遊戯王ARC-V  第27話

第27話「開幕!!舞網チャンピオンシップ」



遊勝塾の全員が、舞網チャンピオンシップに出場を決める。

開会式前から一人熱血に盛り上がる修造。

会場に向けて塾生を乗せた車が出発!のはずだが、なんと遊矢の姿がない。



遊勝塾はLDSに比べ、弱小デュエル塾というイメージですが、

全員があの厳しい出場資格をクリアしたとすると、少数精鋭の優秀な塾なのかもしれません。



舞網チャンピオンシップにはジュニア・ジュニアユース・ユースの三つのクラスがあり、

アユ、フトシ、タツヤはジュニアクラス、

遊矢と柚子、素良はジュニアユースに出場する。



この舞網市は、リアル・ソリッド・ヴィジョンシステムを開発した、デュエル業界最大手の、

レオ・コーポレーションのお膝元。

舞網チャンピオンシップは世界最大級のデュエル大会として注目されているという。



世界中からデュエリストが集まり、市内あげての大イベント、というと、

5D'sのWRGP、ゼアルのWDCなどを連想させます。



スタジアムに黄色い歓声。

赤馬零児の登場に、女性レポーターも大興奮。

生ける伝説と言われる零児。

滅多に人前に姿を現さず、それでもレポーターに「零児様」呼びされたり、

うちわなどのグッズがあったりと、零児の人気は相当なようです。

「生零児様」発言に笑いました。それほど貴重なのか。(笑)



貴賓席で開会式を見守る零児、日美香、そしてフードを被った子供の姿。

この子は一体・・・?



遊矢を探してスタジアムを駆け回る遊勝塾の仲間達。

そこにミエルが。「私のダーリンが来てないって本当なの?」

ミエルの「私のダーリン」発言に、あからさまに嫉妬の炎を燃やす柚子。(笑)

ミエルは遊矢の居場所を占う。



ミエルも出場資格を満たしたのか。

遊矢とのデュエル前、これから6連勝して選手権への出場は確実だと言っていたから、

遊矢に敗北した後に怒濤の6連勝をしたのかな?

再登場が嬉しいです。

柚子はここでもしっかりミエルをライバル視してくれてます。

ミエルが絡む柚子と遊矢のラブコメ展開に期待したいです。



ミエルの占いは、当たっていたらしく。

大会を前に、一人、父との思い出の場所で決意を新たにする遊矢を、洋子が送り出す。



回想シーンで、父さんみたいなデュエリストになる!という幼い遊矢に、遊勝は言う。

「遊矢、それは少し違うな。父さんみたいじゃなくて、遊矢は遊矢らしさを大事にするんだ。」



この後、開会式で洋子も言っていますが、

遊矢は遊勝のようになるのではなく、それを越えていかなきゃいけない。

「お楽しみはこれからだ!」の台詞自体は父親の真似ですが、

遊矢のエンタメは、遊勝とはまた違ったエンタメなのだと思います。



会場に来た遊矢は、暗国寺ゲンに会う。

回想シーンで、幼い遊矢に絡んできた、あの大柄の男です。

権現坂の兄弟子であったハズですが、今は違うとなると、道場を破門されたか、出て行ったのかな?

遊矢が石島に勝ったのが許せないというのは、今でも子供の頃と変わらず熱心な石島ファンなんだろうな。

権現坂と同じ、鉄下駄なのが面白い。



権現坂も大会への出場を決めていた。喜ぶ遊矢。

登録締め切りギリギリに出場資格を満たしたようです。

という事は一週間で三連勝したのか?

また権現坂のシンクロが見れるかな?



開会式の進行は、お馴染みニコ・スマイリー。



LDSの選手の中に、黒咲隼を見つけ、驚く遊矢と柚子。

遊矢は隼がLDSを襲う場面を目撃している。

今は、アレが夢では無かったと理解しているようです。



回想シーン、デュエル大会への出場が、零児とのデュエルの条件だと聞かされる隼。

「そこで我々は最高のデュエリストを選び出す。赤馬零王と戦う為に。」と、零児は言う。

「赤馬零王は私の敵。つまり、我々は共通の敵と戦っているという事だ。」

「君の目と腕で確かめて貰いたい。彼らが赤馬零王と戦う為の槍となり得るかを・・・。」



やはり零児と父・零王は敵対関係なのか?

零王に対抗する為に、最強のデュエリストを選出する手伝いを隼にさせようと?

零児の言っている事は真実なら、LDSを襲った危険な相手に、自分達の目的を包み隠さず打ち明け、

協力を呼びかけるとなると、そんなに悪い奴には思えませんが・・・。



しかし、零児の言っている事は本当なのか?

隼を欺き利用する為のウソではないのか?

隼はその言葉を果たして信用したのか?

それとも、今は大人しく従うフリをしているだけなのか?



もしウソではないとしたら、零児と隼、そして遊矢が共に協力して戦う展開も期待できそうですが・・・。



突然、選手宣誓に指名される遊矢。

緊張しドジをしながらも、落ち着いて自分の決意を語る。



何の予告も無しに選手宣誓に指名するのは可哀相に思えましたが。

ニコの言う通り、エンターテイナーならこんな事でもこなせなくてはなりません。

自分の父の事、いじめられた子供時代、どこかでデュエルから逃げていた過去の自分、

そして今のデュエルにかける思いを飾る事なく素直に語る。

遊矢らしさが出ている気がします。



注目の対戦の組み合わせ発表。

登録カードをデュエルディスクにセットすると、対戦相手が分かる仕組みは便利そう。



遊矢の相手は、LDSの沢渡シンゴ。対戦日は明日。

沢渡のリベンジなるか??

遊矢に負け、ユートに負けた沢渡は、果たして強くなっているのか?



柚子の相手は、光津真澄。対戦日は今日の午後。

前回はユートの件で迷いから敗北してしまいましたが。

これも柚子のリベンジに期待したい所。

柚子が新たに手に入れた融合は、真澄の融合に対抗出来るのか?



権現坂の相手は、暗国寺ゲン。対戦日は明日。

これも因縁の対決です。

権現坂のシンクロと不動のデュエルは、かつての兄弟子に通用するのか?

暗国寺が道場を去った理由も気になります。



そして、素良の対戦相手は・・・。

LDSの黒咲隼。対戦日は明日。



柚子がなぜ隼がLDSに!?と真澄に問うが、

真澄は「何言ってんの?彼は元々私達の仲間よ。」と。



零児達による記憶の抹消と改ざんは上手くいっているようです。

隼はLDSの中で、真澄達の仲間として自然に振る舞えているのでしょうか・・・。

真澄達の記憶に手が加えられていると知ったら、柚子達はどう思うのかな。



素良は一度隼と対面し、挑発した事もありました。

遊矢と柚子から、隼について聞いているはずですが・・・。

強いデュエリストと戦いたがっていた素良には、打って付けかもしれません。



一方の隼は、融合を心底憎んでいる。

素良が、隼達が戦っている敵の仲間ではないとしても、同じ異世界デュエリスト同志。

その実力をみて、お互いにどう思うのか?



特別な理由や背負うものも無く、ただ純粋に強い相手と戦い、デュエルを楽しんでいる素良と、

妹と自分達の世界の命運を背負う隼と、対称的な二人のデュエルで、

どんなドラマが生まれるのかも楽しみです。



注目のデュエリスト同志を戦わせるこの対戦の組み合わせは、やはり、零児が仕組んだのかな?



早速開会式の後にジュニアの1回戦、原田フトシとニコニコデュエル塾の清水タケシの試合。

フトシを応援する両親はブタマークのエプロン。お肉屋さんかな?



フトシはらくがきモンスターで見事勝利する。

ジュニアクラスのソリッドビジョンは最も柔らかくスポンジのようになっているとの事で、

安全面にも配慮されてます。



次のアユの対戦相手は、LDS。

貴賓席に零児達と共にいた、あの子供??





今後登場するかどうかは怪しいですが、入場で紹介されたデュエル塾とデュエリスト



武闘派デュエリストの総本山、梁山泊塾。

エースの勝鬨(かちどき)勇雄は昨年のジュニアユースの準優勝者。



海外参加の国際チーム、ナイト・オブ・デュエルズ。

甲冑を身につけ、素顔が見えず・・・。



トリックデュエルを得意とする、ビックリ塾

エースは種賀島有蔵(たねがしまゆうぞう)。



現役アイドル達がデュエルを学ぶデュエルっ子クラブ。

注目は天性のアイドルデュエリスト、斜芽美技代(ななめみきよ)。



この大会中、ユートはどうしているのか?

隼から大会出場を聞かされているのか?

それとも、ユートも大会に参戦したりするのか?

甲冑やマスクで素顔が隠せれば、大会に潜り込む事も可能そうですが・・・。

しかし、側に遊矢がいたら、また柚子のブレスレットで飛ばされてしまうので、

大会参加は無理かもしれません。

せめてモニター越しに柚子のデュエルを見守っていて欲しい所です。





修造が舞網チャンピオンシップについて説明するシーンのイメージ映像がかっこいい。



作監:君野敏)

(脚本:広田光毅