協力と、リナ達に、シルフィールまで居るんだし。

何より、レプリカとは言え、光の剣があるんだから。

ザナッファー唯一の弱点。上手く使えば勝機はあるはず。



遂に始まる対決。

立派な剣を手に入れたものの、ザナッファーに近づけないガウリイと、

光の剣を持っていてもかするばかりで当てられないポコタに、リナがヒントを。

やっと、ガウリイが光の剣を伝えてきた一族の末裔だと明かされました。



鬼に金棒、ガウリイに光の剣!

BGMにOP曲が流れて、盛り上がる!

一方、リナはガウリイ達を援護ぜす。

その視線の先にはデュクリス。



果たして、次回で決着付くのか?

上手くザナッファーを倒せたとしても・・・・。

タフォーラシアを蘇らせる為の、レゾの壺探し。

リナを執拗に狙うズーマとの因縁。

オゼル復活の可能性とか。

まだまだいろいろ残ってますね。



何だか、やはりデュクリスに関しては、逆恨みとしか思えず。

彼の言葉にはあまり感情移入できないような。

こういうのは自滅するタイプ?

ポコタとの和解は無理なのかな・・・・。




第13話 「Misty  振り下ろされる刃!」



怒濤の展開。

ちゃんと決着つくのか心配してたけど、一応一区切り。



デュクリスが気になる事を言ってます。

リナが、金色の魔王の力をもって闇を切り裂くラグナ・ブレードを扱える事を知っていたデュクリス。

オゼルからその情報を得たらしいけど・・・。



デュクリスの行動に呼応して、再び動き出すオゼル。

やっぱり生きてたか。

自身の復活の可能性をあの方達に託したのですね、と、意味深なセリフ。

ますます謎です。

・・・オゼルは元々レゾの配下?又はレゾに作られた?

契約(?)により、彼女の今現在の主はデュクリスで、その命に従って動いている?

デュクリスがオゼルを再起動させたのだとしたら、最後に何を命じたんだろう・・・・?



リナがデュクリスの言動の矛盾を指摘する。

ザナッファーを守るためにリナを倒そうとしている、・・・様にみえたが、実は、

金色の魔王の力を引き出せるリナの知識がザナッファーに取り込まれるのを防ごうとしていた?



しまいには、全て”運命”とか言い出すデュクリス。

ヤケになってるのか?(汗)

当然、そんな言葉はリナが一蹴します。



ザナッファーの裏切りで、デュクリスは重傷を負い、装備しているザナッファーが暴走しようとしていた。

ポコタは当然、助けようとするが・・・。

自暴自棄なデュクリスはザナッファーに取り込まれる気満々です。(汗)



ザナッファーが2体となると、これはゼロスが危惧していたザナッファー量産の危機ですね。



ザナッファーが自身の存在について語り。

元々は魔族を滅ぼす目的で作られた兵器だったのだと。

全てを超越する自身の存在が、やがて魔族のみならず神をも滅ぼすだろうと不気味な予言。



リナがシルフィールに指示した作戦とは・・・。

魔導部隊のアクア・クリエイトで大量の水を生成、続く氷結系魔法で水を固めて、

分厚い氷をザナッファーの周囲に巡らせ、その動きを封じる!

リナの言う通り、魔法が通じない事で、こういう物理攻撃を侮ってましたね、ザナッファー。

それでもその氷も長くは保たず。

身動きが取れないこの期に、止めをささないと。

って時に光の剣が電池切れ!

とっさにリナがラグナ・ブレードの詠唱に入るが、間に合わない??(汗)



そこに現れたのが、ザナッファーに取り込まれかけのデュクリス!

ザナッファーの目に攻撃し、時間を稼いでくれた。

完成したラグナ・ブレードと、根性で復活した光の剣のダブル攻撃。

続くリナのドラグスレイブで、決着。

って、消耗の激しいラグナ・ブレードを使用した直後に、ドラスレって。(汗)

大丈夫なのか、リナ?

疲労した描写が無いから、平気そうだけど・・・・。



見事ザナッファーを倒した一行。

完全にザナッファーに取り込まれず自我を保っていたデュクリスが、罪を償う為、

自分を殺せとポコタに頼む。

が、優しいポコタに、そんな事出来るはずもなく。

どうしても斬れないと泣くポコタの、この場面の演技良かったです。



完全な裁きなど無いと、フィル王子がフォローしてくれた。

今まで犠牲にしてきた命の重さを噛みしめながら、生きることで贖罪するのだと、デュクリスに語る。

この場を上手くまとめてくれたフィルさんが良かった。

大人の立場でこういう事を語れる貴重なキャラです。



決意を新たに、旅に出る一行。

まだ残された謎も多く。

タフォーラシアを救うレゾの壺の在処、

オゼルの再起動、

そして、最後に不気味なカットで現れたズーマ。(汗)



怒濤の展開でしたが、

アメリア&フィル親子がダブルで平和主義者クラッシュ!を見せてくれたり。(笑)

最後の戦闘は見所あって良かったです。

リナの意外な作戦はスレイヤーズらしさが出ていて、上手い。

観戦モードだったワイザーとゼロスの行方も気になる。

ゼロスが言っていた、別な目的とは??

ザナッファーの監視は、魔族をも脅かしかねないザナッファーの量産は困るから・・・だったはず。

他にもまだ目的がある??







この続き、
スレイヤーズEVOLUTION-R」は2009年1月より、AT-Xにて放送開始の予定。

・・・って、テレビ東京系列じゃないのか。

スカパー見れなくはないけど、AT-Xは視聴料金高いしなぁ・・・。

なので、EVOLUTION-Rの感想は、DVD待ちになりそうです。



地上波での放送ではないのは、REVOLUTIONの評判が今イチだったからか?

それとも、最初から後編はAT-Xでの放送を予定していたのか。



今回のREVOLUTION、旧作ファンには嬉しい内容でしたが、

(レゾ絡みの事件だったり、フィルさんやシルフィールの再登場とか!)

新規のファンは果たして取り込めたのでしょうか。

作中で、魔法や魔族に関する設定説明が少なかった気がするので、

新規視聴者は視野に入れてないのかな、やっぱり。



オリジナルのギャグ回の出来はいつも通りでした。(笑)

ポコタとリナの掛け合いがやっぱり楽しい。

新キャラの中でもポコタは良かったです。

ワイザーさんは普段バカを演じつつ、実は侮れないという、なかなかのキャラに仕上がってます。

シリアス戦闘パートなら、10話あたりの盛り上がりは良かった。



内容はそんなに悪くないと思うのですが。

やはり前作で魔族や神族が登場してしまっているので、スケールは幾分小さく感じるかも。

後編で魔族が絡んでくれば盛り上がりそうです。

(リナ達的には厄介だけど。(笑))



デュクリスの復讐劇は今イチ感情移入出来なかったな。

(前作TRYのヴァルガーヴは、過去が悲惨過ぎて復讐の気持ちは分からなくもない。)

ただ、もし十代の子がこれを見たら、平和な国に生まれても、

遠い途上国や紛争地域で暮らす人々の事に思いをはせる切っ掛けになるのではにかと、

そんな教育的な事も考えてみたり。



聞こえてくるREVOLUTIONの評価は、どれも今イチのようですが。

感受性豊かな十代の頃に旧作に触れたファンも、今は二十代。

視聴者側も年を経ている事を考えると、見方も当然変わってきますし。

ただ、お祭り的に、新規エピソードを楽しめれば、それだけで十分ですよ!

個人的には、これだけ時間経っても前作の作風を崩さない作りを評価したいです。