遊戯王ZEXAL  第65話

第65話「ナンバーズ総力戦!遊馬VSトロン驚異の超異空間デュエル!」



カイトがトロンに敗北し、慌ててDr.フェイカーに報告するMr.ハートランド

しかし、フェイカーは動じない。全ては想定の範囲内



勝戦異世界の疑似空間であるスフィアフィールドで行われる。

それは、ナンバーズの力を最大限に活かす為のフィールド。

手札のモンスターから召還条件を無視して、エクストラデッキからランダムにナンバーズを召喚できる。

この方法で召喚されたナンバーズは、オーバーレイユニット(ORU)を使い切ると破壊されてしまう。



先行のトロンが早速スフィアフィールドの特殊ルールを用いて、No.56 ゴールドラットを召喚。

続く遊馬も特殊ルールを用いて、No.12 機甲忍者クリムゾン・シャドーを召喚し、

ゴールドラットを破壊する。



しかし、次のターン、トロンは三体のナンバーズを召喚。

トラップを使い、三体のナンバーズの攻撃を何とか凌ぐ遊馬。

しかし、ORUを使い切ったクリムゾン・シャドーは、

スフィアフィールドの効果により破壊されてしまう。

今度は遊馬がマジックを使い、ホープを含め三体のナンバーズを召喚。



両者の場に三体ずつナンバーズが揃った。

本当の勝負はここから。





サブタイトル通り、ナンバーズ総力戦!

これは盛り上がる!!



デュエル前、激励に来た仲間達と手を重ねてるシーン。

最後にアストラルの手が重なる所、良かった。

重ねられたアストラルの手を見て、ハッとして遊馬がアストラルを見る。

アストラルがにっこり微笑み、遊馬も笑顔になる。

触れることが出来ないのを承知で、添えられた手。

でも、心はみんなと一緒なんだ。



この場に、いつもなら居るはずの小鳥がいない・・・?

と思ったら、最後にデュエル飯を渡してくれました。

絶対の絶対だからね!と言葉を重ねる所が、幼なじみの二人らしくていい。

遊馬が去ったあと、「どうせ止めたって、行っちゃうんだから。」と呟く小鳥。

心配でも信じて待つ事が出来る、小鳥は強くて偉いな。



前回敗北したカイト。

カイトが倒れたのは、デュエルダメージと疲労のせいかと思ったら。

ナンバーズを奪われただけではなく、魂も奪われた状態らしい。

アストラルによれば、奪われたドロワやカイト、ハルトの魂も、トロンを倒せば元に戻る可能性が。



トロンの口から明かされた新事実いろいろ。



異世界の狭間を彷徨う間、バイロンが思い出したのは、一馬の言葉だった。

しかし、一馬の信じる友情も仲間も、全部無意味だ、と言い切るトロン。

一馬の言葉は、裏切られ絶望して異世界を彷徨うバイロンの、心の支えにはならなかった?

だったら、なぜ忘れずに彼の言葉を思い出していたのか?



III、IV、Vの三人の息子達は、魂の抜け殻となっている事。

この事実を、遊馬はここで初めて知る。



トロンが与えた紋章の力は、それぞれの魂に直結し、

力の強いナンバーズを使い、デュエルに負ければ、魂を消耗してしまう。



紋章の力を使い果たして疲労で眠りにつく、のかと思ってたけど、

ナンバーズを使ったデュエルでの敗北で、自動的に魂を失う仕組みなら、

彼ら三兄弟に、敗北は許されず、

アストラルと同じような覚悟でずっとデュエルしてきたのか。



ナンバーズにはこの世界を滅ぼす力がある。

アストラルは復讐の為の使者だと、トロンが言い出す。

これはアストラルを惑わす為の、トロンの嘘だと思うけど。

(多分、アストラル世界を破壊から守る為の使者、だよね?)



トロンのこの言葉で、アストラルの心に迷いが・・・。

遊馬の、俺はお前を信じると言う言葉で、迷いを振り切り。

いつもの調子で、遊馬のデュエルの未熟さを指摘するアストラルが良かった。



今回のスフィアフィールドは、異世界の疑似空間。

だとしたら、ゼアルの登場も期待出来る?

過去のデュエルを見る限り、ゼアルの登場は現実世界じゃなくて、

皇の鍵の中の異空間や、異世界の扉が開いた時など、

特殊な空間でないと出現できないみたいだし



遊馬達の闘志を見て、嬉しそうなトロン。

やはり何か企んでるんだろうな。

ナンバーズを次々と召喚する事が、逆に遊馬達を追い詰める事になる?



トロンが以前の様に、対戦相手をやたらと煽らないのは、

紋章神を操るのに十分な怒りのエネルギーを蓄えたから?

遊馬の怒りはもはや必要ない?



フェイカーが今回、初めて公の場に姿を現す。

スタジアムの観衆の前で、あんな登場の仕方をしたら、悪巧みがバレてしまいそうなのに。



カイトが敗れたというのに、あのフェイカーの余裕も気になる。

カイトの敗北も、想定の範囲内

だとしたら、ハルトの力を失い、カイトの集めたナンバーズが無くなっても、

まだフェイカーの野望を達成する手段が残されている?

このスフィアフィールドに、その仕掛けがあるのか?



「フェイカーのやつ、完成させたんだ。」

トロンはフェイカーがスフィアフィールドを開発しているのを知っていたようだから、

フェイカーのこの企みも、トロンはお見通し?

トロンは遊馬をデュエルで倒した後、フェイカーにどう復讐するつもりなんだろう?



トロンの三体のナンバーズの攻撃を凌ぐ為に、

モンスター効果を使わずに、先にトラップを使う、デュエルの駆け引き。

効果を使う順番を指示したアストラルの戦略の上手さが出てる。



スタジアムの観客席に、WDC序盤で遊馬達とデュエルしたキャラ達の姿が。

懐かしいナンバーズも登場して、嬉しいし、盛り上がる!





キャラの心理描写や演出が、上手いな。

仲間と手を重ねるアストラルのシーンがいい!

遊馬と小鳥のやり取り、二人の絆の強さ。

遊馬のデュエルの未熟さを指摘する事で、アストラルが元気を取り戻した事を表現する所。



独特のキャラ絵。

顔と目の幅が広く、幼い感じ。

キャラのアクションからカメラを引く派手な演出。

遊馬がホープを引いた時の表情と動きがイキイキしてる。

作監高橋和徳)

(脚本:吉田伸)