おおきく振りかぶって 第4話


第4話『プレイ』



マウンド上での三橋の表情が、以前と全然違う。

もう今回はベソかいたりしません!!

頼もしいキャッチャーが味方でいてくれる、それだけで三橋は変わることが出来たんですね。



打者の構え、性格、心理を読んでの阿部の配球が凄い。

パッターとの心理戦が見物です。

三橋は、そういう難しい事一切考えず、コントロールにだけ集中すればよい訳だから、楽になった、と。

阿倍の存在があって、初めて生きてくるピッチャーなんだ、ホントに。



他の部員達も声かけてくれて、みんなが三橋を応援する、いいムード。

感激で監督も身震いする程です。



一方、攻撃は・・・・。

田島、フォーク狙いで、見事に打ちました!

背も小さくでお調子者なのに、バッターとしての才能は天才!そのギャップがいいな。

三星学園側は田島の情報無いから、驚きますよね。

で、田島に刺激された花井もフォーク狙いで・・・打てず。

監督の言葉に、他のバッター意識するより、まずこの試合勝つために何をすべきかを学んだ花井。

負けず嫌いだけど、そういう大事な事もちゃんと分かる子なんですね。



関西弁の4番、尾田登場。

叶の言葉で、慎重になっている所を、阿部に読まれてしまう。

なぜストレートが打ちにくいのか?叶の解説。

球の回転・・・・だけじゃなくて、速度と出だしの角度のズレが影響してる??



そして、叶の意外な発言が。

お前も三橋を甘く見てるのかと、急に焦りを見せました。

中学時代、周囲と違って、叶だけは三橋の才能を評価していて、劣等感すら感じていた・・のかな。

その三橋と勝負できる機会はもうない。ここで絶対に勝たせてくれと、懇願を。



三橋自身は、叶君が自分を責めないのはいい人だから・・と思っていた様だけど、

実際には叶だけが三橋を認めていたんですね。意外な真実。

三橋相手に楽に勝てるハズだと、手を抜く他の部員達と、

その辺の意識の違いが、三星内で混乱を招きそうです。



1話でまだ2回しか進んでいませんが。(笑)

原作の蓄えがあまりないのかな、時間はゆっくり進みそう。

けど、進行の遅さを苦に感じないほど、各キャラの心理描写が巧みで飽きない。

脚本が上手いのかな。それとも原作の良さ?