遊戯王ZEXAL  第99話

第99話「飛行船再起動!伝説のNo.を目指せ!!」



遊馬とアストラルへの復讐に執念を燃やすベクターは、自らの命と引き替えに、

バリアン世界の神、ドン・サウザンドの力を得る。

ドン・サウザンドは、地上にある七枚の封印のナンバーズを探せば、ベクターの願いを叶えるという。



ドルベ、ミザエルにナンバーズ探しを手伝わせるベクター

同じく、一馬のメッセージを受け取った遊馬達もナンバーズ探しに飛行船で出発。

異空間で飛行船と衝突したドルベは負傷し、遊馬達に助けられる。

正体を隠し、共に遺跡を探索する中、遊馬達の前に精霊マッハが現れ、試練のデュエルを受けることに。







今回から新展開で、新しい事実が判明したり、新たな謎が浮かんだり、

いろいろ気になることが多くて、文章長めです。





バリアンの海に潜るベクター

既に翼も折れてボロボロ。

バリアンの海に足を踏み入れたベクターの足から蒸気が。

無機物で出来たバリアンの体を溶かす強酸の海なのか?

深く海に潜るベクターの体も溶け出している・・・。

ベクターの執念を感じます。



バリアンの神、ドン・サウザンドとは一体?

バリアン世界を支配する神、なのか?

名前もthousand、と千を意味するあたり。

ナンバーズ、オーバーハンドレット、と、やはり数字が関わっている?



ドン・サウザンドの復活を感知する、遊馬、璃緒、凌牙。

この三人は、なぜバリアン世界の異変を感知できるのか?



ベクターがぶっ倒したい相手がいる、と言った時、

ドン・サウザンドはアストラルの名を出す。

ベクターの思考を読んだのか、それとも、ドン・サウザンドはアストラルともともと関わりがあり、

アストラルの存在を知っていたのか?



ベクターの望みを叶える代わりに、地上にある七枚の封印のナンバーズを探せ、と。

封印のナンバーズ、とは?

アストラルの99枚の記憶のナンバーズ、とはまた別のナンバーズ?



七枚の封印のナンバーズが揃えば、ドン・サウザンドの力は復活する、と。

原作・DMにおいては、七つの千年アイテムが揃うと、大邪神ゾーク・ネクロファデスが復活する設定でしたが、

「7」という数字が、これを連想させます。

ゾークを復活させる為に活動したバクラと、ドン・サウザンドを復活させる為に封印のナンバーズを探すベクターは、

立場が似ているのかもしれません。



ドン・サウザンド

「我が力は汝の心臓となり生きていく。

 これより汝と我は一心同体。」



ベクターの心臓(?)は結晶のような形でした。

ドン・サウザンドとベクターは一体化したのか?

これでベクターはドン・サウザンドの力を得た、だけなのか、それとも、

一体化してベクターの性格にドン・サウザンドが影響してしまうのか?



できればベクターは今までのゲズなベクターのままでいて欲しいと思うのですが。

ドン・サウザンドが影響で人格が変わってしまったり、操られてしまうのかな。



WDC編で、あれほど残忍だったIVやトロン、フェイカーにも、それぞれそうならざるを得ない理由がありました。

もしも、ベクターのゲスさにも何らかの理由があったとしたら・・・。

仮にこの先、ベクターが後悔したり改心したとしても、ドン・サウザンドと一体化した事で、もう後戻りは出来ないな・・・。

悲惨な最後を遂げそうです。



ベクターは確かにとんでもないゲスキャラなのですが。

執念深く周到で、復讐に関してはとても真剣。

相手を精神的に追い詰めて苦しむ姿を見て心底楽しそうな所(笑)、

狂気の台詞回しの数々、何となく憎めないキャラでもあります。



なので、ベクターの狂気に何らかの理由があるなら、

やはり最後は救われて欲しいな、とも思います。



新OP!!

曲と映像が凄い!!

これからの展開を予想させるカットが沢山で、もう大興奮です!!

出だしの所、三勇士のそれぞれのカットの見せ方がかっこいい。

以下、気になったシーン。



・Dホイールのような派手なバイクアクションのシャーク。(笑)

・通り過ぎるカードの中にゴーシュ・ドロワのカットが!しかも新衣装!ドロワさん半袖!

・璃緒の涙。ヒロインポジション?悲劇の予感・・・。

・アリト!赤シャツの衣装!新モンスター!

・ギラグも登場!タヌキ型の新モンスタ−??

・「運命の相手は心映す鏡」の歌詞の所で、交差するカイトとミザエル。

 やはりこの二人の因縁には何か秘密がありそう?

・アストラルと一緒に現れるNo.96。

 No.96の例の予言が、いよいよ現実になるのか?二人が一緒にデュエルするような展開がまた来る?

・黒いシルエットで現れる、カードを手にした三人。

 ・・・・どうみてもトロン一家の三兄弟じゃないですか!!!!!!!!!!

・背景にダイソン、マシュマック、ジャイアントキラーと、それぞれのエースの姿も。

 もし再登場があって、デュエルする場面があるとしたら、新しいモンスターを使う事はないのかな?

・七枚のカードが取り巻くヌメロンコードを背景に、触れ合う遊馬とアストラルの手のひら。

・ハエ化したMr.ハートランドの背後に四人の敵らしき影。帽子を被ったキャラが二人居る。

 これは新キャラなのか、それとも、これまで登場した事のあるキャラの変化した姿なのか?

・互いに手を伸ばし、引き離される遊馬とアストラル。

 今後も二人を引き離すような試練がありそう?

・シャークの前に立ちはだかる、黒い影三人。

 翼を広げたような形と、スカート姿の女性らしき形と。

 中央の影はどうみても璃緒・・・・・。

・ヌメロンコードを挟んで立つアストラルと・・・ドン・サウザンド?

 ドン・サウザンドとアストラルにも因縁がありそう。

・璃緒を抱きかかえて咆哮するシャーク?

 璃緒とシャークに、悲劇の予感・・・。

・峰の頂に立ち、大きな竜と向かい合う、カイトらしき姿。

 ミザエルと銀河眼の因縁に、関係ありそう。

 しかし、この竜は銀河眼の様な無機質的な感じでは無く、生物的。

 竜とカイトとの間に信頼や絆を予感させる構図。



いろいろ暗示されていて、期待と不安が。

特に璃緒にはいろいろ起こりそうで。

凌牙達と引き離される?洗脳等で敵側に付くのか?

戦いの末、命を落としてしまうのか??(汗)





バリアン世界の異変。

これは滅びの前兆!?とドルベ達は慌てていました。

二人はドン・サウザンドの復活に気付いていない。

そもそも、バリアン世界の危機とは、一体何なのか?



ベクター「アストラルの力が目覚めようとしているのさ。」

バリアン世界の異変に動揺する二人の前で、ベクターのこの台詞。

ここは嘘をついてますね。

ドン・サウザンドの件は秘密にするつもりらしい。



ベクター「何の作戦も立てやしない能なしのお前達が、俺より偉いって訳か?」

これには反論出来ない。

全て失敗に終わったけど、巧妙かつ狡猾に作戦を立てて実行してきたのはベクターだし。



ミザエル「貴様・・・ギャラクシーアイズの餌食にしてやる!!」

こんな時でも銀河眼を持ち出してくる。

ミザエルがいかに銀河眼が好きかを象徴していて、この台詞好きです。(笑)



ベクター「数千年前、バリアン世界の神、ドン・サウザンドがアストラルとの戦いによって闇に封印された。」



冒頭の、ドン・サウザンドとアストラルがオーバーレイし、巨大な爆発が起こるシーンは、

この記憶の映像だったのか。

OPでも暗示されている通り、ドン・サウザンドとアストラルには因縁があった。

両者は過去に対決した事があるらしい。

今のアストラルは当時の事を覚えていない?



ドン・サウザンドを封印したのがアストラル、だとすると、

某ファラオの様に、自分の真の名前と記憶を鍵にドン・サウザンドを封印した、とかありうるのか?





ベクター「やつ(アストラル)がこのままナンバーズを吸収し、本来の力を取り戻せば、バリアン世界は滅びる。」



アストラルの覚醒と、バリアン世界の危機は関係ある?

アストラルが全てのナンバーズと記憶を取り戻し、ヌメロンコードを手に入れたら、

アストラルはバリアン世界を滅ぼすのか?

だから、アストラルに滅ぼされる前に、フェイカーとハルトを利用して、アストラル界を滅ぼそうと企んだ?

アストラル世界とバリアン世界に。共存の道は無いのでしょうか・・・?



ベクターは、ドン・サウザンドの復活させる為に必要な封印のナンバーズを、

強力な力を持つナンバーズ、として、ドルベ達に捜索を手伝わせるつもりらしい。

しかし、二人はまだベクターの真の目的に気付いていません。

仲間を欺いて利用する事を厭わない、ベクターらしい作戦です。



ハエのような奇妙なメガネの生き物。

予想通り、Mr.ハートランドでした。(笑)

スフィアフィールド砲での決戦で、異世界へ通じる穴に吸い込まれて行きましたが。

やはり生きていた!しかし、こんな姿で再登場するとは。(笑)

悪意の海から蘇らせた、とベクターは言ってましたが。

悪意の海とは、冒頭にベクターが潜った、あの海?



ベクター「そんな姿で決め台詞か?Mr.ハートランド。」

何気に仲良く会話してる二人が和む。(笑)



Mr.ハートランドは、小物感溢れるキャラではありますが。

ここで、ベクターに協力するだけのキャラで終わるとは思えない。

とてもユニークで個性の強いキャラなので、最後にベクター達を裏切り、

ラスボス化したりするかもしれないと、期待してます。

そういえば、Mr.ハートランドは今までデェエルしたシーンがありません。

強力なデッキや戦術を隠し持ってたりするのか?



Mr.ハートランドの話だと。

Dr.フェイカーのラボで見た、九十九一馬の資料。

一馬が探り当てた、異世界の扉が開く前兆、その23カ所の遺跡。

そのどこかに最後の七枚のナンバーズがある。



人間界に行けば、ナッシュの手がかりが掴めるかもしれない、と、ベクターがドルベをそそのかす。



ベクター「俺達は本来七人。バリアンの七皇。

     だが、ナッシュとメラグは突然、この世界から姿を消した。」



ここで、初めてバリアンの七皇について言及が。

バリアンの各キャラの名前から、北斗七星が名前の由来では?と、以前から言われていました。



北斗七星の各星の名前と当てはめてみると、

  ドゥーベ    →  ドルベ

  メラク     →  ギラグ

  フェクダ    →  ベクター

  メグレズ    →  メラグ

  アリオト    →  アリト

  ミザール    →  ミザエル

  ベネトナシュ  →  ナッシュ

という感じでしょうか?

注目したいのは、ミザエルの元ネタとなったミザールの側には伴星アルコルが存在する事。

ミザエルと因縁のライバルであるカイトとの関係を彷彿とさせます。



ドルベ達がいつも会話している場所、その背後の階段の頂にある、玉座のようなもの。

いつも空席で、誰かが座る形跡がありません。

ドルベの回想で、玉座に座っていたのが、ナッシュ?



ナッシュの手がかりと聞いて、率先して人間界へ旅立つドルベ。

「ナッシュ・・・こんな時、君が居てくれたら・・・。」の台詞から、

今はバリアンをまとめる立場にあるドルベが、最も信頼している相手がナッシュだと分かります。

本来、七皇をまとめていたのは、ナッシュだったのかもしれません。

ナッシュの不在で、今は代わりにドルベが残った四人をまとめている?



気になるナッシュですが・・・・。

回想で玉座に大股で座っていた人物、そのシルエットが、特徴的な髪型・・・。

もしかして、シャーク??



公式HPのキャラ紹介の、シャークの胸にあるペンダントの形と、

ドルベのバリアラピス、バリアンの紋章。

それぞれ形が似ているという指摘が。

(シャークのペンダントは本編では登場してませんが。)

ナンバーズに取り憑かれない特異な人間であり、今回の様にバリアン世界の異変も感知する能力といい。

ナンバーズを操る時に、体が赤く発光する描写も、バリアン達のそれと似ています。

・・・どう考えてもシャークはバリアン関係者。

記憶を無くしたナッシュ本人か、またはその子孫、という可能性が。



トロンがシャークを狙った理由も、

ナンバーズを「集めきった時に」凌牙が必要になる、というような事を

言っていた気がします。

トロンはシャークの正体や秘められた力を知っていた?

それをトロン教えたのはベクターなのか?

だとしたら、ベクターは既にシャークの正体を知っている???



仮に、シャークの正体を知っているのなら、ドルベ達に明かさないのは、何故?

まさか、ナッシュとメラグの失踪に、ベクターが関わっているのでは??



シャークがナンバーズの支配をはねのけたのは、本人がバリアンだったからなのか?

人並み外れた強い意志を持っていたから、ではないのか・・・。

辻褄は合うのですが、そう思うと少しガッカリな気もします。



ミザエルは今一乗り気では無い様子ですが、ドルベの言葉に渋々従う。



眠りについているギラグとアリトを、ドン・サウザンドの力で復活させると言うベクター



ここが気になるのですが。

ドルベとミザエルは、ベクターの裏切りに気付いているのかどうか?

ベクターが、アリトとギラグを犠牲にした事を・・・・。

アリトが真月に闇討ちされた事。

真月が遊馬に渡したRUMのせいで、ギラグが敗北し、眠りについた事。

サルガッソでのベクターと遊馬の会話を聞いていたのなら、真月がベクターだと分かっているハズ。

しかし、アリトとギラグの件で、ドルベとミザエルがベクターを責めるシーンがありません。

ベクターのした事を、黙認したのか?

二人が仲間思いで、この事に気付いているなら、何か言及して欲しかったな。



そして、復活か予想されるアリトとギラグ。

二人が目覚め、真月の正体がベクターだと知ったなら、当然ベクターを恨むと思うのですが・・・。

二人を復活させようとするベクターの、遊馬に負けた悔しさを思い出せ!の台詞から、

目覚めさせる際に、洗脳か、記憶操作など施されてしまう可能性が・・・。(汗)

もしくは真月=ベクターの真実を知らされないまま、ベクターに利用される?

アリトもギラグも、根は悪い奴じゃ無いので、洗脳されても元に戻って欲しいです。

特にアリトと遊馬は、敵味方関係なく、アストラルの命を賭ける事もなく、

純粋に楽しめるデュエルをして欲しい。



二人の復活には時間がかかる、それまでに我々の用事を済ませようと提案するドン・サウザンド。

用事とは、一体・・・・?



遊馬「いもシャのアンテナもダメか。」

璃緒のバリアン探知能力は、シャークも遊馬達も、もう公認なんですね。(笑)

突然豹変する璃緒に、みんな慣れてきた?



そして、未だに璃緒を「いもシャ」呼びする遊馬。璃緒ちゃんも怒ってます。(笑)

璃緒と名前で呼んであげたらいいのに、とも思うのですが。

年上の女子を名前呼びするのは、馴れ馴れしくて、気が引けるのかな?

しかし、ドロワは名前呼びでした。

基本的に名前にさん付けはしない性格だと思うし。

璃緒の強気な性格を考えると、気安く名前で呼べない?(璃緒が怖い?(笑))



アストラルの飛行船が示した、七つの場所。

ベクター達は23カ所の遺跡を一つ一つ探す事になりますが、

遊馬達は七カ所を特定している分、有利ですね。



地図と共に出現した、父一馬のメッセージ。

前もって、最悪の事態を想定してメッセージを残したものと思われますが。

最悪の事態、とは?ドン・サウザンドの復活の事か?

それを感知すると、地図とメッセージが現れるように飛行船に仕掛けてあった?



遺跡にある七枚のナンバーズがバリアンの手に渡れば、彼らに強大な力が蘇る、と。

強大な力、というのは、ドン・サウザンドの事か?



一馬は、バリアンの事も、ナンバーズの事も、アストラルの事も、全部知っていたのか?

しかし、全てを語らず、遊馬にナンバーズ探しを託すのは、何故なのか?



今現在、一馬はどこで何をしているのか?

最後に現れたのは、皇の鍵の中、アストラルがIIIの紋章の力で消された時、だったと思うのですが。



九十九一馬にはまだまだ謎が多いです。



バリアン絡みと聞いて、シャークも協力を。

璃緒は「一度言い出したら聞かないものね」と納得してました。

初めて飛行船で異世界へ旅立つ時、同行すると言う璃緒を、

「言い出したら聞かない」と言っていたのはシャークだった気が。

兄妹揃って、言い出したら聞かない性格なのか。(笑)

そういう性格を、お互い分かってるんだな。



アストラル世界について、遊馬に問われて、初めてアストラルが語り出す。

「アストラル世界は、ランクアップした魂だけが行き着ける場所。

 全ての生き物の魂は、常に理想を目指している。

 誰にでも、ランクアップの可能性はある。」



ここでも不安な要素が。

アストラル世界が魂の世界、という事は、あの世のような場所なのか?

魂の世界なら、生者はそこへは行けない?死者の国?



そうなると・・・今アストラル世界に居る一馬も、既に魂だけの存在となってる訳だから・・・。

既にこの世の存在ではない可能性が。



思い返すと、一馬は冒険の中で、一度氷河の割れ目に落ち、命を落としそうになりながら、

そこで何かと出会い、皇の鍵を持って生還しました。

実はあの時、一馬は一度死んでいた・・・のでは?

何らかの使命を得て、その使命と引き替えに、しばらくの間だけ人間界で生きる事を許された。

遊馬の前からいずれ自分たちは居なくなる事をほのめかしていたのは、そういう事ではないのかな・・・。



母親の未来さんは、どうしてしまったんだろう?

一馬に同行して、一緒にアストラル世界へ?

それとも、姿を変えて、今もどこかで遊馬達を見守っている?



アストラル世界が魂の世界なら、対をなすバリアン世界は?

アストラス世界とは違う、別の魂の世界なのか??



小鳥と璃緒の会話。

早飯早グソとは、お嬢さんが口にする言葉ではないですね。(笑)

璃緒ちゃんに指摘されて赤面したり。

この二人もすっかり仲良くなりました。

今後も一緒に遺跡巡りしていくのかな?

できればお荷物にならずに、この二人にも活躍シーンがあるといいな。



そして、異空間を航行中の飛行船にぶつかるドルベ。

いくら考え事をしていたとは言え、かなりドジです。(笑)



人間界で意識を取り戻したドルベ。

怪我を負い、さらに

リアラピスが壊れて、本来の力が使えない状態に。



ドルベの人間態(ヒューマノイドモード)、メガネにカジュアルな衣装。

バリアンをまとめる紳士なイメージでしたが、人間態は意外とかわいいです。



なぜか熊に襲われそうになるドルベ。(笑)

遊馬とアストラルに助けられましたが。

遊馬は自身の危険を顧みず、身を挺して守ろうとしてました。

無鉄砲だけど、勇敢だな、遊馬。



アストラルとの睨み合いで、熊は去って行く。

ここのシーンも、何気に気になる。

熊にアストラルは見えていたのか??

アストラルの目に、何かを感じ取ったのか?

アストラル世界が魂の世界、だとすると、熊の魂がアストラルの何かを感じ取る事が出来た?



シャークは、見ず知らずのこの人物がバリアンではないか?と疑う。

「私の名はナッシュ。ただの旅行者だ。」

とドルベは正体を隠そうとするが・・・。



こんな場所に旅行者というのは、あからさまに怪しい。

あまり上手い嘘ではないですね。(笑)

咄嗟に名乗った偽名が、探している仲間の名前、というのも、何か考えがあっての事か?

もしも遊馬達がナッシュについて何か知っているか、知り合っているなら、

その名を名乗れば何か情報を得られるか、若しくは、本物のナッシュを誘き寄せる事が出来る?



シャークに迂闊に人を信じるな!と言われる遊馬ですが。

ベクターにあれだけ酷く騙された後なら、人間不信になってもおかしくないのに、

遊馬は人を疑わず、信じるんですね。

どんなに裏切られ傷ついても信じる事はやめない所、遊馬らしい。



そもそも、サルガッソで衝撃の真実が明かされた時も、

遊馬はベクターへの憎しみに捕らわれずに、仲間を危険に巻き込んだ事を後悔していました。

信頼していた相手に裏切られたら、猛烈に裏切った相手を憎んでいいハズだし、

実際、バイロンはフェイカーに裏切られた事で、恐ろしい復讐者になってしまった。

でも、遊馬はそうはならなかった。

そこが、トロンと遊馬の違いなんだな・・・。



小鳥の悲鳴を聞いて駆けつける遊馬達について行くドルベ。

ここで遊馬達と別れても良かったハズなのに。実は心配してくれていた?



「だってヘビは小鳥の天敵なのよ!」

ヘビを怖がる小鳥ちゃんの言い訳。(笑)



「あら、アストラル!船の外なのにあなたの姿が見えますわ!」

璃緒が嬉しそう。

このメンバーでアストラルが見えないのは璃緒だけでしたが、

これで全員アストラルが見えるように。

アストラルの姿が見える人が増えた事で、アストラルもいろんな人と関わっていくといいな。

遊馬以外とも仲良くなって欲しい。



しかし、どうして璃緒にもアストラルが見えるようになったのか?

思えば、WDC後から、小鳥やシャークにもアストラルが見えるようになったのは何故か?

飛行船や遺跡の影響?

アストラル世界が魂の世界、という設定を考えると、人の魂に関係しているのでは?とも思えます。

魂がランクアップすると、アストラルが見えるようになるとか?

あるいは、小鳥、シャーク、璃緒は、もともとアストラルが見えるようになる、何らかの素質も持っていたのか?



遺跡の中で、突然壁が降りてきて、遊馬達を分断する。

頭上から落ちてくる壁から、咄嗟に飛びついてシャークを救ったドルベ。

例え敵対する相手であっても、目の前で人を見殺しには出来ない?

サルガッソでのデュエルでも、シャーク相手に、

「お前とは、こんな形では無く、真っ当なデュエルで渡り合いたかった」などと言ってしまうあたり。

基本的にいい人なんでしょうね。

バリアン世界を救う為にやむを得ず敵対しているだけで。

冷徹になりきれない、その優しさは、これからの戦いや駆け引きに、どう影響してくるのか・・・?



分断されたシャークとドルベ、遊馬と小鳥と璃緒は、それぞれ別の通路を進むことに。



助けて貰った礼は言うが、お前を信用した訳じゃ無いというシャークと、

君の友人からの借りを返しただけだ、と言うドルベ。

二人とも、つれない。(笑)



遊馬達の前に現れたのは、この遺跡のナンバーズを守るガーディアン、マッハ。

ナンバーズの精霊で、強い思念を感じると、璃緒が言っています。

このナンバーズを持つに相応しい魂の持ち主かどうか試すという。

ここでも「魂」というのがキーワードになってます。



マッハが言うのは、ここは高貴な魂が眠る場所。

デュエルに負ければ、シャーク達の魂を貰うという。

シャーク達の部屋の壁が動き出し、押しつぶされそうになる。

二人を救うヒントが、このデュエルに隠されている?



新EDは3DCG化した遊馬の姿が。

ノリのよいラップ調の曲で、テンポに合わせてカットが変わる所が楽しい。



人間態のバリアンの5人。ベクターは新しい衣装。

カードを構える遊馬達に続き、V 、IV、III、ゴーシュ、ドロワの姿が!!

トロン三兄弟は、OPと違って影無しです!

もう、これは再登場確定ですね!!!



さらにもう一度、カイトとハルト、オービタルと一緒のカットに登場するV、

シャーク、璃緒と共にIVと、制服姿のIII、

ギラグ、ベクター、アリト、それとNo.96。

このカットの組み合わせは、再登場時の展開を各キャラの関わりを暗示してるのか?



Vが再登場するなら、最も関わりのあるカイト達のエピソードになるのは当然として。

IVは?確かに一番関わりがあるのはシャークですが。

決着が既についているとは言え、シャークは今もIVを許していないだろうし。



一番心配なのが、IVと璃緒は再会してしまうのかどうか??

まず、シャークからしたら、璃緒にIVが近づくことを許さないと思われます。

なにせ、妹を傷つけた相手だし・・・。



璃緒がもし、IVと再会したら、どうなるのか?

今の璃緒は、IVをどう思っているのか?

WDC中は入院して意識が無かった璃緒ですが、

事の顛末は凌牙と、もしかしたら小鳥達からも聞いているかもしれません。

あの事故を引き起こしたのがIVだった事。

それはIV自身も予期しない出来事だった事。

その後、IVがこの事故を利用し、凌牙を陥れ、デュエル界から追放させた事。

それが凌牙を札付きのワルとして恐れられる原因になった事。

しかし、IVもまた、父トロンに利用されていた事。

あの事故現場から璃緒を救い出したのは、IVであった事・・。



自分を傷つけた事、兄を陥れた事を、恨んでいるのか?

それとも、IV自身の事情を察し、許してくれるのか?

璃緒は優しく聡い子なので、後者になりそうな気がします。

例え許してはいなくとも、あの炎の中から助け出してくれた事には、

素直に「ありがとう」と言ってくれるかな。



それと、今のIVは、どうなっているのか?

家族の問題が解決した今は、以前のような残酷なファンサービスはしない、

真っ当なデュエリストになったのか?

もし改心しているのなら、過去の事で今更璃緒がIVを責める事はないかもしれません。



IVも、元からそれほど残忍な性格ではなくて、

璃緒の事件を切っ掛けに、父トロンに利用され騙された事、

取り返しのつかない罪を背負ってしまった事で、

精神的に荒んだ結果が、あのファンサービスだったのかな、と思ってます。



思えば、IVの頬の十字の傷も、消えないのではなくて、

わざと治さずに残しているのかもしれません。

自分に対する十字架のつもりで・・・。

璃緒の全身のやけどを治した、この世界の高い医療技術か、もしくは紋章の力を使えば、

傷を消すことは容易いハズです。



もしも、璃緒にその罪を許されたのなら、IVは変わるのかもしれないな・・・。



No.96再登場の可能性が。

しかも、あのベクターと絡む展開が来るのか??

この二人が揃ったら、凄いハイテンションな煽りを繰り広げそうです。(笑)



それと、新EDを見た人から、不穏な指摘が。

アストラルが、EDにいない・・・。

三勇士やバリアン達のカットはあるのに、物語の重要人物であるアストラルの姿が無いのは何故なのか?

もしかしたら、遊馬とアストラルが別れる展開を暗示しているのか?

心配です・・・。(汗)







小鳥ちゃんのスカートが一瞬風でめくれそうになって慌てるシーンが。

あざといシーンは雑破さんの十八番だと思っていたけど、そうでもない?(笑)

崩れの少ない、キレイな作画。



作監:Lee Seok-in)

(脚本:吉田伸)