遊戯王ARC-V 第17話
第17話「豪快披露!!満腹全席!」
冒頭はニコによる前回までのあらすじ紹介。こういう役がよく似合う楽しいキャラです。
権現坂の修行。
これは、不動を貫くための、体幹を鍛える特訓なのか？？
ドロー練習が当たり前のこの世界では、もはや何でもありですね。（笑）
ゼアルのギラグとアリトの特訓を思い出させます。
続く未知夫とのデュエル。
永続トラップ、フード・セメタリーと永続魔法、ワンダー・レシピの効果で、
再び召喚される三体のRCM（ロイヤル・クックメイト）。
他二体とアクションカードの効果で攻撃力を上げ、カツカレーと化したプリンス・カレーの攻撃が遊矢を襲う。
遊矢はトラップでダイレクトアタックをかわし、手札を増やすが、
未知夫もまた、トラップとマジックでフード・セメタリーのカードを増やし、
手札に新たに二枚のRCMキング・ハンバーグとクイーン・オムレツを加える。
次の未知夫のターンには、五体のRCMが揃ってしまう。
遊矢はアクションカードに賭けようとするが、腹ペコで力が出ず。
そこに駆けつけた洋子が、遊矢に食べ逃した朝ご飯を届ける。
ミルフィーユとんかつをパンケーキで挟んだ、洋子のオリジナルパンケーキサンド。
それは未知夫のレシピに一工夫加えたものだった。
食べながら泣いて喜ぶ遊矢。洋子の言葉にヒントを得て、元気を取り戻す。
ペンデュラム召喚で呼び出したチアモールとヒックリカエルは、早速RCMの効果で破壊されてしまう。
その頃、素良は二勝目をあげていた。
相手は落語家風のデュエリスト？
付き添う柚子は、相変わらず元気がない。素良のデュエルもちゃんと見てません。
やはり、黒マスクの男の件が気になっている？
未知夫は洋子に向かって、僕の完璧なレシピに手を加える余地などないと言い放ち。
未知夫の場に5体のRCMが揃う。
それぞれの効果で攻撃力を倍にし、遂にプリンス・カレーの攻撃力は4800に。
遊矢はトラップでプリンス・カレーの攻撃力を下げ、アクションカードでLPを回復し、この攻撃を凌いだ。
遊矢の反撃が始まる。
エンタメモードに入った遊矢に、未知夫は「はぁ？なんだコイツ？」と。
唐突に始まる遊矢のエンタメに、対戦相手がこうしたあからさまなツッコミを入れるシーンは、今まであったかな？
視聴者の中には同じように思う人もいるかもしれません。
遊矢はペンデュラム召喚で5体のモンスターを召喚。
再び未知夫のRCMの効果で破壊された時、遊矢はマジック、イリュージョン・バルーンを発動。
破壊されたモンスターの数だけドローし、その中で最もレベルの高いEM（エンタメイト）を特殊召喚する。
今、未知夫の場にはモンスターはいない。
果たして、遊矢は5回のドローで攻撃力の高いEMを引くことが出来るのか？
「それでは皆さん、パンケーキの中のカードを確かめていきましょう！まずは1つめ！」
観客の主婦達もワクワクしながら一枚ずつめくられていくカードを見守る。
遊矢が最後の引いたのは、レベル6のEMハンマーマンモ。
その攻撃力は、未知夫の残りLPを越えていた。
敗北を知った未知夫に、遊矢は言う。
「完璧なレシピなんてないのさ。」
その時、未知夫の脳裏に蘇ったのは、父の言葉だった。
「料理に完璧なんてない。いや、あるとすれば、食べる人の事を考えて、常に工夫し続けること。」
未知夫は自分の敗北を認め、これからもレシピを工夫し続けると誓い、笑顔で遊矢と握手を交わした。
また腹の虫が鳴く遊矢に、未知夫がおもてなしすると言い、
それを聞いた洋子はミッチーの手料理が食べられる！と大はしゃぎ。
（超ウレピ〜！とは、何ともナウでヤングですね、洋子さん。（笑））
今回は遊矢のエンタメが観客を魅了する様子がしっかり描かれてます。
ミッチーファンの主婦達が、いつの間にか遊矢のデュエルの演出に惹かれ、
ワクワクしながらめくられていくカードを一緒に見守る様になる。
今までは遊矢の目指すエンタメが今ひとつ分かりにくかったり、
身内だけが喜ぶような描写が気になっていましたが、
今回は分かりやすく、好感が持てました。
ミッチーの料理が食べられるとはしゃぐ洋子さんがかわいい。（笑）
結構ミーハーで、楽天的な性格のようです。
父に憧れプロを目指す息子の夢に対しても理解がある。
素敵なお母さんですね。
これまでの遊戯王では、母親が絡んでくる話は少なかったように思えます。
印象に残っているのは、息子に対して支配的だったゼアルの風也ママの話かな？
過去作に比べると、ARC-Vは母親が絡む場面が多い気がします。
これもARC-Vの特徴かもしれません。
ところで、洋子も修造も、行方不明の遊勝を心配する様子がありません。
彼らは遊勝が姿を消した理由を知っているのかな？
遊矢はその理由を知っているのか？
画面に円形の窓が開いて、円の中のキャラがツッコミ入れたり、最後にテヘッしたりと、
昔懐かしいアニメ風の演出でした。（笑）
3話のオノマトペなど、ARC-Vは時々変わった演出を試みる回があるのかな？
（作監：君野敏）
（脚本：雑破業）
