おおきく振りかぶって 第9話


第9話『過去』



タイトル通り、丸々1話使って、阿部の過去話がメインの回。

前回からの流れで、なぜ榛名が最低の投手なのか・・・が語られてます。

というか、栄口が三橋に代わって聞き出してくれました。(笑)



阿部視点で語られる榛名は、自分の都合でしか投げない自分勝手な投手。

チームより自分の腕が大事。

中学での怪我がきっかけで、極度の怪我恐怖症。

半年かかってアザだらけになりながら、榛名の球が捕れるようになった事、それを褒められた事は、

阿部にとっても嬉しかったと。

けど、サインに従わない、怪我が怖くて球数制限、

勝ち目のない試合で真面目に投げない、そんな姿勢が許せなかった。

捕手として、向かい合ってもらえなかった事は、阿倍の中では辛い経験に。



一方、試合後、阿部を捜す榛名。

榛名の方でも、阿部が気になる?

今のキャッチャーのメガネ(秋丸?)、中学時代から榛名と組んでいたのか。

彼の視点から見ると、怪我が原因で荒んでいた中学時代の榛名に付き合い、

持ち直させたのは阿部だったのだと。

今回一球だけ投げた全力投球は、阿部に見せるため??



お互い、口は悪いけど、

大げんかしながらも、本気でぶつかり合える、いいコンビだったんでしょうね。



阿倍の過去話聞いた後の、三橋のセリフに全部集約されてる気がする。

三橋は意外と洞察力あるな。



その他、気になった事、細々と。



打ち解けてきた阿部と三橋の様子が。

阿倍の頭グリグリ。それに、目を回す三橋とか。(笑)

最低でも一所懸命投げるだけだぁ〜と、三橋が訳の分からない事口走ったのは、

投手として榛名に劣等感があるから?



阿部の話聞きながら、話を振られるとオドオドな三橋も困った子だ。大丈夫か??

マウンドできょどっていてはダメだ、どうせなら憎たらしいくらいの笑顔で、と言って笑ってみせる阿倍。

あんな満面の笑みの阿部、初めて見た。(OPにもあるけど。)

そういう表情するキャラじゃないから、このシーン、よけい笑える。(笑)



そして、栄口はどうしてみんなに話したがるんだろう??



榛名って・・・。

結局、投手としてはどうなんでしょうね。

プロを目指してると言っても、ねぇ・・・。

中学時代、自分のフォアボールでノーアウト満塁にしておいて、

80球だからとマウンド降りる榛名が酷すぎ。

野球に対する、その姿勢は問題かと。

(シニアは練習道具でしかなかったから?)

周囲も榛名を甘やかし過ぎだし。

剛速球でも、ノーコンはダメなんじゃないの?

(プロだってスピードだけじゃ打たれるし。コントロールは大事でしょ?)



偵察に来ていた他校の選手。

十字架の人(利央?)、榛名目当てだったのか。

そこまで榛名が気になるのは、榛名のせいで兄に振られたからだと。

(お兄さん、コーチ??チームに誘われなかった??)



阿部のキャラクターも面白いなと思い始めたこの頃。

俺様気質で、首を振る投手は嫌いだとか言うし。

自信過剰で、自分の配球には絶対の自信を持っているし。

けど、その割には、意外と・・・・。

三橋の指のタコ見て、同情して涙ぐんだり、

打たれると呆然として、ピッチャー気遣う余裕が無くなったり、

監督に手を握られて、すぐ折れたり。(笑)

根は純真な野球少年なんですよね。

そのくせ態度でかい所が、ある意味かわいい。