第25話


第25話「太古の夢跡」



カミュは始祖様(ムツミ)の依り代(よりしろ)。

カミュを救ってくれと、ウルトリィの頼みに答えるハクオロ。



クーヤが・・・・痛々しい。(泣)

精神のダメージが大きかったのか、幼児になってます。

ハクオロの膝の上で無邪気に笑うクーヤ。

こんな状態になっても、ハクオロの名前だけ覚えていたなんて、切な過ぎる。

本当に、ハクオロの事が大好きだったんですねぇ・・・。

それを見守るサクヤも辛いです。

この子は一生、このままなのかな・・・・。

ゲンジマルの最後の望み、クーヤ自身の女としての幸せを得ることも、叶いませんでした。



ハクオロはディーとの決着を決意し、仲間達を連れずに一人で向かうはずだったが。

オボロに「皆を導いてくれ」と言ってましたね。

自分が戻らない時は、オボロに王を継げって事?

オボロでいいのかな。(笑)

確かに一番信頼できそうだけど、ハクオロも指摘した通り、直情的では。

王の器って感じではないけど。



ハクオロのいつもと違う様子を察して、仲間達が城門に集まり、共に行くと。

エルルゥ・アルルゥも決して引き下がりません。



男の戦に、女子供は足手まといだと思うのですが、実際。

この物語の中では、その点、あまり気にしてませんね。

ずっとこの姉妹はハクオロの側で、彼の戦いを見守り続けました。

危険にさらされてもちゃんと守ってもらいながら。

邪魔者にされずに、こんな時でも大切な人・家族の側に居られるなんて、ある意味、羨ましいですよね。



で、オンカミヤムカイに到着。

禁断の地の扉を開くと、スライム状の生き物が。

ハクオロ達はムツミを追って先へ。



行き止まりの扉が、エルルゥの髪飾りに反応して開く。

そして、蘇るアイスマンと呼ばれた頃の記憶。

研究対象として氷の中から蘇生させられたアイスマン

しかし、研究は行き詰まり、アイスマンの再凍結が議会で決定される。

博士は生命を創造するという、命を弄ぶ研究に不安を感じ、実験体と共にアイスマンを逃がす事に。

(それはそれで無責任な気もするけど。(汗))

博士自身はもう地上の生活に耐えられない身だと言ってましたが、

ここでは人類は既に肉体を失っているんでしょうか?



ムツミをカミュと呼び、目を覚ますよう訴えかけ続けるハクオロ。

アルルゥの言葉が、ムツミの中で眠っているカミュの人格を揺さぶる。



そして現れるディー。

ハクオロは自分の現身、もう一人の自分だと言ってました。

子孫達の進化の為、争いを生み、手助けするのが役目だと。



ハクオロとディー、同等の存在だから憎しみ合う。

故に、再び眠りにつくまで、我らが出会ってはならない?

本来は一方が目覚めるまで、片方が交互に地上を治めるはずだったのかな?



手駒を失い、敗北を認め、今回は自分が退き、眠りにつこうと言い出すディー。

しかし、ハクオロは、ここで決着をつける事を決意する!



このまま眠りにつかせても、それで一時の平和は得られるものの、

いずれはまた目覚め、争い、その度に多くの血が流れ、犠牲を生む。

その運命を繰り返す事を考えたら、いっそ決着をつけるべきですね。



エルルゥとの契約の破棄を宣言し、本当の自分の名を明かすハクオロ。

色違いの、そっくりな怪物が2体、上空に姿を現す。

カルラが呟く。あれは御神ウィツァルネミテアだと・・・。



二つのウィツァルネミテア。

オンヴィタイカヤンは関係なかったのか。

さて、決着はどうなる??