遊戯王ARC-V  第11話

第11話「身剣一体!!シンクロ使い 刀堂刃」



アバンで前回までのあらすじを紹介。

「大丈夫?権現坂!」というアユちゃんに対して「権現坂さんだ!」と抗議。(笑)

年下の女の子に呼び捨てにされる権現坂。

さん付け強要と言うと、GXの万丈目サンダーを思い出します。



刃は二体のシンクロモンスターで攻撃。

権現坂の守備表示のカブトは破壊され、ダイレクトアタックでLPに大ダメージを受けるが、

権現坂はその身に受ける攻撃の衝撃に、倒れることなく見事耐えきった。



権現坂は二体のモンスターを場に揃え、レベル8の超重武者ビッグベンケーを、表側守備表示でアドバンス召喚

ビッグベンケーには守備表示のまま相手に攻撃出来る能力があった。

攻撃時のビッグベンケーは守備力と攻撃力が入れ替わり、ガトムズを破壊する。



布陣は整ったと言う権現坂。

対する刃が、各々のモンスター効果を使って特殊召喚し、場に四体のエックスセイバーを揃える。



ここでフトシが「一人でやってるよ〜」とウンザリしてます。(笑)

いわゆるソリティアプレイと呼ばれる、実際のOCGでもよくある光景です。



一度倒したガトムズを再びシンクロ召喚し、アクションカードの効果で攻撃力を上げ、

守備表示のビッグベンケーを攻撃、さらにトラップで貫通ダメージを与える。

だが、権現坂は手札のモンスターを墓地に送る事で、ビッグベンケーを破壊から守った。



刃の振るった竹刀の衝撃で舞い上がったアクションカードが権現坂の方へ。

だが、権現坂はカードを取ろうとはせず。

アクションカードを手に入れた刃が、その効果でソウザの攻撃力を上げ、再びビッグベンケーを攻撃。

ビッグベンケーは破壊されないが、再び貫通ダメージを受け、権現坂の残りLPは遂に100に。



更に刃はガトムズの効果を使い、場の二体のモンスターをリリースして、

権現坂の残り二枚の手札を墓地に送ってしまう。



追い込まれたように見える権現坂だが、遊矢は権現坂の勝利を信じていた。

回想シーンの幼い権現坂が、デュエルは自分のデッキを信じて戦うものだと、遊矢に語っています。

アクションカードのチャンスにかける遊矢のデュエルスタイルとは、全く逆ですね。

権現坂流の不動のデュエルは、子供の頃からの信念のようです。



権現坂に対して「運がいい」と言う刃に対し、

運では無く、俺の覚悟が呼んだのだという権現坂の台詞が、

信念の強さを物語ってます。



権現坂はモンスターを装備し守備力を上げたビッグベンケーで、ソウザを攻撃、破壊する。

刃はトラップを使い、墓地のソウザを復活させ、さらに二体のエックスセイバーも蘇る。



芋づる式に蘇る、爆発的な展開力がその恐ろしさだと、エックスセイバーの特徴を解説する北斗。

北斗はエクシーズ使いですが、シンクロの知識もあるのかな?

それを聞いた真澄が、北斗が人のデッキを褒めるのは珍しいと言ってます。

コースは別々のはずですが、普段の北斗の様子をよく知っているような素振り。仲いいのかな?

「負けて弱気になったの?」などと言い、また北斗の敗北をからかう真澄ちゃんと、

その言葉がグサグサ刺さる北斗の反応が、楽しい。(笑)



再びシンクロ召喚し、場に二体のガトムズが揃う。

ソウザの効果でビッグベンケーの破壊を仕掛ける刃。

権現坂は装備モンスターを墓地に送り、これを回避するが、代償にビッグベンケーの守備力が0に。

二体のガトムズがベンケーと権現坂を襲う!



その時、権現坂は墓地のブレイク・アーマーのモンスター効果を発動。

ブレイク・アーマーは、刃がガトムズの効果で、権現坂の手札から墓地に送ったモンスターだった。

ベンケイの変化した数値分のダメージを相手プレーヤーに与えるこの効果は、

墓地にマジック・トラップがない時に発動できる。



権現坂のデッキは、最初からマジック・トラップが入っていない、フルモンスターデッキ。

アクションカードを拾わなかったのも、この効果を使う為だったのだ。

これこそ、不動のデュエルの神髄。



持っていたキャンディーを落とす程に、驚愕する素良。

素良は、コレまでの発言からしてデュエル上級者のようですが、

その素良ですら予想出来なかったのが、このフルモンデッキ、だったようです。



刃は速攻魔法でこの効果ダメージを跳ね返そうとするが。

権現坂はまたも墓地のモンスター効果を使い、これを無効化。

さらにフィールド上全てのモンスターを破壊し、レベル分のダメージを互いに与える。

これで双方ともLPは0、デュエルは相討ちで終わった。



LDSとの三番勝負は一勝一敗一引き分け。

だが赤馬日美香は引き下がらず、延長戦を主張。

一勝した真澄と遊矢で決着を付けると言う。



その時、「決着は私が付けよう」と、姿を現したのは、赤馬零児だった。





権現坂の不動のデュエル、とは、モンスター効果を活かしたフルモンスターのデッキでのデュエルでした。

トラップ、マジックを使わず、アクションカードに頼らないそのデッキは、

権現坂の潔さを体現しているようです。



決戦を前に遊矢がゴーグルを下ろしています。

これまでだと、遊矢がゴーグルを装着するのは、落ち込んだ時、でしたが。

今回は違う様子。

視界を遮る事で、デュエルに集中しようとしている??



遊矢が零児と直接会うのは今回が初めてですね。

零児は遊矢をずっと監視していましたが。

突然現れた零児を、遊矢はどう思うのか?





瞳が小さめ?

ビッグベンケーの戦闘シーンの迫力、炎や煙の派手な演出。

ドローアクション時の陽炎、

最後の相討ちシーンは気合い入ってる。





作監:瀬谷新二)

(脚本:雑破業