遊☆戯☆王デュエルモンスターズ その11



戦いの儀編



■第220話「最後の試練」



戦いの儀、前夜、それぞれの思い。



海馬とモクバ、墓守三兄妹、それに御伽や双六も駆けつけて、

みんなが同行する事に。



これがアテムとの最後のデュエルという事で、城乃内と海馬が名乗りを上げるが。



最後にアテムに会えなかった杏子、切ない。

やはり杏子が想っていたのはアテムの方だったのか。

引き留めちゃいけないと、一人扉の外で涙流すなんて。

結局、気持ちを伝える事も出来なかったな・・・。



互いに思いを込めてデッキを組む遊戯とアテム。

残された時間はわずか。

本当はもう一人の僕ともっと話がしたい、

その気持ちを堪えて沈黙を守り、アテムがデッキを組むのを待つ遊戯・・・。

いつも一緒に居た二人だからこそ、

話す事は沢山ありそうで、

それでいて、話す必要もない位、お互いを分かっている、強い絆。





■第221話「運命のラストデュエル」



冥界の石版に向かう途中、杏子が引き留めようとするが、

この期を逃すともう冥界へは帰れない。

遊戯の戦う決意は固い。



まだ始まったばかりなのに、デュエルが熱い。

互いの手の内を読んだ上での、トラップカードによる一進一退の攻防。

追い込まれた遊戯の笑顔。

いつもその背を追いかけるだけだったもう一人の僕に、全力で戦える喜び。

城乃内が遊戯の心情を全部代弁してくれてます。

そして対するもう一人の僕も、全力で戦いを受けてくれる相棒に、嬉しそう。

「惜しかったな、だが、まだまだ甘いぜ、相棒。」



互いに全ての力を出す覚悟で、アテムは三幻神全てを召還。

遊戯は神を超えられるか?



ずっと遊戯とアテムの会話が続くこの回、

遊戯役・風間俊介の演技の上達ぶりを実感。





■第222話「三幻神を倒せ!」



三幻神を前にした遊戯、恐怖心でカードをドローする手が震える。

そんな遊戯をアテムが励ます。

自分のデッキをどんな時も信じろと。



勇気を取り戻し、遊戯がカードを引く。トラップカードを伏せ、

次のアテムのターン、三幻神の攻撃を何とか耐えしのぐ。

遊戯の秘策。

ターンジャンプ以前からアテムの場に伏せられているカードを予測し、

それを利用した、神を取り除くコンボが。

そのカードを引けるかどうか、次に引くカードで全てが決まる。



予想通り、遊戯の攻撃はアテムのミラーフォースを発動させ、

遊戯の場のモンスターは一掃されてしまうが!?





■第223話「強き心 優しき心」



遊戯が三幻神を打ち破る。

三幻神の弱点、それは強大な力そのもの。

自分の場にモンスターを召還し、オシリスの特殊能力・召雷弾を発動させ、

それを反射させることで三体の神を倒した。



しかし、アテムも三幻神が倒させる事を予め予測していたと。

ここからが本当の勝負。

互いに、これまでのデュエルで使ってきたモンスター達を出し、戦う。

そして、遂に、二人の遊戯が最も信頼するモンスター、ブラックマジシャンがアテムの場に出現!



この時イシズの反応が。

彼女が感じた、懐かしく切ない感情。

(・・・やはりアイシス、マハードの事が・・・!)




■第224話「光の中へ完結する物語」

互いの手の内を読んだ、息もつかせぬ攻防が続く。



遊戯が破壊竜ガンドラを召還、それでもトラップカードで防がれ、

ブラックマジシャンを倒せず。



ブラックマジシャンに対抗する為、遊戯がデッキに仕込んでおいた

マジシャンズサークルが発動。

遊戯がサイレントマジシャンレベル0を召還。

同時にアテムはブラックマジシャンガールをも召還する。



遊戯が引いた、最後のドローカード、天からの宝札で

サイレントマジシャンはレベル5に。

マジシャンズを打ち破る。



師弟の連係攻撃、マジシャンズ・クロスを発動するよう、

ブラックマジシャンガールがアテムを促す場面が。

三人の信頼関係を物語っていて良いです。



遊戯の最後の切り札は、あの封印の黄金棺。

そこに封印されていたのは・・・やはり死者蘇生か。

アテムの死者蘇生によるオシリス召還は無効化。

これで遂に勝敗が決した。



カードに込められた、遊戯の別れの決意。

ついに遊戯がアテムを超えた瞬間。

ずっと共に戦ってきた二人に別れの時が。

もう一人の僕の強さに憧れ、目標にしてきた遊戯。

側で支えられ、優しさを教えられたと言うアテム。



急な別れを、まだ受け入れられない仲間達の悲しみ。

友情はいつまでも変わらないと告げ、城乃内がアテムを送り出す。

仲間達に背を向け、冥界の扉の向こうにアテムが消えていく。

涙も見せず、そしていつも凛々しい、何ともアテムらしい別れ方です。

扉の向こうには、三千年前、共に戦った六神官や仲間達が。



EDはそれぞれデュエリスト達のその後。

ED後、新たな物語へと歩み出す遊戯の姿で終わる。



いい最終回でした。





時間あれば・・・アニメオリジナルの方を見てみようかな?

(乃亜編、ドーマ編、KCグランプリ編)