遊戯王ZEXAL  第66話

第66話「戦慄のデュエル!立ち上がれ絆の英雄ゼアル」



続くトロンvs遊馬戦。

互いの場にナンバーズが三体ずつ。



遊馬はトロンの三体のナンバーズを、攻撃とマジックで、全て破壊する。

しかし、次のターン、トロンはついに、No.69 紋章神コート・オブ・アームズを召喚。

このナンバーズは、トロンの復讐心そのもの。

さらに、トロンは仮面を外し、その素顔をさらけ出す。



コート・オブ・アームズの恐るべき能力。

カード効果では破壊されず、他のモンスターの効果を無効化して、その効果を自分の物に出来る。

遊馬の三体のナンバーズは効果を奪われ、リバイス・ドラゴンが破壊されてしまう。



III達の思いを伝えよと、トロンに訴える遊馬。

観客が見守る中、遊馬はゼアルへと変身する。



ゼアルが召喚したホープレイの効果を、コート・オブ・アームズに奪われる。

マジックを発動したゼアルがカードを三枚ドローし、ゼアルウエポン(ZW)を手に入れる。

ホープレイに装備されるZWの効果は、コート・オブ・アームズでは奪えない。



ZWー雷神猛虎剣(ライトニング・ブレード)を装備し、攻撃力を上げたホープレイで、

コート・オブ・アームズを攻撃。

だが、コート・オブ・アームズの効果で、逆にホープレイが破壊されそうになる。

ZWを手札に戻し、効果によるホープレイの破壊を回避。

攻撃力の下がったホープレイのバトルは続行されるが、墓地のタスケルトンの効果で、

破壊とダメージを防いだ。



果たして、デュエルの行方は・・・。







トロンがふざけて、「かっとビングだぜ!僕!」と言ってみせたり。

相変わらず、煽るのが上手い。



トロンの素顔。顔の半分が異次元??

残った半分は、きれいな少年の顔なのに。

トロンが失った全て、感情、大人の姿、顔の半分・・・・。

それらを取り戻す方法は、果たしてあるのか?



トロンの前で、III、IV、Vの父親への思いを、遊馬がしっかり代弁してくれました。

父親の居ない寂しさは、遊馬が一番よく知っている。

だからこそ、遊馬のその言葉は、強く響く・・・。

「あいつらはみんな、あんたが居なくて、寂しかったんだ!!

 不安で泣きたくって、一生懸命だったんだよ!!」

遊馬のこの台詞が、泣ける・・・・。



一方、あの残忍で、自分には感情がないと言っていたトロンが、初めて動揺を見せる。

一瞬、三人の息子達の思い出が。

全てを失ったとは言っても、息子達への思いが完全に無くなった訳ではないんですね。

IIIが倒れ眠りについた時、去り際に意味深にIIIを見つめていたのは、

親として子を思う心が、まだあったから・・・。



人として、親としての心が完全に失われていないのなら、

トロンが、優しい父・バイロンに戻れる可能性もある?



ゼアルウラに笑った。(笑)

このシリアスな場面で、ゼアルウラ。

徳之助の言葉がきっかけで、とんでもない誤解が広がってしまった。

それでも「これも、まあ、ありか。」と言って、笑って受け入れてくれる鉄夫達。

いい仲間達だな。



あの驚きぶりだと、フェイカーはアストラル世界に伝わる伝説の力、

ゼアルの存在を知らなかった様子。

直接目の当たりにしたトロンと、映像音声をみていたフェイカーは

ゼアルの名をちゃんと聞いていたから間違えないと思うけど。

トロンやフェイカーからもゼアルウラと呼ばれたりしたら、面白い。(笑)



ゼアルに合体する時のセリフも、毎回変化していて面白い。

最初のカイト戦の時が

  アストラル「私は!私自身と遊馬でオーバーレイネットワークを構築!」

次のIII戦の時が、

  遊馬「俺は、俺自身とお前をオーバーレイ!

     俺たち二人で、オーバーレイネットワークを構築!」

そして、三度目となる今回が

  遊馬「俺と!」  アストラル「私で!」

  遊馬「オーバーレイ!!」

最初はアストラル主導での変身が、次に遊馬の主導となり、

三回目で遂に二人で声を合わせてオーバーレイネットワークを構築する様になる。

ゼアルへの変身も慣れてきて、二人の息が合ってきた証拠。





ゼアルの表情、凛々しくてかっこいい!

「ゼアルウラって・・・。」の時の戸惑った声、

遊馬と違って低めで、大人っぽい。



超展開で、観客の反応が気になる所。

トロンの顔に関しては、ARだと思っているようだけど。

ゼアルウラもARだと思ってるのかな?



ゼアルの存在を知っているのは、これまで遊馬の仲間達とカイトだけだったけど。

これで公になってしまった。

フェイカーにもその存在が知られてしまうのは、大丈夫なのか?



ゼアルに変身する前、アストラルは観客に見られている事を気にしていたけど。

ちゃんと遊馬に気を使ってくれてるんだな。

セアルの存在が知られる事が、遊馬にとってどんな影響を及ぼすか分からないけど。

遊馬はそんな事気にしない。



この緊迫したデュエルの中で、タスケルトンの効果の演出が、コミカルで楽しい。(笑)





デュエル時の、アップから引き、

マジックを発動する時の、一瞬の目のアップ。

派手な遊馬とトロンのアクション。イキイキしてて良い。



作監:Noh Gil-bo)

(脚本:吉田伸)